松江方式による屋外運動場芝生化事業
芝生特区
財団法人日本サッカー協会が小学校の校庭等の芝生化に向けて実施している、日本サッカー協会グリーンプロジェクト芝生特区第1号に松江市が認定されました。
特区認定には、芝生化の実績(全小学校のうち、3分の1の小学校が芝生化予定)、維持管理状況(1年以上良好な状態を維持)、推進体制(市、市民、サッカー協会などが一体となって推進)、利用制限(公益性のあるグラウンド)などの厳しい条件が付される中で、松江市が現在進めている屋外運動場の芝生化事業が全国で唯一条件をすべて満たしていると認められ、第1号認定を受けることとなりました。

松江方式とは
芝生化事業に係る経費(苗・潅水設備・管理備品・植栽後の維持管理に係る費用)は行政が負担し、植栽、維持管理、活用は地域と学校が受け持つことを基本に、地域と学校と行政がともに手をとり、協働で行うものです。
また、バミューダグラス(ティフトン419)という苗をポット苗で植えることで簡単に植栽することができます。
目的
子どもたちが運動や遊びをとおし体力を育む環境をつくること、また、各種地域団体と学校とが協働で芝生の維持管理を実施することにより、更なるコミュニティの活性を図ることを目的に事業を実施しています。
効果
- 安全にのびのびと思いっきり運動したり、遊んだりすることができ、体力向上が図れます。
- 屋外運動場の使用時に転倒等があった場合にも受傷の予防・軽減が図れます。
- 子どもたちが自分の手で作業を行うため、ものを大切にする意識を育てることができます。
- 夏季の屋外運動場の温度上昇を抑制することができ、温暖化防止の効果が期待できます。
- 植栽作業、維持管理作業を学校と地域の協働により実施するため、芝生化に係る経費の抑制が図れます。
- 学校と地域の協働により実施するため、更なるコミュニティの活性が図れます。
- 屋外運動場の砂埃が減り、近隣にお住いの方への住環境の向上が図れます。
- 屋外運動場の土砂の流出防止が図れます。
事業計画
屋外運動場の芝生化は1校につき2か年で実施します。
1年目
- 屋外運動場に潅水設備を整備(貯水タンク・送水ポンプ・スプリンクラー等)
- 備品倉庫を建設
2年目
- 植栽
- 備品購入(乗用芝刈り機・集草機、肥料散布機等)
- 植栽後の維持管理
費用
施設・設備
- 潅水設備工事約460万円
- 備品倉庫建設120万円
備品・維持
- 乗用芝刈機、肥料散布機、集草機等備品約90万円
- 芝生の苗1株約20円(平米あたり4株)
- 肥料、補植苗約45万円
- 水道、電気代は別途必要
植栽
平成25年度植栽(本庄小学校)平成25年6月23日
地域の方、企業から来ていただいたボランティアの方、合計300名の方々にご参加いただきました。


植栽後肥料を撒き、散水を行いました。


植栽後2週間目の様子です。(平成25年7月5日)


植栽後4週間目の様子です。(平成25年7月21日)


植栽後6週間目の様子です。(平成25年8月5日)


この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 学校管理課
電話:0852-55-5415(学校経理係)、0852-55-5408(施設管理係)
ファックス:0852-55-5534
お問い合わせフォーム
更新日:2023年02月01日