島根3号機の増設計画
計画内容
旧鹿島町は、「島根原子力発電所周辺地域住民の安全確保等に関する協定」第4条の規定に基づき、平成9年3月12日に中国電力株式会社から島根原子力発電所3号機増設計画について、事前了解の申し入れを受けました。
旧鹿島町では、この申し入れを受けて、旧鹿島町町議会等において調査審議を行い、平成12年9月29日に中国電力株式会社に安全協定に基づく「事前了解」を回答しました。
その後、原子炉設置変更許可の手続きなど、建設に伴う諸手続きが行われ、平成17年12月22日に着工し、建設工事がすすめられ、平成18年10月24日には本工事が着工されました。
3号機建設の進捗状況
進捗状況(平成28年2月末現在)
総合進捗率:未記載(注意)
(注意)新規制基準を踏まえた安全対策工事を実施していること等から、今後の建設工程が確定していないため、未記載となっております。
3号機の建設計画
- 位置:島根県松江市鹿島町片句654番地1番
- 電気出力:約137.3万kW
- 主要機器
- 原子炉:濃縮ウラン軽水減速・軽水冷却・沸騰水型
- タービン:くし形6流排気復水式(再熱式)
- 発電機:3相同期式
- 建設工程
- 着手:平成12年10月4日
- 着工:平成17年12月22日
- 営業運転開始:未定
- 建設費:約4,240億円
- 事業者(3号機関係)
- 準備工事:約660人(平成18年9月最盛期)
- 建設工事中:約2,800人(平成21年12月最盛期)
- 運転開始後:ア.運転中約200人、イ.定期検査中約1,200人
- 送電設備
島根原子力発電所の送電線は500KV送電線2回線、220KV送電線2回線及び66KV送電線1回線で構成され、発電所から約17キロメートル離れた北松江変電所に接続される。
土地の利用計画
- 発電所敷地
- 造成地の盛土及び公有水面の埋め立てにより、約20万平方メートルの発電所敷地を造成。
- 土地の取得
- 発電所用地の東側隣接地(内カネ谷)に、土捨場用地として約15万平方メートルを取得。
- 鹿島町内深田地区に土捨場用地として約4万平方メートルを取得。
- 切土の処理
- 発生土量約440万立方メートル(敷地造成約300万立方メートル、基礎掘削約120万立方メートル、浚渫約20万立方メートル)のうち、約50万立方メートルは造成地の盛土に、約90万立方メートルは公有水面埋立に、また浚渫により発生する土量約20万立方メートルは護岸前面の人工リーフ基礎捨石等に利用し、残りの約280万立方メートルは土捨場に盛土する。
準備工事の概要
- 敷地造成工事
- 発電所敷地造成:面積約20万平方メートル(うち公有水面埋立:約7万平方メートル) 才津谷・内カネ谷土捨場:面積約13万平方メートル 深田地区土捨場:面積約2万平方メートル
- 護岸工事
- 防波護岸:延長約490メートル 湾内護岸:延長約150メートル
- 防波堤工事
- 防波堤:延長約120メートル(既設防波堤は撤去) 東防波堤:延長約160メートル
- 放水路・放水口工事
- 3号機用:延長約130メートル 2号機用:延長約1,250メートル(2号機既設放水路は廃止)
冷却水の取放水計画
- 冷却水
- 水量は、毎秒95立方メートル取水と放水の温度差は7℃以下。
- 取水設備
- 取水口は、既設1・2号機と同様に輪谷湾内海底に設置。取水方式は深層取水方式。
- 放水設備
- 3号機の放水口は、発電所敷地前面の沖合に設置。2号機の放水口は、現在の宇中湾内から発電所敷地前面の沖合に移設。放水方式は、2号機・3号機とも水中放水方式。
この記事に関するお問い合わせ先
防災部 原子力安全対策課
電話:0852-55-5616
ファックス:0852-55-5617
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更新日:2023年02月01日