松江城天守学術調査報告書
松江市では、平成22年度に松江城国宝化推進室を発足して以来、松江城に関する調査研究を進めるとともに、その成果を皆様にお伝えし新たな調査研究の進展につなげることを目的に、報告会の開催や報告書の発刊等に取り組んでいます。
平成22年度に始まった松江城天守の国宝化推進事業において、松江市では専門の研究者による「松江城調査研究委員会」を設置して調査研究に着手しました。その初代委員長を務められた故西和夫先生(神奈川大学名誉教授)に調査を依頼し、神奈川大学と松江市との学官連携事業として平成22年7月から平成24年3月までの間、学術調査を行いました。本書は、その調査結果の報告書で、ここに示された新たな知見の数々は、その後の国宝指定につながる大きな原動力となりました。(PDF公開のみ)
『松江城天守学術調査報告書』
- 第1章:経緯と経過
- 第2章:平成22、23年度の調査によって判明した新知見―柱について
- 第3章:平成22、23年度の調査によって判明した新知見―横架材について
- 第4章:類例建物との比較検討
- 第5章:分銅紋に「富」の字の刻印をもつ部材の検討
- 第6章:松江城天守の細部意匠の興味深い二つの点について
- 第7章:天守を大切にしていくために―町の歴史的建造物の調査を一日も早く
平成25年(2013)1月刊 (PDFファイル: 26.2MB)
A4判114頁
この記事に関するお問い合わせ先
文化スポーツ部 松江城・史料調査課
電話:0852-55-5959(松江城係)、0852-55-5388(史料調査係)
ファックス:0852-55-5495
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更新日:2024年04月26日