離乳食のすすめ方(5,6か月頃)

更新日:2024年04月05日

離乳食のスタートについては、松江市の4か月健診時に管理栄養士がご希望の方へお話しします。離乳食の実物を見たりしながら、デモンストレーションも行っています。待ち時間に、お気軽にお声掛けください。

5~6か月頃の離乳食(離乳食初期)

目次

  1. 離乳の開始とは?
  2. 離乳初期の目標
  3. 5~6か月頃の食べ方
  4. 食品の種類と組み合わせ
  5. 食べ物の形状と分量

1.離乳の開始とは?

なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時をいう。

開始月齢のめやす

生後5~6か月頃

発達のめやす

・首のすわりがしっかりして寝返りができる
・5秒以上座れる
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)

哺乳反射は、生後5~7か月頃に消失する。

 

(注)ただし、子どもの発育及び発達には個人差があるので、月齢はあくまでも目安であり、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気がつくように。

2.離乳初期の目標

たくさん食べることよりも、離乳食を飲み込むことや、舌ざわりや味に慣れることが目標です。

離乳食

1日1回食べる練習をスタートしましょう。授乳のリズムに沿って、離乳食を食べる時間を決めてリズムをつけます。

母乳又は育児用ミルク

授乳のリズムに沿って飲ませます。赤ちゃんが欲しがるだけしっかり与えましょう。

3.5~6か月頃の食べ方

赤ちゃんの口の動き

  • 唇を閉じて、食べ物を"パクっ"と取り込んだり、"ごっくん"と飲み込むことができるようになります。
  • 舌の動きが発達して、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込むことができるようになります。

食べさせ方(スプーンの使い方)

  1. スプーンを下唇の上に置き、口が開いて取り込むのを待ちます。上唇で挟んだら、スプーンをゆっくり水平に引き抜きましょう。
  2. しっかり飲み込むのを待ったら、次のひとさじを。
  3. 口の横からこぼしたらスプーンで優しくすくい、もう一度食べさせて。

注意

  • 口の奥までスプーンを入れない
  • スプーンに食材が残っていても、上あごに擦りつけない (注)丸のみの原因になります。

食べる姿勢

膝の上に抱っこして食べてみます。上体を起こしたところから、少し後ろに傾けて食べさせると、食材が飲み込みやすくなります。

4.食品の種類と組み合わせ

離乳食のスタートは何を食べる?

10倍粥をやわらかくつぶした、"つぶしがゆ"から始めてみましょう。

まずはスプーン1さじから。日を追って少しずつ量を増やしてみて。

食材のすすめ方

1週間程つぶしがゆを飲み込む練習をしたら、お粥にプラスして野菜にチャレンジ。色んな種類の野菜をやわらかく加熱し、すりつぶして試してみて。

慣れてきたら、すりつぶした豆腐・白身魚、固ゆで卵黄なども少しずつ取り入れて。

5.食べ物の形状と分量

形状

  1. 最初はペースト状から始めましょう。ごっくんが上手になるまでは、すりつぶした食材を水分でしっかりのばします。
  2. 慣れてきたら少しずつ水分を減らし、ヨーグルト状に。
  3. つぶ感が残る程度にステップアップを。

分量

初めは、赤ちゃん用のスプーン1さじ量からスタートします。

  • 炭水化物(お粥など):1か月を過ぎた頃、小さじ10程度が食べられます。
  • ビタミン・ミネラル(野菜など):離乳食開始から1週間頃、1さじからスタートします。5~6か月頃は、20グラム程度まで量を増やします。
  • たんぱく質(豆腐や白身魚など):おかゆや野菜に慣れた頃、1さじからスタートします。5~6か月頃は、30グラム程度まで量を増やします。

味付け

この時期は調味料は使わずに、出汁と素材の味を活かしましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

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