ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症

更新日:2023年02月01日

(2018年10月11日更新)

ヒトメタニューモウイルスに有効なワクチンはありません。

感染及びその拡大を防ぐには、手洗いの励行、マスクの着用など、飛沫感染および接触感染対策が重要です。

特に高齢者施設で発生した場合は、外出・外泊・面会の中止、施設内の消毒、手洗いの励行、入所者全員の体温測定(1日1回)による発症者の早期

発見・早期治療、および発症者の居室分離などの対策をご検討ください。

消毒液はアルコールや0.02%次亜塩素酸ナトリウム溶液が有効です。手指の消毒にはアルコールによる擦り込み消毒を行いましょう。

ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症とは?

ヒトメタニューモウイルスは、乳幼児の呼吸器感染症として知られているRSウイルスと同じニューモウイルス科に属する、2001年に発見されたウイルスです。RSウイルスとは性状および症状が類似しています。世界中に存在し、ほとんどの人が5歳までに初めての感染を経験しています。また、生涯を通じて何回も感染します。
感染経路は、患者のつばや咳のしぶきによる飛沫感染と、手や指を介した接触感染です。4から5日の潜伏期間の後に咳、発熱、喘鳴、さらに重症化した場合には、気管支炎、肺炎を発症します。
このウイルスに対する特異的な薬はないので、それぞれの症状に対する治療をおこないます。
ヒトメタニューモウイルスやRSウイルス感染症は、乳幼児のほか、高齢者での発生もあり、施設での集団発生事例が報告されています。

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