高齢者見守りネットワーク
松江市の高齢化率は、令和6年3月末現在で30.69%と4人に1人が高齢者となっており、今後も高齢化率は高くなることが予想されています。
また、5人に1人が要介護認定を受けています。
このような状況の中、認知症の人を含めた高齢者やその家族が住み慣れた地域で安心して生活を続けていくためには、地域住民や地域全体による見守りや支え合いが不可欠であり、日常生活の中でのさりげない見守り体制づくりが重要です。
松江市では、地域住民だけでなく、企業や事業所が日常業務の中でさりげなく見守りを行う等、地域一体となった高齢者の見守りネットワークの構築をすすめています。
地域における高齢者の見守りネットワーク事業とは
高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられる地域社会の実現を目指し、高齢者をさりげなく見守り、地域全体で支えあう体制を確保するためには、高齢者にかかわるすべての人が自分のできる範囲で高齢者を気にかけ、見守ることが必要であるといった意識を高めることが大切です。
松江市では、地域ぐるみでの高齢者の見守りネットワークの構築を進めています。
松江市地域における高齢者の見守りネットワークのてびき (PDFファイル: 790.6KB)
高齢者の見守りネットワーク事業協力事業者
高齢者の生活に密接にかかわる事業者や団体と松江市が、高齢者の方の見守りに関して協定を結び、日常業務の範囲のなかで、地域の高齢者の方に対して「さりげない見守り」を行います。
何らかの異変を発見したときに地域包括支援センター等に連絡をして支援につなげられるよう連携協力をしています。
見守りネットワーク協力事業者・団体一覧(令和6年7月1日現在) (PDFファイル: 756.5KB)
見守りのポイント
日常の生活や業務の中で、高齢者の方に以下のような様子が見られた場合は、地域包括支援センターにご連絡ください。
具合が悪くなって倒れているかも...
- 新聞や郵便物がたまったままで、確認している形跡がない。
- 長い間、姿を見かけない。
- 家の明かりがずっとついたまま、またはずっと消えたままが続いている。
- 何日も洗濯物が干しっぱなしになっている。布団が翌日まで干しっぱなし。
- 日中でも雨戸やカーテンが閉まったままになっている。
- 前回配達した届け物(乳飲料・生鮮品・弁当)がそのまま残っている。
体調が悪いかも...
- 最近、痩せてきた、顔色が悪く、具合が悪そうに見える。
認知症の人で困っているかも...
- 庭や家屋の手入れがされなくなった、ゴミだらけになっている。
- 今まで挨拶をしていたのにしなくなった、最近、電話や訪問に応答がない。
- 髪や服装が乱れている、季節に合わない不自然な服装をしている。
- 話がかみあわなくなった、同じことを何度も言う。
- 暴言を吐くなど、性格が変わった。
- お店などで勘定ができない、繰り返し同じものをたくさん買う。
- 深夜に出歩いている、道に迷っている。
- 異臭がする。
虐待かも...
- 家の中から怒鳴り声や泣き声が聞こえたり、大きな物音がする。
- 身体(顔や腕など)に不自然なアザが目につくようになった。
- 家族が介護や日常の世話をしていないようだ。
悪質商法かも...
- 最近、見慣れない人や車の出入りが多くなった。
地域包括支援センター
松江市内には、6か所の地域包括支援センターと2か所のサテライトを設置しています。
高齢者とその家族が、住み慣れた地域で安心してその人らしい生活ができるよう支援をする総合相談機関です。
保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職が配置されており、それぞれが連携をとりながら、高齢者やその家族等を支援します。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護保険課
電話:0852-55-5935(総務係)
電話:0852-55-5568(介護予防係)
電話:0852-55-5933(給付係)
電話:0852-55-5689(事業所管理係)
電話:0852-55-5936(認定係)
電話:0852-55-5930(保険料係)
ファックス:0852-55-6186
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更新日:2024年07月25日