松江市美保関重要伝統的建造物群保存地区の選定にかかる答申について
松江市美保関重要伝統的建造物群保存地区の選定に係る答申
令和8年5月22日(金曜日)に、国の文化審議会(会長 日比野 克彦)が開催され、本市に所在する「松江市美保関伝統的建造物群保存地区」を重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう、文部科学大臣へ答申されました。このことにより、美保関の伝統的な町並みは文化財として更なる価値付けがなされることになります。
なお、正式な選定は、答申後に行われる官報告示をもって決定します。
選定地区の概要
- 名称:松江市美保関伝統的建造物群保存地区
- 所在地:島根県松江市美保関町美保関の一部
- 面積:約5.9ヘクタール
- 種別:門前町・港町
- 選定基準:(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
- 概要:保存地区は、島根半島の最東端に位置し、中世以降海上交通の拠点として山陰海域の中心的な港となり、美保神社を中心とした集落が形成されました。近世においては、北前船の風待ちの寄港地として栄え、現在に続く町並みが形成されました。漁業を中心とした集落であると同時に、船乗りが滞在した港町として、また門前町としての性格も持ち合わせ、江戸時代から昭和30年代までに建築された特徴ある伝統的建造物も多く残っています。明治期に作成された地割図が残されており、江戸時代末期に形成された地割が現在まで非常によく保存されています。この歴史的な町並みに加え、明治以降も続く祭礼行事などの人々の活動も融合し、門前町・港町としての歴史的風致がよく残っています。
写真1)湾岸に沿った美保関の町並み
写真2)石敷きの本通り沿いに建ち並ぶ町家や旅館建築
松江市美保関伝統的建造物群保存地区の範囲
市長コメント
古い歴史と文化に培われた美保関地区の町並みについて、文化審議会から文部科学大臣に対して、「重要伝統的建造物群保存地区」の選定がなされるよう答申があったことを、大変嬉しく受け止めております。
これまで同地区指定に向けて、積極的に取り組んでこられた地域の皆様に敬意を表しますとともに、文化庁、島根県、松江市伝統的建造物群保存地区保存審議会、島根県建築士会をはじめとして、ご支援いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
美保関地区は、海上交通が盛んだった江戸時代には北前船の「風待ち」の寄港地として、また、えびす様の総本宮である美保神社の門前町として栄え、商業地・観光地として発展してまいりました。
今般の「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を通じて、私たち市民が本市固有の貴重な町並みや歴史・文化に対して愛着や誇りを育み、その保全・活用と次代への継承を図る機運を、より一層高めてまいる所存です。
本市として、「Authentic Japan MATSUE(ホンモノの日本があるまち・松江)」の魅力を磨き上げて精力的に発信し、来訪された皆様がわが国の伝統・文化の尊さ・素晴らしさを実感できるよう、地域や関係団体と一丸となって取り組んでまいります。
引き続き、皆様からご支援ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
文化スポーツ部 文化財課
電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5523(文化財係)
ファックス:0852-55-5658
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更新日:2026年05月25日