ガス漏れの事故防止について【注意喚起】

更新日:2023年02月01日

一般家庭や飲食店の厨房等で、LPガス(プロパンガス)を使用する皆様へ

 近年、リフォーム業者や解体業者等のLPガス以外の工事によるガス管を損傷するなどの事故が多く発生しています。

 このような事故を防ぐためには、LPガス販売事業者と工事業者で事前の確認・打合せが重要です。ご家庭の敷地内にガス管が埋設されている場合もありますので、工事前には、必ずLPガス販売業者へ連絡をしてください。

LPガスをお使いの皆様へ チラシ

 また、休業などでガスを長期間使用しない場合や事業を再開する場合にも、LPガス販売業者へ連絡してください。

 営業を再開される際には、ガス機器や安全装置などに異常がないかを確認してください。

業務用厨房機器をお使いの皆さまへ チラシ
ガス機器を正しく安全に使用し、日頃から点検やお手入れを大切に。 チラシ

ガスの臭いを感じたら

 安全な場所に避難して、 緊急時の連絡先または取引先のガス販売事業者に連絡してください。ガス販売事業者の安全確認が済むまで、ガスは使用しないでください。

注意事項

  1. 使用中の火は全部消してください。
  2. 火気は絶対に使用しないでください。
  3. コンセントやスイッチに絶対手を触れないでください。(火花が出てガスに着火するおそれがあります)
  4. 窓や戸を大きく開けてください。(LPガスは空気より重いので、下方にたまります)
  5. ガス栓やメーターガス栓を閉めてください。
  6. 屋外の容器バルブも閉めてください。
火気厳禁 チラシ

 ガス漏れの発生を素早く認知するには、ガス警報器の設置が効果的です。
 なお、ガス警報器は、常に電源コンセントに接続しておいてください。

事故事例

ガス管損傷による漏えい火災事故

 一般住宅の解体中、LPガスによる火災事故が発生した。事故原因は、解体業者が工事中、重機により供給管を破損させ、LPガスが漏えい。重機が供給管に接触した際の火花がLPガスに着火してしまったためであった。

LPガスの漏えい、引火による事故

 一般家庭のコンロ周辺を焼損し、住人が両足を火傷する事故が発生した。事故原因は、住人が二口ガス栓のコンロ接続側を閉めるつもりが、誤って閉まっていた未使用側のガス栓を開けてしまい(以下「誤開放」という。)LPガスが漏えいした状態でコンロの点火操作をしたことでLPガスに引火し、付近へ燃え広がったためであった。

一酸化炭素中毒による事故

 飲食店の従業員が厨房で一酸化炭素中毒になる事故が発生した。事故原因は、事故数日前にコンロ内に鍋の内容物が流入したことで、燃焼に必要な酸素の供給が不足したことに加え、換気扇が故障で作動せず、十分な換気が行えなかった状況で発生した一酸化炭素を吸い込んだためであった。

事故防止のため法定の点検・ 調査を受けましょう

法定の点検・調査とは…定期消費設備調査

定期消費設備調査は4年に1回実施します。
(注意)埋設部や地下室に設置された配管の種類によっては1年に1回の点検が必要な場合があります。

 定期消費設備調査は、ガスメーター出口からガス器具までの消費設備において配管のガス漏れやガス器具(給排気含)の設置・接続状況、機能の確認などの調査を行います。

供給設備・消費設備の分類についての図

 この調査は、保安機関として認定を受けたLPガス販売事業者、またはその委託を受けた認定保安機関(保安センターなど)が行うことになっています。販売事業者や保安機関から法定の点検・調査のお知らせがあった場合には、事故を防止するために受けるようにしてください。

販売業者が自ら保安業務を行う場合と保安業務を他の保安気管に委託する場合の委託相関図

 また、点検・調査の費用は原則無料ですが、調査の結果、使用に危険があるという理由でガス機器の交換を勧められた場合には、費用負担などによく確認・相談した上で、事故防止の観点から、早い機会に交換するようにしてください。

消費設備についての三者相関図

問い合わせ先

予防課 危険物保安係:0852-32-9124

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 予防課
郵便番号:690-8521  松江市学園南一丁目17番3号
電話:0852-32-9121(予防係)、0852-32-9124(危険物保安係)
ファックス:0852-22-9876
お問い合わせフォーム