岸公園と白潟公園の「河川空間のオープン化」
令和6年9月30日に岸公園と白潟公園の河川敷地について、「都市・地域再生等利用区域」に指定(河川空間のオープン化)されました。
「河川空間のオープン化」は、山陰両県で初めての事例です。
なお、令和6年3月現在の「河川空間のオープン化」地域は全国で137箇所、中国地方では11箇所です。
中国地方の指定状況はこちら(国土交通省中国地方整備局ホームページ)
「河川空間のオープン化」とは
河川敷地の占用は、原則として公的主体(地方公共団体等)に限られており、営業活動を行うことはできません。
しかし「河川空間を積極的に活用したい」という要望の高まりを受け、平成23年に河川敷地占用許可準則を改正し、一定の要件を満たす場合には、特例として民間事業者等も営業活動を行うことができるようになりました。これを「河川空間のオープン化」といいます。
出典:国土交通省
河川敷地占用許可準則について(国土交通省ホームページ)
「河川空間のオープン化」の経緯
岸公園と白潟公園は、宍道湖東岸の中心市街地に位置し、夕日を望む水辺空間として親しまれており、夕日の時間帯は多く市民や観光客で賑わいますが、その他の時間帯の利用は少ない状況にあります。
そのため、水辺の賑わい空間の創出を目的として、官民で構成するミズベリング松江協議会が主体となり、様々な社会実験を行ってきました。
これにより、民間事業者のイベント等が一定程度定着してきたことから、「河川空間のオープン化」を目指すこととしました。
「河川空間のオープン化」の区域

上図は岸公園と白潟公園の位置図です。
岸公園と白潟公園の河川空間のオープン化の区域は、右の図のピンク色の部分です。その大部分が公園区域と重なっています。
公園区域は、青の点線内です。
「河川空間のオープン化」で変わること
河川空間での商業利用が可能となり、民間事業者による多様なニーズに対応したサービスの提供が可能となります。
また、国の河川区域と市の公園区域それぞれに必要だった申請が、市に一本化されるため、利用者の利便性が向上します。
利用しやすい環境を整えることで、水辺の利活用を促進し、これまで以上に賑わいの創出を図ることができるものと考えています。
「河川空間のオープン化」の区域において利用が可能となるもの
広場、イベント施設、遊歩道、船着場
前述に掲げる施設と一体をなす飲食店、売店、オープンカフェ、広告板、広告柱、照明・音響施設、キャンプ場、バーベキュー場、切符売場、案内所、日よけ、その他都市及び地域の再生等のために利用する施設。
(注)仮設での設営に限る。詳しくはお問い合わせください。
社会実験の様子
【岸公園】

令和6年10月12日仲秋の嫁ケ島

令和6年7月5日ミズベデカンパイ

令和5年11月11日宍道湖サンセットシアター
【白潟公園】

令和6年3月17日Matsue学生祭2024

令和5年5月14日みずべヤタイ

令和5年9月23日みずべキャンプ
この記事に関するお問い合わせ先
都市整備部 大橋川治水・国県事業推進課
【水辺の利活用】電話:0852-55-5379(事業推進係)
【大橋川の改修】電話:0852-55-5910(大橋川事業調整係)
【高速道路、国道、県道】電話:0852-55-5385(国県事業調整係)
ファックス:0852-55-5915
お問い合わせフォーム
更新日:2024年11月27日