市民憲章・解説
市民憲章
私たちは松江市民です。雄大な日本海、美しい中海と宍道湖、八雲立つ山々にいだかれた松江がだいすきです。
私たちはこのかけがえのない自然を守り、先人のつちかった歴史を誇りとし、住む人に希望と勇気を与えるまちにします。
私たちは訪れる人にもてなしの心で接し、新しい松江のまちを築くため、手をとりあって進みます。
一、青い海と湖、緑あふれる美しい自然のめぐみを大切に、きれいなまちにします。
一、人の立場を重んじ、すこやかで心にゆとりのある、明るく住みよいまちにします。
一、礼をつくし勉学にいそしみ、未来にはばたく、希望にみちたまちにします。
一、はるかな歴史のいとなみと、つちかわれた文化をうけつぎ、心ゆたかなまちにします。
一、働くことによろこびと誇りをもち、活気がみなぎる、いきいきとしたまちにします。
解説
全体
私たちは松江市民であることを最初に宣言し、市民一人一人が、合併によってできた新市の融合・一体化をめざしたまちづくりの指針とするために、国際文化観光都市松江の市民憲章を平成18年10月8日に制定しました。
市民憲章の文章は、次代を担うこどもたちのためにも、わかりやすく、簡潔にまとめ、リズム感あふれる文章で表現しました。
前文
松江市は日本海・中海・宍道湖と八雲立つ山々に囲まれた、自然あふれるすばらしい環境に包まれています。ことに夕日は全国的にも有名であり、この自然を守り、未来に残すためにも市民一人一人が努力をしていきます。
赤ちゃんやお年寄りにも優しく、障がいを持った方々にも優しいまちづくりをおこない、誰もが思いやりの精神をもち、お互いに助け合う住みよいまちにします。
未来あるこどもたちは夢を追いかけて勉学に励み、市民誰もが広い視野と生涯にわたって学ぶ意欲を持つ前向きの気持ちを育てます。
先人がつちかった歴史に感謝の気持ちをもち、古代出雲文化の発祥の時代から現代まで松江が育ててきた大切な『松江らしさ』を守ります。松江の伝統的な文化、松平不昧公が茶の湯にこめられた「もてなしの心」を大切にし、小泉八雲の愛した落ち着きのあるまちで来訪者をお迎えします。
本文
環境
松江市は日本海・中海・宍道湖に育まれ、また緑あふれる山野に囲まれています。このかけがえのない自然を守り、次の世代に伝えていくことが使命です。
人権・福祉・健康
こどもからお年寄りまで、みんなが幸せに暮らせるまちであるために、あらゆるものに対し思いやりの心とゆとりを持って接し、住みやすいまちをめざします。
教育
こどもも大人も礼儀を大切にし、また、学習に意欲をもって取り組み、未来を見つめる広い視野を養い、希望あふれるまちにしていきます。
歴史・文化
古代出雲文化や近世城下町文化の繁栄した地としての誇りを持ち、21世紀を生きる市民として、更に新たな創造に努力します。
勤労・産業
豊かな産業を育むことで、まちに新たな発展をもたらします。そして、そこに働く市民が歓びと誇りを持てる活力ある明るいまちにします。
制定経緯
平成17年3月31日 |
8市町村が合併し、新松江市が誕生 |
平成18年2月1日~ |
市民各界各層からなる市民憲章等検討委員会発足 同年8月までに検討委員会5回開催 |
平成18年3月1日~31日 |
市民アンケート実施 |
平成18年4月5日~ |
市民憲章起草委員会発足(同年5月までに3回開催) |
平成18年6月1日~20日 |
パブリックコメント実施 |
平成18年8月9日 |
市民憲章等検討委員会から市長へ報告 |
平成18年10月8日
|
市民憲章、市の花・木・魚介の制定 市民憲章、市の花・木・魚介の発表(市民体育祭において) |
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更新日:2024年09月05日