表彰業務概要(市道揖屋馬潟線測量調査設計業務委託)

更新日:2023年02月01日

表彰業務の概要

表彰業務概要
部門名 土木コンサルタント業務
業務名 市道揖屋馬潟線測量調査設計業務委託
履行期間 平成30年7月3日から令和元年7月31日まで
業務場所 東出雲町
表彰事業者名 株式会社アトラス
代表者名 代表取締役溝本浩二氏
表彰技術者名 管理技術者大掛敏博氏
業務概要 用地測量A=7.25万平方メートル
箱型函渠設計N=一式
護岸設計L=300メートル
解析等調査(ボーリング調査等)N=一式
表彰理由 本業務は、延長(L=1200メートル)の道路詳細設計及び用地調査を行ったもので、沖だし区間(L=300メートル)の国土交通省との河川協議において、河川法及び公有水面埋立手続きを見据えた適切な対策工法の提案がなされました。全体として優良な業務でした。

現場レポート(表彰業務紹介・技術者インタビュー)

川沿いにある延長2,780メートルの路線揖屋馬潟線の写真

市道揖屋馬潟線は、東出雲町意東地区から意宇東地区までを結ぶ、延長2,780メートルの路線である。国道9号から錦浜地区・馬潟港方面等へのアクセス性を向上させることで、国道9号の渋滞の緩和や、災害時の広域避難、中海圏域の物流・交流の活性化が期待されている。このうち意宇東地区側の920メートルは既に整備・供用開始されており、残りの1,860メートルを島根県と松江市が分担して、今後施工する予定となっている。本業務では、このうち主に松江市施工区間について、道路の詳細設計が行われた。

軟弱地盤対策がなされた揖屋馬潟港の写真

本業務の表彰技術者である株式会社アトラスの管理技術者(当時)大掛敏博氏は、受賞の感想について「計画・設計業務での目に見えない苦労・苦心が報いられた思いで、今後の業務の励みになります。」と話す。同路線は、揖屋港がある東部承水路内を通ることが計画されているため、本業務では通常の道路設計に加えて、軟弱地盤や護岸など特別な検討が必要となった。「計画する護岸工の基礎地盤に5~6メートルの軟弱層が堆積していたため、その軟弱地盤対策工と施工計画を考慮した、経済的な護岸計画を立案することに苦心しました。」と大掛氏は当時を振り返る。

代表取締役の溝本氏と管理技術者の大掛氏が表彰状を手にして並んでいる写真

株式会社アトラス
(写真右)代表取締役 溝本氏
(写真左)管理技術者 大掛氏

仕事における今後の目標について聞くと、「持てる経験、技術を最大限発揮し、未来の子どもたちによりよい社会資本を残すことです。」と語る。建設業のやりがいは、「現在や未来における住民の生活や経済活動に直接関わる、基幹事業に携われることです。」と教えてもらった。また、これから建設業界を目指す人には、「土木技術は、一朝一夕に身につくものではありません。長い経験やたゆまない自己研鑽があってはじめて高度な土木技術を身に付けられることが、我々技術者にとって何よりの誇りだと思います。」とメッセージを送った。

最後に、大掛氏が所属する株式会社アトラスについて紹介してもらった。「社会資本整備が日々進化する時代の社会的ニーズに応え、最新の技術力の取得に努めています。また研修・講習はもとより、資格取得に掛かるバックアップを積極的に行っています。地域貢献の一環として、道路愛護団体に所属し年2回近隣道路の除草・清掃等ボランティア活動も積極的に行っています。弊社のホームページ(外部サイト)にPR動画等を掲載していますので、是非一度アクセスしてみてください。」

新たな路線の誕生により、中海圏域の利便性が変わろうとしている。

(注意)事業者PR資料は次のリンクをご覧ください。

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

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