佐陀神能保存会

更新日:2024年01月12日

佐陀神能は佐太神社に仕える神官が慶長13(1608)年に上洛(じょうらく)したおり、能楽の所作や演出方法を習い覚えて帰り、その形式を用いて創ったといわれています。

その構成は「七座神事(しちざしんじ)」といわれる神事の式次第から発達した採物舞(とりものまい)と、お祭りの後の神法楽(かみほうらく)としての「式三番(しきさんば)」、神話を題材とした「神能(しんのう)」の三部構成となっています。

この形式が確立され、能形式という独特の形を持って洗練されている神楽という点では他に類するものは少なく、このことから他の「里神楽(さとかぐら)」に少なからず影響を与えたとされています。

現在は佐太神社の「御座(ござ)(がえ)神事(しんじ)」(9月24、25日)ほか近郷の神社の例大祭などに奉納しています。昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成23年11月にはユネスコの無形文化遺産リストに登録されました。

佐陀神能
佐陀神能

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