加齢性難聴に伴う耳の聞こえについて

更新日:2025年05月26日

耳の聞こえについて、考えてみませんか?

加齢性難聴は、年を重ねるにつれて徐々に進行する聴力低下です。テレビの音量が大きいと指摘されたり、聞き返しや、聞き間違えることが増えてきます。
早期の治療で治る疾患もあるため、少しでも聞こえに不安を感じたら、耳鼻咽喉科への受診をお勧めいたします。

まずは、聞こえをセルフチェックしてみましょう。

聞こえの状態について、簡単にチェックすることができる「聞こえのチェックリスト」を作成しました。ぜひご活用ください。

松江市聞こえのチェックリスト1
松江市聞こえのチェックリスト2

難聴の予防について

加齢に伴う難聴は、老化現象の一種なので、誰にでも起こりうることです。
しかし、進行を遅らせる、加齢以外の原因を避けるという意味での予防は十分に可能です。

詳しくは下記のホームページ内の「難聴の予防」をご覧ください。

補聴器について

補聴器を使用するためには、どうすればいい?

補聴器
  1. まず、耳鼻咽喉科受診をしましょう。
  2. 購入前に、補聴器相談医のアドバイスを受けましょう。
  3. 補聴器を常時装着しながら、家族や友人と会話を楽しむなど、聴覚リハビリテーションの実践をしましょう。

補聴器についてQ&A

Q:補聴器の基本モデルの価格を教えてください。

A:機種や機能、ブランドによって異なりますが、基本モデル(片耳)は5万円から15万円程度です。箱型が5万円から、耳掛け型が10万円前後から、耳穴型が15万円前後からとなっています。
繊細なノイズキャンセル、マルチチャンネル、充電式、Bluetooth接続、スマートフォンとの連携など複数の最先端技術が搭載された中級から高級モデルは20万円から50万円超です。

Q:集音器と補聴器の違いについて教えてください。

A:集音器は音を集めて大きく聞こえるようにする『家電製品』です。
補聴器と形状は似ており格安ですが、国の安全基準をクリアした『医療機器』である補聴器とは異なります。
補聴器のように個人の聞こえに合わせた細かな設定や音質の調整・雑音除去などの機能がなく、大きな音が入るのを制御するシステムが搭載されていないことが多いため、難聴を悪化させる危険性があります。
軽度難聴の方で騒音のない場所での使用に限られます。

周囲の人も話し方に配慮をしましょう

話す人2

難聴の人と接する場合は周囲の人の理解が必要です。
できるだけ聞き取りやすい静かな環境で会話をすることです。
話し手は、正面から相手の顔を見て、はっきり・ゆっくりと大きな声で話す工夫が大切です。
また身振り・手話の活用や筆談、さらには音声アプリ(無料アプリUDトークなど)を利用することも有用です。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 介護保険課 介護予防係
電話:0852-55-5568
ファックス:0852-55-6186
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