令和7年度市報ミニコーナー
令和7年度に市報松江に掲載した記事をご紹介します。
旅行予約サイト 申し込み前によく確認!(令和7年6月号)
●相談事例
国内の旅行予約サイトで 3 週間後に出発の3泊4日の国内旅行ツアーを大人3人分申し込んだ。前日に「1人 あたり4万5千円」という広告を見てブックマークしておき、翌日、その広告サイトから条件を入力し、各項目に 入れて申し込みを完了した。その後、落ち着いて旅行代金を確認すると「1人6万円」に変わっていた。すぐにキャンセルしたが、キャンセル料1万2千円を請求された。申し込み前に確認画面も表示されていたが、よく確認せずボタンを押してしまった。すぐにキャンセルしたのだから何とかならないか。
●ひとことアドバイス
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旅行予約サイトを通じて予約する場合は、店舗での予約と異なり、対面で詳しく説明を受けることができません。消費者自身が申し込み完了前に契約条件や予約内容を十分に確認したうえで契約する必要があります。
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解約や内容変更などに関する条件は、原則契約内容にしばられます。申し込み完了直後に入力ミスなどに気づいても、無条件で解約・変更ができるわけではありません。申し込みを完了する前に名前のつづりやメールアドレスを含め、旅行日程等の予約内容が正確に入力されているかよく確認しましょう。
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申し込み時の予約内容が確認できる画面や契約後に送付される予約確認メールなどは、旅行が終わるまでスクリーンショットや印刷などをして保管しましょう。
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困った時は消費者ホットライン「188」番へご相談ください。
(国民生活センターの記事を抜粋)
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
お住いの地域の消費生活センターなどをご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
始めましょう!デジタル終活(令和7年5月号)
スマホなどのID・パスワードは、第三者に知られないよう適切に管理することが重要です。一方で、デジタル遺品を確認する必要がある場合に、故人のスマホ等のID・パスワードが分からずデータを調べられないという問題が発生しています。そのため、万が一の際に、遺族が故人のスマホ等をロック解除できるようにしておく必要があります。
●相談事例
夫が亡くなり携帯電話を解約した。最近、夫が契約していたスマホのセキュリティのサブスク契約が残っていることが分かり、事業者に問い合わせると「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要だ。それが分からなければすぐには解約できない」と言われた。(80歳代)
●ひとことアドバイス
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ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを整理しておきましょう。
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紙にパスワードなどを記入し、修正テープでマスキングなどした「スマホのスペアキー」を作り、万が一の際に家族がみつけられる場所に保管しておくなどの方法で家族内で共有しておきましょう。
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エンディングノートの活用も検討しましょう。
(国民生活センターの記事を抜粋)
新生活を始めた若者を狙った訪問販売に注意(令和7年4月号)
3~6月は一人暮らしなど新生活を始めた若者を狙った訪問販売に関するトラブルが増加する傾向にあります。訪問してきた事業者が「住民のみなさんにお願いしている」、「他の住人も契約している」などと勧誘し、契約しなければいけないと消費者に思い込ませるものがみられます。電気やガスの勧誘を含め、突然の訪問で勧誘を受けた場合はご注意ください。
●相談事例
4月から大学生になり、賃貸マンションで一人暮らしをしている。1週間前、訪問してきた事業者から「電気代が安くなるので、検針票を見せてほしい。このマンションの住民の皆さんにお願いしている。」と言われ検針票を見せた。その後、ネットの口コミで、検針票に記載されている顧客番号を伝えると勝手に契約先が変更されると知った。名刺は渡されず、事業者名は忘れた。書面は受け取っておらず検針票を見せただけだ。契約変更するつもりはないので、対処法を教えてほしい。(10歳代 男性)
●ひとことアドバイス
- 料金プランなどの説明を受けたうえで検討し、契約の意思がない場合は、はっきりと断りましょう。
- 切替契約後でもクーリング・オフなどができる場合があります。
- 困った場合には消費者ホットライン「188」番や警察相談専用電話「#9110」番へすぐに相談しましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
お住いの地域の消費生活センターなどをご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
(国民生活センターの記事を抜粋)
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 消費・生活相談室
電話:0852-55-5148
ファックス:0852-55-5544
お問い合わせフォーム
更新日:2025年06月17日