新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業紹介について

令和4年度新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、以下の感染症対策用資器材を購入しました。

（1）西部分署及び湖南出張所に配備されていた洗浄・除菌用電解水生成装置の更新

（2）未配備であった救急車両11台に車輛除菌システム（BT-03）を配備

（3）救急隊員の感染防護衣（DiAPLEX）100着をはじめとする、救急隊員の感染防止対策資器材及び資器材洗浄・消毒用消耗品の購入

購入の経緯および購入品の活用について

本市においても昨今の新型コロナウイルス感染症による感染拡大が猛威を振るい、令和4年中における陽性者の搬送者数は559人となり、前年の28人を大きく上回りました。

救急車を利用される方への感染拡大防止は当然のことですが、出動する救急隊員も感染しないよう、交付金で購入した資器材を使用し以下のような感染防止対策を図っています。

救急隊員は救急事案対応時には個人用防護具として、感染防護衣またはタイベックスーツ、手袋、マスク、フェイスシールド等を必要に応じ装着し、感染防止対策を図ったうえで出動しています。

救急車内は、車輛除菌システム（BT-03）を稼働し車内空間の除菌を実施しながら、新型コロナウイルス感染症患者をはじめとする傷病者を搬送します。

医療機関で傷病者を引き継ぐと、使用した資器材やストレッチャー等の清拭消毒を実施し、次の出動に備えます。

帰署後は、清拭消毒では不十分な資器材を、電解水生成装置にて洗浄・除菌し、市民の皆様が安心して利用していただけるよう感染防止対策に万全を期しています。

・救急車内及び救急用資器材、救急隊員の感染防止対策を図ります。

・車両誘導時にはこれまで警笛を使用していましたが、隊員の感染防止対策のため、電子ホイッスルを使用し車両を誘導します。

・高い除菌力により、浮遊菌だけでなく付着菌も取り除くことができ、救急車内での感染リスク軽減につながります。

・空間のオゾン濃度を自動的に制御します。（オゾン濃度が0.1ppmになるとオゾン発生を自動で停止し、0.08ppmになると再びオゾンを発生させます。）

⇒高い除菌力を維持しつつ安全な濃度での持続的な使用が可能となり、救急車内を一定の除菌された空間に保つことができます。

・強アルカリ性電解水および強酸性電解水を生成し、使用した資器材の洗浄・除菌を行います。

【強アルカリ性電解水】

⇒タンパク質の溶解や油脂を乳化させる力を持った「洗浄効果」のある水です。この力を利用し、資器材の洗浄を行います。

【強酸性電解水】※有効塩素濃度が35ppm以上

⇒殺菌力の高い次亜塩素酸を多く含んだ「除菌効果」のある水です。この力を利用し、資器材の除菌を行います。

・非接触センサー搭載。

⇒本体に触れることなく電解水を注出することができ、衛生的な操作が可能になります。

消防本部警防課
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