まいぶんTIME

更新日:2023年02月01日

(2021年8月24日更新)

市報まつえでは連載企画として「まいぶんTIME」を隔月で掲載しております。橋南地域の遺跡や出土品を中心に市の埋蔵文化財について紹介します。

vol.2千三百年前の最先端アート!出雲国分寺の『おしゃれな瓦』

 竹矢町にある出雲国分寺跡は、奈良時代に天皇の命令によって建てられたお寺です。軒先の瓦には花をあしらった独特な模様が描かれ、これは朝鮮半島で使われていたものとよく似ています。当時の海外の文化を取り入れたとてもおしゃれな瓦ですね。出雲国分寺跡の瓦は八雲立つ風土記の丘にて常設展示されています。

表面に細かな花の模様が描かれた、2種類の出雲国分寺跡の軒瓦の写真

vol.1古墳時代の祈りのアイテム『子持勾玉』

 乃木福富町の二名留2号墳で、石の棺の上から長さ11センチもある大形の勾玉が1点だけ置かれた状態で見つかりました。周りに小さな勾玉がいくつも付いていることから、「子持勾玉」と呼ばれています。変わった形をしていますが、なぜこの形になったのかは分かっていません。身につけるには大きすぎるため、祭祀に用いられたと考えられています。

子持勾玉を両手で持っている写真
勾玉の背や腹に数個の小さな勾玉を付けた子持勾玉の写真

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部 埋蔵文化財調査課
電話:0852-55-5284(調査企画係)、0852-55-5293(発掘調査係)
ファックス:0852-55-5571
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