監査基準・監査方針・監査計画

更新日:2026年04月01日

監査方針

 本市の令和8年度当初予算については、歳入では、地方財政対策に沿って地方交付税をはじめとする一般財源総額の増加を見込み、不足する財源については、財政調整基金の取崩しなどにより必要な財源を確保された。

  歳出では、地域経済の動向、市民生活の状況などを注視し、物価高騰に応じつつ、デジタル化による業務効率化を図りながら、人件費・扶助費などの義務的経費や一定規模の普通建設事業費を確保するとともに、限りある財源を松江市総合計画「MATSUE DREAMS 2030」の5つの柱に沿った施策に重点的に予算配分し、予算編成が行われた。

 また、地方創生、防災・減災、国土強靭化などの取り組みをさらに進め、本市の喫緊の課題に対応するため、国の令和7年度補正予算にも呼応しながら、切れ目なく事業を実施し、十分な効果が発揮できるよう予算編成が行われた。

 その結果、一般会計予算総額は、前年度当初予算と比較して5.7%増の約1,194億円となり、当初予算額としては過去最大となった。

 令和6年度決算においては、財政基盤の強さを示す財政力指数はわずかに上昇したものの、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は前年度に続いて上昇し、硬直化が進んでいる。市債残高は減少しているものの、将来の支出の原因となる一般会計の債務負担行為残高は増加している。今後も引き続き、社会保障費や公共施設の維持管理費の増大に加え、物価高騰に伴う物件費の支出増なども見込まれ、財政の健全化に向けた努力がより一層求められている。

 このような財政状況を踏まえ、本市監査基準に従い、事務事業が予算並びに法令等に基づいて適正かつ効率的、計画的に執行されているか、事業の目的が有効に達成されているか、事務事業の執行に際し透明性や説明責任が確保されているか、内部統制体制が確立されているかといった観点から、以下のとおり実効ある監査、審査及び検査を実施する。

一般会計及び特別会計について

(1)決算審査

 令和7年度決算について歳入歳出全般にわたり、予算執行状況、財政運営状況の審査を行うほか、財産の状況と基金運用状況の審査を行う。

 また、前年度における審査意見に対してどのように対処されているかを確認する。

 さらに、財政健全化法第3条第1項の規定に基づく審査をあわせて行う。

(2)定期監査

 すべての課(かい)が概ね3年に1回は対象となるように計画を立て、令和8年度の該当課(かい)について、令和8年度分の歳出を中心に、適正に執行されているかの監査を実施する。特に「委託料(指定管理料を含む)」は重点的に監査を実施する。

 また、前回の監査実施時における指摘事項に対してどのように対処されているかを確認する。

(3)例月出納検査

 「収支計算書」に基づく計数の確認にあわせて支出命令書等の審査を実施する。

 また、現金等の保管その他の取扱状況について確認する。

公営企業会計について

(1)決算審査

 令和7年度の経営方針に沿った事業の実施状況と財政状況を審査するとともに、事業運営が経済性を発揮しているかなどについて検証する。

 また、前年度における審査意見に対してどのように対処されているかを確認する。

 さらに、財政健全化法第22条第1項の規定に基づく審査をあわせて行う。

(2)定期監査

 令和8年度上半期の営業成績の達成状況並びに資金運用が効率的になされているか、事業が適正かつ効率的に行われ、公共の福祉が増進されるよう運営されているかなどについての監査を実施する。

 また、前年度における指摘事項に対してどのように対処されているかを確認する。

(3)例月出納検査

 合計残高試算表の計数及び内容を確認するとともに、現金等の保管管理が適正に行われているか、支出、契約等の事務処理が適正に行われているかなどの検査を実施する。

行政監査について

 今年度は、「公用車の管理運用状況について」をテーマとして実施する。

財政援助団体等監査について

 令和7年度に引き続き、本市からの出資金・補助金等の財政援助に関する出納その他の事務の執行が、その目的に沿って、適正かつ効率的に執行されているかなどについての監査を実施する。

工事監査について

 公金の適正な執行等に資するため、工事監査を実施する。

その他

 上記のほか、必要な監査を随時実施する。

監査計画

令和8年度監査計画
監査区分 審査の時期 報告時期
決算審査(一般会計、特別会計) 6月中旬から8月中旬 8月(決算意見書提出)
決算審査(公営企業会計)【注釈1参照】 6月上旬から8月中旬 8月(決算意見書提出)
財政健全化法に基づく審査 7月中旬から8月下旬 8月(審査意見書提出)
定期監査(一般会計、特別会計) 8月中旬から2月下旬 3月(監査報告書提出)
定期監査(公営企業会計) 12月上旬から2月下旬 3月(監査報告書提出)
例月出納検査(一般会計、特別会計) 毎月 検査の都度報告
例月出納検査(公営企業会計) 毎月 検査の都度報告
財政援助団体等監査【注釈2参照】 9月上旬から11月下旬 12月(監査報告書提出)
随時監査(工事監査) 5月上旬から2月下旬 3月(監査報告書提出)
行政監査 4月上旬から2月下旬 3月(監査報告書提出)
  • 【注釈1】公営企業とは、水道、下水道、ガス、交通、病院の5事業をいう。なお、ガス事業は民間譲渡のため決算審査まで行う。
  • 【注釈2】令和8年度監査予定は、松江福祉会・松江観光協会・島根県東部勤労者共済会の3団体。

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監査委員事務局
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