産業廃棄物とは

更新日:2023年02月01日

産業廃棄物は、事業活動から生ずる廃棄物であって、量的質的に環境汚染の原因となる可能性のあるものを産業廃棄物とし、法及び政令で指定したものをいい、これに該当しないものは、一般廃棄物として取扱います。このうち、爆発性、毒性、感染性等人の健康又は生活環境への影響から、特別の基準で取扱う必要がある廃棄物は、それぞれ特別管理産業廃棄物、特別管理一般廃棄物として区分されています。

産業廃棄物の種類

あらゆる事業活動に伴うもの
産業廃棄物の種類 代表例 業種の指定
1.燃え殻 石炭がら、灰かす、コークス灰 なし
2.汚泥 活性汚泥法による余剰汚泥、パルプ原液から生ずる汚泥、カーバイトかす、炭酸カルシウムかす なし
3.廃油 廃潤滑油、廃絶縁油、廃切削油、廃タールピッチ類、動植物性油脂 なし
4.廃酸 廃硫酸、廃塩酸 なし
5.廃アルカリ 廃か性ソーダ液、廃アンモニア液 なし
6.廃プラスチック類 廃ポリ容器、合成繊維くず、廃タイヤ なし
7.ゴムくず 天然ゴムくず なし
8.金属くず 古鉄、ブリキ・トタンくず、鉛管くず なし
9.ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず 空きびん、陶磁器くず、耐火レンガくず、コンクリートくず(工作物の新築・改築又は除去に伴って生じるものを除く)、コンクリート製品(製造業から出るもの) なし
10.鉱さい 高炉、平炉等からの残さい、鋳物廃砂、不良鉱石 なし
11.がれき類 工作物の新築・改築又は除去に伴って生じたコンクリート・レンガ・かわら等の破片、アスファルト破片 なし
12.ばいじん 集じん器で集められたばいじん なし
特定の事業活動に伴うもの
産業廃棄物の種類 代表例 業種の指定
13.紙くず 紙、板紙のくず パルプ・紙・紙加工品製造業、印刷出版業、新聞業、製本業等
工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた紙くず 建設業
14.木くず 木材片、おがくず、樹皮 木材・木製品製造業、家具製造業、パルプ製造業、輸入木材卸売業
工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた木くず 建設業
貨物の流通に使用したパレット(パレットへの貨物の積付けのために使用した梱包用の木材を含む)に係る木くず及び物品賃貸業に係る木くず なし
15.繊維くず 木綿、羊毛、絹、麻等の天然繊維くず 繊維工業(縫製除く)
工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた繊維くず 建設業
16.動植物性残渣 あめかす、醸造かす、魚・獣のあら 食料品製造業、医薬品製造業、香料製造業
17.動物性固形廃棄物 とさつし、又は解体した獣畜に係る固形状の不要物、食鳥処理した食鳥に係る固形状の不要物 と畜場、食鳥処理場
18.家畜ふん尿 牛、豚、にわとり等のふん尿 畜産農業
19.家畜の死体 牛、豚、にわとり等の死体 畜産農業
上記の産業廃棄物を処理するために処理したもの
産業廃棄物の種類 代表例 業種の指定
20.処分するために処理したもの 上記の産業廃棄物を処理するために処理したものであって、これらに該当しないもの。コンクリート固形化の処理をしたもの。 なし

特別管理廃棄物の種類

特別管理一般廃棄物の種類
種類 備考
PCBを使用した部品 一般廃棄物である廃エアコン・テレビ・電子レンジから取り出されたもの
廃水銀 水銀又はその化合物が使用されている製品が一般廃棄物となったものから回収した廃水銀
ばいじん 焼却灰とばいじんが分離して排出される一般廃棄物焼却施設(1時間当たりの処理能力が200キログラム以上、又は火格子面積が2平方メートル以上)に設けられた集じん装置で捕集されたばいじん
感染性一般廃棄物 医療機関等から排出される、血液等の付着したガーゼなどの、感染性病原体を含む又はそのおそれのある一般廃棄物
特別管理産業廃棄物の種類
種類 備考
廃油 産業廃棄物である揮発油類、灯油類、軽油類、廃溶剤等
廃酸 水素イオン濃度指数(pH)が2.0以下の廃酸
廃アルカリ 水素イオン濃度指数(pH)が12.5以上の廃アルカリ
感染性産業廃棄物 医療機関から排出される、血液等の付着した使用済みの注射針などの、感染性病原体を含む又はそのおそれのある産業廃棄物
【特定有害産業廃棄物】廃PCB・PCB汚染物・処理物 廃PCB、PCBを含む廃油、PCBが塗布されたもの(紙くず)、PCBが染み込んだもの(汚泥、紙くず、木くず、繊維くず)、PCBが付着したもの(廃プラスチック類、金属くず、陶磁器くず、がれき類)、PCBが封入されたもの(金属くず)及びこれらの処理物
【特定有害産業廃棄物】廃水銀等 環境省令で定める施設において生じた廃水銀又は廃水銀化合物(水銀使用製品が産業廃棄物となったものに封入された廃水銀又は廃水銀化合物を除く。)及び、水銀若しくはその化合物が含まれている産業廃棄物又は水銀使用製品が産業廃棄物となったものから回収した廃水銀、並びにこれらを処理したもので水銀の精製設備を用いて行われる精製に伴って生じた残さでないもの
【特定有害産業廃棄物】廃石綿等
  • 建築物から除去した飛散性の吹き付け石綿・石綿含有保温材及びその除去工事から排出されるプラスチックシートなど
  • 大気汚染防止法の特定粉じん発生施設を有する事業場の集じん装置で集められた飛散性の石綿など
【特定有害産業廃棄物】有害産業廃棄物 下水道法に基づく指定下水汚泥、環境省令で定める基準に適合しない燃え殻、汚泥、鉱さい、ばいじん、廃油、廃酸、廃アルカリ及びこれらを処理したもの

有害産業廃棄物とは

燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、鉱さい、ばいじんなどで、判定基準を超えるものは、有害産業廃棄物として特別管理産業廃棄物になります。

この記事に関するお問い合わせ先

環境エネルギー部 環境対策課
郵便番号:690-0826 松江市学園南一丁目20番43号
【事業系一般廃棄物、浄化槽、不法投棄・野外焼却に関する相談】
電話:0852-55-5679(廃棄物対策係)
【産業廃棄物、PCB、自動車リサイクル法に関する相談】
電話:0852-55-5671(廃棄物規制係)
【大気・水環境、騒音・振動、悪臭等に関する相談】
電話:0852-55-5274(生活環境係)
ファックス:0852-55-5497​​​​​​​
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