デジタル窓口実証実験の結果について

更新日:2023年03月30日

実証実験について

市民の利便性向上と窓口の業務の効率化を目的に、パソコンやスマートフォンなどデジタルを活用して保育所入所申込書を作成できる「書かなくて済む窓口」の実現を目指し、令和3年12月7日から実証実験を行いました。

この度、実証実験の結果をお知らせします。

実証実験の内容及び結果

第1フェーズ

  • 実験期間 令和3年12月7日から令和3年12月16日
  • 実験方法 Webで作成した申込書を自宅で印刷し、窓口に提出するものでした。
  • 利用件数 751件の申込件数のうち6件でした。

第2フェーズ

  • 実験期間 令和4年2月1日から令和4年6月10日
  • 実験方法 Webで入力した内容をQRコードに保存し、QRコードを窓口で読み取り、申込書を印刷するものでした。
  • 利用件数 216件以上の申込件数のうち9件でした。

第3フェーズ

  • 実験期間 令和4年5月12日から令和4年6月30日
  • 実験方法 第2フェーズと同じ方法で、幼稚園等の預かり保育の無償化にかかる書類を作成し、印刷するものでした。
  • 利用件数 利用はありませんでした。

第4フェーズ

スマートフォンなどで簡単な質問に答えることで、その人に必要な手続きを案内するものでしたが、5月の新庁舎1期棟供用開始に向けて準備中の「新窓口システム」で、ライフステージごとの手続ナビに包含されることになりました。

市民向けアンケートの結果

市民向けアンケートの結果を要約すると、以下のとおりでした。


評価している点


  • 市役所に行かずに申請書が作れる
  • 使い方が分かりやすい
  • 手書きより間違えを直しやすい
  • 記入漏れに気づきやすい
  • 慣れているデバイスであれば手書きよりも早く入力でき楽

改善すべき点


  • ペーパーレス化(自宅で印刷はプリンタがないと困る)
  • 何度も同じことを書かせないこと
  • キーボード入力の改善(数字、カナ項目でかなが初期表示される)

将来期待する点


  • マイナンバーから住民情報を入力情報に反映させる
  • スマホでの帳票プレビュー表示
  • 申請内容の複写機能
  • 行かずにネットのみで申請したい(審査基準や本人確認)
  • 印刷や身分証明書の簡略化

実証実験に対する考察及び今後の方針

実証実験の利用数が少なかった理由として、Webの入力画面が分かりにくく、入力が難しいとの声がありました。

また、家庭や勤務先、子どもの状況に応じた最適な保育所について、窓口で相談して選びたいというニーズが高いことも挙げられます。

この結果を受けて、保育所入所申込の「書かなくて済む窓口」システムの導入にあたっては、入力のしやすさを重視して取り組みます。併せて、スマートフォンやタブレット等を使用し、窓口で相談しながら、ご自身で申込書が作成できる仕組みも検討します。

この記事に関するお問い合わせ先

こども子育て部  保育所幼稚園課
【保育・教育施設】電話:0852-55-5498(運営係)
【市立保育所・幼稚園・幼保園の管理・建設・統廃合・修繕】電話:0852-55-5688(施設係)
【保育所等の入所・保育料納付・幼児教育保育の無償化】電話:0852-55-5312(認定入所係)
ファックス:0852-55-5562
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