表彰工事概要(市道役場深原線栗子橋改修(上部)工事)

更新日:2023年02月01日

表彰工事の概要

表彰業務概要
部門名 一般土木工事(大規模)
工事名 市道役場深原線栗子橋改修(上部)工事
工期 平成30年9月5日から平成31年4月26日まで
工事場所 八雲町
表彰事業者名 株式会社松和
代表者名 代表取締役安達好夫氏
表彰技術者名 監理技術者安達信二氏
工事概要
  • 施工延長L=135メートル
  • 道路改良法面工A=150平方メートル
  • 道路改良道路側溝工L=33メートル
  • 道路改良車道舗装工A=919平方メートル
  • コンクリート橋上部L=20.3メートル
表彰理由 本工事は、橋梁架け替えに伴う上部工並びに橋梁前後の市道取り付けを行ったもので、支障電柱移転との工程調整、長期通行止めによる地元調整等、調整事項の多い工事でしたが、きめ細かい地域密着型の対応等により一切の苦情等なく工事完了が図れました。また、出来形、品質管理、出来栄えも良好で、全体として優良な工事でした。

現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

幅員が広い橋に架け替えられた栗子橋の写真

市道役場深原線は、八雲町を走る県道大東東出雲線から南へと延び、秋吉地区・桑並地区を結ぶ生活幹線道である。また、安来市広瀬町山佐地区へのアクセスルートでもあり、市内外の多くの方に利用されている。しかし幅員が狭く、急カーブや歩道が未整備の区間があるため、幹線道路としての機能を十分に発揮させることを目的として、道路改良事業が行われた。

本工事はそのうち、老朽化し幅員の狭い栗子橋を、幅員が広く新しい橋に架け替えるものである。橋梁の工事は一般的に、「下部工」とよばれる橋脚や橋台の部分の工事と、「上部工」とよばれる橋桁部分の工事に分かれて施工される。本事業では、平成29年度に下部工と、それに伴う河川改修の工事が行われ、翌30年度に上部工とそれに伴う市道の橋梁接続部分の工事(本工事)が施工された。

改良が行われた市道役場深原線の写真

表彰技術者である株式会社松和の監理技術者(当時)安達信二氏は、受賞について「大変嬉しいです。」と感想を語る。橋の架け替えの場合、道路は全面通行止となり、別のルートに迂回しなければならない。安達氏は、本工事でのポイントについてこう話す。「地域住民の方々への配慮として、長期にわたり狭い迂回路を通行していただくことについて理解を得られるよう、工事内容及び工程の案内文書を配布しました。特に橋桁やクレーンの搬入時間が早朝であるため、橋桁の搬入用トレーラーの待機場所や、搬入時間について案内しました。」きめ細かな案内と調整により、地域住民の理解を得て円滑に工事が進められた。

クレーン車は、種類によってものを吊り上げる力が異なり、ものの重さや距離に応じて選択される。本工事では工事場所の近くに電線があり、すぐ近くにクレーン車を止めて橋桁を吊り上げることができなかったため、少し離れた場所からでも作業ができるよう、強力な200トンクレーンが使用された。また、安達氏は「安全管理として、クレーン災害や転落災害ゼロを目指しました。」と話す。

代表取締役の安達氏と監理技術者の安達氏が表彰状を手にして並んでいる写真

株式会社松和
(写真左)代表取締役 安達氏
(写真右)監理技術者 安達氏

安達氏は建設業のやりがいについて、「達成感が味わえるところです。」と話す。また、安達氏が所属する株式会社松和についての紹介は「PR資料(以下のファイル参照)をご覧ください。」とのことであった。

広い幅員に生まれ変わった道路は、車両だけでなく歩行者や自転車の安心も守っている。

(注意)事業者PR資料は次のファイルをご覧ください。

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

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