表彰工事概要(森山分団福浦班消防機庫建設工事)

更新日:2023年02月01日

表彰工事の概要

表彰業務概要
部門名 一般建築工事(小規模)
工事名 森山分団福浦班消防機庫建設工事
工期 令和元年9月20日から令和2年1月10日まで
工事場所 美保関町
表彰事業者名 株式会社梶野工務店
代表者名 代表取締役梶野孝彦氏
表彰技術者名 主任技術者梶野健次氏
工事概要 森山分団福浦班の消防機庫を新築するもの。床面積…19.2平方メートル
表彰理由 本工事は、敷地が住宅地内で近隣に配慮が必要な工事でしたが、積極的に地元自治会等関係者との調整を図り、余裕をもって工事を完工させました。細部の納まり等にも配慮され、品質、工程、安全管理、書類整理とも適切で、全体として優良な工事でした。

現場レポート(表彰工事紹介・技術者インタビュー)

新築された森山分団福浦班消防機庫の外観の写真

森山分団福浦班消防機庫は、美保関町福浦地区を管轄する松江市消防団美保関方面団森山分団福浦班の、消防車等の消防機材を保管する施設である。既存の消防機庫は老朽化が進んだため、本工事で敷地内の別の場所に機庫を新築した。

表彰技術者である株式会社梶野工務店の主任技術者(当時)梶野健次氏は、受賞の感想について「消防機庫の建設工事を数件経験しましたが、過去の工事のノウハウと、作業員・協力業者の努力の積み重ねが、今回の受賞に繋がったと思います。協力していただいた関係者の皆様には、心から感謝します。」と話す。

新築された森山分団福浦班消防機庫の中に消防車が保管されている写真

「本工事で心掛けたことは、使用者である地元消防団の方々の意見を聞き、工事に活かし、よりよいものにしていくということです。」また、工事場所は住宅街の中にあり、港のすぐ近くに立地している。地域住民の生活に密着した場所だからこそ、言葉を交わす機会も多くあったようだ。「印象に残っているのは、工事の途中、地元の住民の方たちにたびたび声を掛けていただいたことです。仕事の疲れを忘れることができました。」

代表取締役の梶野氏と主任技術者の梶野氏が表彰状を手にして並んでいる写真

株式会社梶野工務店
(写真左)代表取締役 梶野氏
(写真右)主任技術者 梶野氏

梶野氏に技術者としての今後の目標を聞くと「この地域に伝わる伝統的な木造建築の技術をベースとして、現代の社会生活のスタイルに合わせた建築、工事のあり方、働き方を会社全体で考え、現実に落とし込む作業を続けていきたいです。」と語った。

建設業のやりがいについては「自分のやった仕事が、目に見える形で永くその町に残るというところです。どんな仕事でもそうかもしれませんが、手足を動かし、汗を流すことで、社会に貢献できるところです。何よりも建物を使っていただく方に喜んでもらえたときが一番やりがいを感じます。」と話す。

これから建設業界を目指す人には「建設工事は日々進化していて、私たちもついて行くのが大変です。新しい技術、工法を追い求めることは重要ですが、先輩方から教わってきた伝統的な工法の中にそのヒントが隠されていることは多くあります。先輩方のアドバイスを吸収して、自分なりに工夫していくことの繰り返しが重要だと思います。」と語った。

最後に、梶野氏が所属する株式会社梶野工務店について紹介してもらった。「まだ生まれて間もないこれからの会社ですが、会社の前身となる大工の歴史は永く、古くから地元の方たちに愛され続けてきたというのが会社の特徴です。この地域、風土、自然環境にあった建築、そして何よりお客様のことを第一として考える会社です。」

新しくなった消防機庫は地域の消防団活動を支え、住民の生活を守り続ける。

(注意)本記事の内容は取材当時のものです。

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