もしもに備えるチカラを学ぼう!親子料理教室

日本では1年間に472万トン(令和4年度推計)もの食品ロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)が発生しています。一方でその日の食事に困っている方がいるのも現実です。
ローリングストックとは、日々の食事で使っている食材を、ムリなく備蓄に活かす方法のことです。ムダなく・手軽に実践できる、続けやすい備蓄術です。
この度、松江ライオンズクラブ 松江フードアラートクラブ支部と共催による「親子料理教室」をまつえ環境フェスティバル2025で開催しました。
災害時に役立つ「ビニール袋調理」や普段の食事がそのまま備えになる「ローリングストック法」について、講師の先生から教えていただきました。
開催概要
開催日時
2025年9月28日(日曜日)
- 午前の部 9時30分~
- 午後の部 12時~
会場
松江市役所だんだん(d)テラス1階(末次町86)
講師紹介

SDGsライフアドバイザー 西本敦子先生
【プロフィール】
エシカル消費のススメ、食品ロスの問題解決のため生活に密着した「SDGsライフ」について啓発活動を行う。食に関する商品開発、レストランメニュー開発、テレビ、ラジオ、冊子などにレシピを提供する。
災害時、命を繋ぐための「食」に特化した活動を行う、松江フードアラートクラブを結成し、初代会長となる。
開催結果
当日の様子
講師の西本先生による料理のデモンストレーションです。今回はスパム丼を作ります。
ローリングストック法や災害時の料理についてのお話に、参加者のみなさんは真剣に耳を傾けておられました。

調理の実践です。
親子でビニール袋での炊飯にチャレンジします。

作ったスパム丼をみんなで試食しました。
「ビニール袋でもご飯が炊けるんだね」「家でもやってみたい」といった感想が聞かれ、おいしく楽しく食品ロスについて学ぶことができました。

参加者の声
- 災害時に今日のような調理ができるように用意しておきたい。
- つい賞味期限が切れてしまうことがあるので、ローリングストックの意識を高めたいと思った。
- 講師の先生の話が大変ためになった。
- 家でも実践してみたい。
レシピ紹介
今回調理したレシピを紹介いたします。
ビニール袋で炊くご飯
〈準備するもの〉2人分
- 米1合(吸水時間・・・無洗米:1時間、通常米:10分以上)
- 水 200ミリリットル
- 耐熱性のビニール袋
〈作り方〉
- ビニール袋に米と水を入れる。
- 空気を抜きながらビニール袋をねじり上げ、上のほうを結ぶ。そのまま30~60分浸水させる。
- 鍋の底にキッチンペーパーを敷き、その上にお皿を置く。
- 鍋に水を入れ、2を投入。
- 蓋をして沸騰してきたら、中火で15分。火を止め10分蒸らす。
- ビニール袋を取り出しキッチンバサミで上部を切る。
スパム丼

〈材料〉1人分
- ご飯 1膳分
- スパム缶 50グラム
- しょうゆ、みりん、酒 各小さじ2
- きざみのり、マヨネーズ 適宜
〈作り方〉
- フライパンに5ミリに切ったスパムを入れ両面焼く。
- しょうゆ、みりん、酒を入れ絡める。
- 器にご飯を入れ、スパムを乗せる。
- お好みでマヨネーズをかけ、きざみのりを散らす。
この記事に関するお問い合わせ先
環境エネルギー部 環境エネルギー課
郵便番号:690-0826 松江市学園南1丁目20番43号
電話:0852-55-5278(環境政策係)、0852-55-5271(環境保全係)
ファックス:0852-55-5497
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更新日:2025年12月09日