御風呂屋修理状況(平成28-29年度)

更新日:2023年02月01日

平成30年3月

屋根工事

きれいに修復されたかやぶき屋根の写真

南東より見る。

木工事左官工事

割り竹を小縄を使って組んだ壁の下地の写真

木工事では補修した造作材の取付を完了した。

左官工事では壁下地小舞掻きを完了した。

平成30年2月

屋根工事下屋庇柿葺完了

木の薄板を幾重にも重ねた杮葺の下屋庇の写真

屋根工事茅下地組完了

屋根の一番高い箇所から軒桁にかけて、斜めに取り付けられた垂木の写真

修理前の破損状況では、軒が垂下し一部竹垂木の折損が見られたことから、今回垂木の約3本に1本の間隔で力垂木(桧丸太径2寸)を入れた。

平成30年1月

下屋の庇復旧

垂木の上に簾がかけられている写真

下屋庇化粧軒裏の復旧状況。化粧垂木は現状通り谷中竹を掛蔓(葛)で取付、葭の簾を復旧した。

下屋庇柿葺

下屋庇の柿葺の木の板を打ち付けている作業員の写真

下屋庇野地を復旧し、柿葺に着手した。

茅葺下地組の状況

竹の棒を紐で組んで茅葺下地組を作っている作業員の写真

谷中竹の取付状況。

平成29年12月

小屋梁組立の完了

梁の組立手が完了した小屋の写真

平成29年11月

軸部組立の状況

柱同士を水平方向につなぐ貫を取り付けている作業員の写真

補修した柱、貫を組み立てた。

平成29年8月

柱繕い状況

柱の揚屋工事を行っている作業員の写真

破損が比較的軽微な柱は解体せずに、柱を30ミリから40ミリ揚屋して補修を行った。

平成28年12月

12月末現在の現場の状況

1期工事での解体範囲を終了した。

屋根を解体した小屋を上から撮影した写真
屋根が解体されて柱だけが残っている焚口土間の写真

平成28年10月

下屋庇柿葺の状況

古く劣化している御風呂屋下屋庇柿葺の写真

前回の修理は平成14年に行われ、現在14年が経過している。柿板は杉材が使われているが、前々回の修理では椹材が使われていて、軒付けと茅葺の下に残存していた。

下屋庇野地の状況

木材が劣化している御風呂屋下屋庇野地の写真

平成28年9月

茅の解体完了

茅が取り除かれて垂木の骨組みだけの屋根の写真

垂木、屋中の解体完了

御風呂屋垂木、屋中が解体され、木材の一部が劣化して破損している写真

写真手前の桁が、蟻害により折損し垂下している状況がわかる。

平成28年8月

素屋根の組立完了

御風呂屋の周りに足場が組まれシートがかけられている写真

茅の解体状況

御風呂屋の茅が一部剥がれて中の骨組みが見えている写真

御風呂屋の茅は菅田庵、向月亭と同様に、主に男葭(男木)、葭(女葭)、ススキが混ぜて使われている。前回の全面葺替修理は平成3年に行われ破損が進んでいる。

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電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5523(文化財係)
ファックス:0852-55-5658
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