私は松江市内の学校を卒業後、建築技術員(電気)として市役所に入庁しました。採用から今日に至るまで同様の業務に従事しています。市役所や上下水道局など松江市役所全体で見ても、電気の技術員はごく少数です。学生時代は主に電気工学を専攻していました。その知識や技術を生まれ育った松江市で生かしたい、貢献したいという思いがあり、当時募集のあった建築技術員(電気)を志望しました。卒業した地元の学校やスポーツ施設、温泉施設など、学生時代によく行き、通い、遊んだ建物の整備や改修工事に携わることができ、懐かしさを感じつつ、もっと良くしていきたいという気持ちが芽生えています。
私の担当業務は、市有建物等の電気設備や機械設備にかかる工事発注のための設計や実際の工事発注、工事監理です。具体的には、小中学校へのエアコン、無線LANの設置事業や、国宝松江城や嫁ヶ島へのライトアップ設備の設置事業、市営住宅の浴室の改修事業など、様々な設備にかかわる工事に携わってきました。また、電気の建築技術員である一方で、他分野である機械設備や建築などの業務も行っています。学生時代に学んだことが生かされることもありますが、そうではないことが業務で必要となる場合もあります。どの業務であっても、社会人になってからも勉強が必要だと感じています。
私は学生時代に市役所へ行ったことがなく、住民票を発行したり、松江市の規則やルールを決めていたりする場所というイメージでした。普段の生活の中で行くことがなかったため、実際何をやっているか分からず、市役所で電気を志望したけれど、「果たして自分は市役所で何をするのだろう?」という気持ちで採用試験を受けていました。実際に入庁してみると、市役所で働いている人数の多さ、部署の数に驚きました。私の部署は建築技術員が大半を占めており、困ったことがあればすぐに相談でき、一緒になって考えてもらえる風通しの良い環境で、とても助かっています。同期入庁の職員も多く、全庁的に気軽に相談できるような雰囲気だと思います。
社会人になると休みが取れない、取りづらい、残業が多いかと思っていました。しかし、職場全体として休暇がとりやすく、残業をなるべくしない雰囲気があります。担当している業務次第にはなりますが、自分のタイミングで休暇が取得できます。休暇制度を活用することで旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、使い方は人によって様々です。また、毎月1日、20日及び毎週水曜日のノー残業デーには、職場の仲間とスポーツをしたり、地元の消防団活動に従事したりしています。休日や勤務後をより充実させることで仕事とのメリハリがつきますし、プライベートでの経験や人脈が仕事に生かされることもあります。
求職者へのメッセージ
※所属・役職等は取材当時のものです
まずは松江市の「ファン」になってみてください。松江市には歴史的な街並みや建造物があります。豊かな自然や温泉、プロバスケットボールチームなど様々なものがあります。市内を散策してみたり、市有施設を訪問してみたり、新庁舎を見学してみたり、松江市のまちの雰囲気を感じ取ってみてください。「このまちって素敵だな」「松江市に住んでよかったな」「このまちをより良くしていきたいな」と思った方、ぜひ市役所で自分らしさ、個性を発揮してみませんか。仕事の中には大変だと感じるものもありますが、それと同時にやりがいを得られる仕事です。松江市の「ファン」の一員として、私たちと共に成長し、未来の松江市を創造していきましょう。
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