エレベーター防災対策について

更新日:2023年02月01日

エレベーターの閉じ込め対策『防災キャビネット』を設置しましょう!

 平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、エレベーターの閉じ込めや運転停止が多数発生しましたが、一部では、発災後に発生した通信回線の混雑や公共交通機関の停止、交通渋滞等の影響により閉じ込め救出や運転復旧への対応に最大で約320分もの時間を要しました。

 今後発生する可能性のある大規模地震においては、多数の閉じ込めや運転停止が発生する恐れがあり、閉じ込め救出や運転復旧への対応に長時間を要することが想定され、特に閉じ込めの場合には、閉じ込められた方の健康状態が著しく損なわれる可能性があります。

 救助が来るまでエレベーター内で長時間過ごすことを想定し、エレベーターのかご内に、簡易トイレや非常用飲料等を備蓄した防災キャビネットを設置しましょう。

防災キャビネットとは

エレベーターのかご内に、簡易トイレ、救急用品等非常時に役立つ物品を収納した箱。販売する企業により、その形状や設置方法等様々なタイプがあります。(コーナータイプ、フラットタイプ等)

製品の仕様

箱(キャビネット)内には、簡易トイレ、非常用飲食料、救急用品、笛、手回しライト、ティッシュ、携帯電話、スマートフォンの充電等を収納し、いつでも利用できるように備え付け、定期的に点検しましょう。

参考

エレベーターの安全装置等の設置について

エレベーターにおける『戸開走行保護装置』、『地震時等管制運転装置』などの現行基準に沿った安全装置を設置しましょう。

戸開走行保護装置(二重ブレーキ)の設置について

駆動装置や制御器が故障し、かごや乗場の戸が開いたままかごが昇降(戸開走行)した場合に、かごを自動的に制止させる装置(=戸開走行保護装置)の設置が、平成21年9月28日より義務付けられています。

戸開走行保護装置設置済マーク

参考

エレベーターの地震対策(地震時等管制運転装置の設置)について

過去に発生した地震による被害を受け、エレベーターの閉じ込めや故障・損傷の抑止のための対策が平成21年9月28日より義務付けられています。

地震時管制運転装置設置済マーク

参考

 平成21年9月28日以前に設置されたエレベーターの所有者及び管理者の方で、「戸開走行保護装置」、「地震時等管制運転装置」などの安全装置を未設置の場合は、設置をご検討ください。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり部 建築審査課
電話:0852-55-5347(建築審査係)
電話:0852-55-5387(景観指導係)
ファックス:0852-55-5552
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