松江市総合文化センター(プラバホール)パイプオルガンの取り扱いについて

 松江市では、昭和60年の総合文化センター建設時に、「国際文化観光都市に相応しい薫り高い文化創造の拠点施設の象徴」として、プラバホールにパイプオルガンを設置しました。中四国地方の公共ホールでパイプオルガンを設置しているのはプラバホールだけであり、開館時から専属オルガニストを配置し、多様なオルガン事業を実施してきました。

 一般的に、パイプオルガンは20年から25年ごとにオーバーホール（分解点検修理）を実施するケースが多いようですが、プラバホールのパイプオルガンは設置後35年以上にわたり一度も実施していません。このことに関しては、平成30年度に開催した「プラバホールの利活用に関する専門的有識者会議」において、「パイプオルガンがあることによるメリットと課題を整理したうえで判断すべき」とのご意見をいただいており、パイプオルガンのあり方も含め、市民の皆様のご意見を伺いながら検討を進めてまいりました。

 その結果、松江市では、令和4年度から5年度に実施する総合文化センター大規模改修工事にあわせてパイプオルガンのオーバーホールを実施することとしました。オーバーホール後は、「学校教育におけるパイプオルガンの活用」や「気軽に来場できる演奏会の定期開催」など、子どもたちをはじめ、多くの市民の皆様にパイプオルガンを身近に感じていただけるような取り組みを拡充してまいりたいと考えています。

松江市教育委員会生涯学習課企画調整係

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