松江市GIGAスクール構想

松江市GIGAスクール構想策定にあたって

  Society5.0時代に生きる子どもたちにとっ、タブレット端末はこれから鉛筆やノートと同じように学びの場に必須のアイテムとなります。今、まさに仕事や家庭はもとより、社会のあらゆる場面において、もちろん学校においてもICT技術を日常的に使いこなしていく時代が訪れようとしています。

  学校は、子どもたちが実社会を生き抜くための力を身につけ、将来に向けて限りない可能性を広げていくための土台作りの場所であるからこそ、ワールド・スタンダードである情報化の流れに遅れをとることは許されません。

  1人1台のタブレット環境は、令和の時代の学校のスタンダードであり、これまでの教職員による教育指導ノウハウの積み重ねの上に、最先端のICT教育を取り入れたハイブリッドな教育を行っていくことで、学校教育は大きく変革していきます。

  こうした変革に取り組むことこそが、多様な個性の子どもたちを誰一人取り残すことのない、個別最適化された学びや創造性を育む学びにもつながるものであり、特別な支援が必要な子どもたちの学習機会を保障し、その可能性を大きく広げるものにもなると確信しています。さらには教職員の働き方改革につながる有効な手法の一つであると期待を寄せています。

  ここで忘れてはならないことは、ICT教育の導入は手段であり目的ではないということです。子どもたち自らが、将来にわたって持続可能な社会の創造を担い、予測不可能な未来社会を自らの力で自立的に生きていくためにも、ICTを適正・安全に使いこなすことができるようネットリテラシーなどの情報活用能力を育成していくことが重要になります。

   国においては、「1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、並行してクラウドの活用、ICT機器の整備調達体制の構築、利活用事例の普及、利活用のPDCA サイクルの徹底等を進めることで、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させる」指針として「GIGAスクール構想」が策定されました。

  松江市教育委員会においては、本市教育大綱の基本理念「DREAMS from  MATSUE~ふるさと松江から、夢を実現し未来を切り拓く~」の実現に向け、児童生徒1人1台端末と校内ネットワークの整備を令和2年度に完了し、生徒1人1人の教育ニーズに対応した学びの実現、ICTを効果的に活用した学びの推進と授業改善による、主体的に伝え合い学び合う子どもの育成を、市立学校におけるGIGA スクール構想の目的とし、その具体的な利活用計画をとりまとめ、「松江市GIGAスクール構想」を策定しました。

 「新しい時代の教育」、共に歩みを進め、共に成長してまいりましょう。

松江市GIGAスクール構想

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