熊野大社神事・八雲楽保存会
「御櫛祭」は、春の「おおみまつり」とも言います。
素戔嗚尊が斐伊川上流で八岐大蛇を退治した時、櫛稲田姫に結納として御櫛を渡したという熊野大社に伝わる独特の故事にちなんだお祭りで、4月13日の午前10時から行われます。
素戔嗚尊が祀られている本殿に御櫛をお供えし、拝殿で祝詞を奏上した後にその御櫛を御妻神の櫛稲田姫が祀られている稲田神社に献上、そこで再び祝詞を奏上します。まさにこの故事を再現し、伝えた珍しいお祭りです。
また、午後3時半からは素戔嗚尊が住民に米作りを教えたという故事により地元の中学生の女生徒たちが早乙女となり、御田植神事を行います。菅笠に絣の着物をまとい、赤たすきをかけて氏子の青年男衆の笛や太鼓にあわせ田植歌を歌いながら苗に見立てた松葉を植えて豊作を祈ります。
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更新日:2024年01月12日