原子力とは

更新日:2023年02月01日

 原子力とはどんなものなのでしょうか。

 そのエネルギーを発生させる現象はさまざまなものがありますが、そのうち大きなエネルギーを発生させる現象は核分裂と核融合です。

 現在、エネルギーの分野で実用化されているのは核分裂によるエネルギー利用です。
すべての物質はたくさんの原子からなりたっており、その原子は原子核とそのまわりにある電子からできています。

 原子核は陽子と中性子からなり、それぞれ核力とよばれる力で結びついています。

 それぞれの原子の原子核は非常に安定しており、そのままでは核分裂などが起こることはありませんが、核分裂を起こすには原子核を不安定な状態にする必要があります。ウランの核分裂を例にとると、原子核に外から中性子が飛び込むと、原子核が不安定な状態になり、分裂して2つ以上の異なる原子核にかわります。そのときに、膨大なエネルギーが発生します。
このエネルギーで蒸気をつくり発電に利用したのが原子力発電なのです。

原子の構造の説明と表
ウランの核分裂とプルトニウムの生成・核分裂の説明図

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