菅田庵

更新日:2024年03月15日

菅田庵は、寛政4(1792)年(注意1)、松江藩松平家七代藩主松平治郷(まつだいらはるさと)こと、不昧(ふまい)の指図で庭園の地割から建物の配置に至るまで全体計画が立てられ、向月亭(こうげつてい)や御風呂屋(おふろや)とともに建築された日本を代表する茶室・庭園です。

これらの建物及び庭園は、家老有澤家によって明治維新の後も保護されており、その甲斐あって菅田庵はほぼ創建当初からの姿を今に伝えており、不昧の茶の湯の思想を知ることのできる最も象徴的な遺構でもあります。

昭和3(1928)年には庭園を含む一帯の「菅田庵」が史跡及び名勝として指定され、また、昭和16(1941)年には「菅田庵及び向月亭附御風呂屋」が国宝(昭和25(1950)年に重要文化財に改称)として指定されました。

この菅田庵を貴重な文化財として将来にわたって良好に継承するために、平成27(2015)年度から令和元(2019)年度にかけて、文化庁・島根県・松江市の支援のもと、所有者による約70年ぶりとなる根本的な整備が実施されました。

(注意1)寛政2(1790)年とする説もあります。

菅田庵イメージ図

菅田庵の一般公開について

昨年12月より冬季休業中でしたが、3月16日(土曜日)より再開します。

詳しくは下記ホームページをご覧ください。

重要文化財菅田庵及び向月亭

向月亭

向月亭

菅田庵

菅田庵

(写真:今岡ガクブチ店蔵の硝子乾板写真)

重要文化財菅田庵及び向月亭保存修理工事

史跡及び名勝菅田庵

史跡及び名勝菅田庵(古写真)

菅田庵

(写真:今岡ガクブチ店蔵の硝子乾板写真)

古絵図

右:平面図(松江市蔵)

史跡及び名勝菅田庵整備工事

史跡及び名勝菅田庵の追加指定

史跡及び名勝菅田庵保存活用計画

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ファックス:0852-55-5658
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