環境にやさしいエコクッキング教室

更新日:2024年12月19日

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日本では1年間に472万トン(令和4年度推計)もの食品ロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)が発生しています。一方でその日の食事に困っている方がいるのも現実です。
エコクッキングとは、買い物から調理、食事、片付けまでの一連の流れの中で全体でのエネルギーを上手に使い、食品ロスを減らせるような地球にも人にも優しい料理方法のことです。

この度、公民館と共催による、食材を無駄にしない「環境にやさしいエコクッキング教室」を企画し、雑賀公民館と城北公民館で開催しました。

講師の先生から、身近にできる食品ロス削減の取り組みとしてエコクッキングを日々の生活に取り入れる工夫を教わりました。

開催概要

開催日、会場

令和6年12月5日(木曜日)雑賀公民館(雑賀町677)

令和6年12月11日(水曜日)城北公民館(北堀町43)

講師紹介

講師写真

SDGsライフアドバイザー

西本敦子先生

【プロフィール】

エシカル消費のススメ、食品ロスの 問題解決のため生活に密着した「SDGsライフ」について啓発活動を行う。

食に関する商品開発、レストランメニュー開発、テレビ、ラジオ、冊子などにレシピを提供する。

開催結果

当日の様子

公民館区内外から、雑賀公民館は13人、城北公民館は20人にご参加いただきました。

公民館長の開会挨拶のあと、講師の西本敦子先生から食品ロスの現状や食品ロス削減のためにできること、SDGsの取り組みについてのお話を聞きました。

雑賀公民館長

雑賀公民館赤木館長

城北公民館長

城北公民館米山館長

講師先生1

講師西本先生(雑賀公民館)

講師先生2

(城北公民館)

続いて調理室に移動して調理開始。メニューは、おからハンバーグ、SDGs的なきんぴら、やみつきおにぎり、玉ねぎ茶です。

まず西本先生が、調理の手順やポイント、コツをわかりやすく解説しながら実演を行いました。

参加者のみなさんは熱心にメモを取りながら、気になったことはその場で質問します。「なるほど」「そこも使えるのね」など感心する声があがりました。

(雑賀公民館)

雑賀調理4      雑賀調理5 

雑賀調理8      雑賀調理6 

(城北公民館)

城北調理5      城北調理4

城北調理6      城北調理8

その後の調理タイムでは、作業を分担して協力し合いながら調理を進めました。

あちこちで会話や笑顔が弾み、和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

最後にランチプレートに彩りよく盛り付けて完成!

(雑賀公民館)

雑賀盛り付け3      雑賀盛り付け2

雑賀盛り付け1      雑賀盛り付け6

(城北公民館)

城北盛り付け3      城北盛り付け2

城北盛り付け4      城北盛り付け1

 

試食タイムでは「ハンバーグ、柔らかくて美味しい!」「野菜の皮の歯ごたえがいいね」「かぶの葉の塩気が効いてる」などの感想があちこちで聞かれ、和やかな雰囲気の中で美味しく楽しくエコクッキングを学ぶことができました。

(雑賀公民館)

雑賀試食1      雑賀試食2

(城北公民館)

城北試食3       城北試食4

参加者の声

参加者のみなさんからいただいた感想を一部ご紹介します。

(雑賀公民館)

  • 野菜の皮のきんぴら、玉ねぎ茶、家でもぜひやってみたい。
  • 今回の内容はすぐに実践できるのでうれしい。
  • 野菜の皮は少しだとつい捨ててしまうが、これからは集めて今日教わったことをやってみたい。
  • もっと実践を通して学びたい。
  • すごく勉強になった。またこんな機会をつくってもらいたい。

(城北公民館)

  • 何ひとつ捨てるところがないのが驚きでした。しかも美味しかった。
  • 先生が作りながら説明されたのがわかりやすかった。
  • 捨てていた部分が美味しく調理できることを見て、食べて実感できた。
  • ブロッコリーの芯は中心は食べていたが皮は捨てていた。今後は全部使いたい。
  • またぜひ食品ロスの料理教室を開催してほしい。

エコクッキングレシピ紹介 ~SDGsな簡単レシピ~

今回調理したレシピを以下に掲載します。

ぜひご家庭でもエコクッキングに挑戦していただき、身近に実践できる食品ロス削減に取り組んでください。

  • おからハンバーグ

<材料> 2人分

おから50グラム、合挽ミンチ100グラム、牛乳大さじ1、たまご2分の1個、玉ねぎ4分の1個、えのき2分の1株、ウスターソース ・ケチャップ各大さじ3、トマトジュース 100ミリリットル、塩・こしょう少々

<作り方>

  1. えのきはハンドミキサーなどでペースト状にする。玉ねぎはみじん切りにして乾煎りする。
  2. おからは牛乳と溶き卵でふやかしておく。
  3. ボウルに合挽ミンチと1、2、塩、こしょうを入れよく混ぜる。
  4. フライパンに3を4等分にして入れ焼く。
  5. 工程4にトマトジュース、ウスターソース、ケチャップを入れ煮込む。
  • SDGs的なきんぴら

<材料> 2人分

野菜の皮・茎(大根、かぶ、ブロッコリー、にんじんなど)100グラム、ごま油小さじ1、すりごま大さじ1、めんつゆ(2倍濃縮)小さじ1、塩少々

<作り方>

  1. 野菜の皮は千切りにする。
  2. フライパンにごま油をひき1を炒め、めんつゆを回しかける。
  3. 工程2に塩をして仕上げすりごまをかける。
  • やみつきおにぎり

<材料>2人分

大根葉またはかぶ葉適宜、塩適宜、天かす大さじ1、ご飯2膳分、ごま小さじ1、ごま油小さじ1、塩少々

<作り方>

  1. ビニール袋に刻んだ大根葉またはかぶ葉を入れ塩を軽くして揉みこむ。
  2. ボウルにご飯を入れ1と天かす、ごまを入れ混ぜ、手にごま油と塩をつけておにぎりを握る。
  • 玉ねぎ茶

<材料>

玉ねぎの皮

<作り方>

1.鍋に玉ねぎの皮を入れ沸騰させずにコトコト3分煮出す。

松江市公式YouTubeチャンネルより

縁カフェ画像

 

 

 

松江市公式YouTubeチャンネルでは「チャレンジ!食品ロス削減」をテーマにしたトークイベント「ふらっと縁カフェ+SDGs」動画を配信しています。

SDGsライフアドバイザーの西本先生と、生産・調理・販売・消費に携わる様々な立場のみなさんをゲストに迎え、日頃取り組んでおられる工夫や感じていること等について、上定市長とエコ料理を食べながら活発な意見が交わされています。

ぜひご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境エネルギー部 環境エネルギー課
郵便番号:690-0826 松江市学園南1丁目20番43号
電話:0852-55-5278(環境政策係)、0852-55-5271(環境保全係)
ファックス:0852-55-5497
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