ダニ媒介感染症

更新日:2023年04月27日

特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。これは、重症熱性血小板減少症候群だけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。

草むらや、やぶなど、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが大事です。また、屋外活動後は、必ず身体を洗い、着替えましょう。

(注意)「日本紅斑熱」については、下記リンクをご覧下さい。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?

SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることによって引き起こされる病気です。主な症状は発熱と消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。

マダニは、比較的大型(吸血前で3から4ミリメートル)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。

どのような症状が出ますか?

原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心です。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障がい、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

イヌ・ネコの重症熱性血小板減少症(SFTS)にご注意ください

イヌやネコのペットがSFTSに感染した事例は全国で報告されており、中にはペットからヒトへ感染した事例も報告されています。これはSFTSを発症していたペットの体液に、ヒトが直接触れたことにより感染したものと考えられています。

イヌやネコの感染予防には定期的なダニの駆虫薬投与が有効です。また、ペットが体調不良となったときは、手袋を着用するなど、ペットの体液に直接触れないようにして、動物病院を受診してください。

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