鹿島歴史民俗資料館について

更新日:2023年02月01日

特色とあゆみ

鹿島歴史民俗資料館は、昭和62年10月8日に地域文化振興の拠点として、鹿島町にとどめられた古くからの歴史を物語る資料の収集、保存、公開をはかることを目的として開館しました。
開館以来、年間1回の特別展と企画展を実施しています。
特に、あまり知られていなかった松江市出身の偉人を掘り起こし広く紹介した『海を越えた友情-増田渉と魯迅-』展、豊かな埋蔵文化財をもとにした『弥生時代がやってきた』展、『発掘された国引き神話』展などの特別展の開催や文化財の情報センターとして機能を果たしてきています。

遺跡の出土品などが並べて置かれたガラスのショーケースがある展示室の写真

展示室

収蔵品と展示内容

収蔵品には、国史跡佐太講武貝塚出土品、弥生時代前期の集団墓として知られる古浦砂丘遺跡出土品(県指定文化財)や県史跡堀部第1遺跡の出土品など数多くの町内出土の埋蔵文化財があります。
また、中国の文豪・魯迅と、彼に師事した松江市鹿島町出身の中国文学者・増田渉の友情を示す魯迅からの書簡・漢詩等の資料や中国文学、中国に関する書籍を多数有しており、その業績を紹介する増田渉記念室で公開しています。
このほか寄託資料として、県指定文化財「舞楽面陵王」、「円鏡線刻十一面観音坐像鏡」等の佐太神社の社宝やユネスコ無形文化遺産・重要無形民俗文化財「佐陀神能」の関連資料などがあり、随時展示を行っています。

掛け軸に筆で書かれた魯迅の漢詩の写真

魯迅の漢詩

一部が欠けてしまった壺や土器などの堀部第1遺跡出土品の写真

堀部第1遺跡出土品

鹿島歴史民俗資料館
住所:690-0803松江市鹿島町名分1355-4
電話/ファックス:0852-82-2797

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部 文化財課
電話:0852-55-5956(歴史まちづくり係)、0852-55-5523(文化財係)
ファックス:0852-55-5658
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