ふるさと寄附金活用事業の報告(平成30年度)

更新日:2023年02月01日

平成30年度は、多くの皆さまから総額100,581,600円(2,430件)ものご寄附をいただきました。心からお礼申し上げます。

寄附金は、市民が誇れる活力と魅力あるまちづくりのために大切に使わせていただきます。

これからも『ふるさと松江』を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

寄附金の状況(平成30年度)

寄附金の状況(単位:円,件)
ご寄附いただいた分野 金額 件数
1.宍道湖・中海などの自然景観、自然環境の保全やこれを活かした観光、産業の振興 18,553,000 765
2.松江城を中心とした城下町のまち並みなどの歴史的景観の保全、文化伝統の継承やこれらを活かした観光、産業の振興 21,333,000 450
3.1,2のほか魅力あるふるさとづくりに資する事業 42,843,616 470
4.使い道は指定しない 17,851,984 745
合計 100,581,600 2,430

寄附金活用事業の一部をご紹介します

平成30年度は総額95,079,508円の寄附金を市の事業に活用(松江市歴史まちづくり基金・スポーツ振興基金への積立含む)させていただきました。

活用事業のうち主なものをご紹介します。

大橋川周辺まちづくり検討事業

ミズベリング松江協議会の活動に対し補助金を交付し、水辺の賑わい創出に寄与する活動を支援しました。

【全体事業費:1,534,000円/寄附金活用額:724,020円】

ミズベリング松江協議会とは

松江の水辺やその周辺のまちを、もっともっと賑わいあふれる場にしていくことを目的として、平成30年6月に設立した協議会で、松江の水辺の活用などに取り組んでいる民間の団体や事業所、そして行政・公的機関などで構成されています。

具体的な取組・寄附金の活用方法など

平成30年度のミズベリング松江協議会の主な活動内容

  • 主催事業
    • 宍道湖エビとり体験会
    • 宍道湖SUNSETCAFE×松江水燈路など
  • 共催事業
    • 水の都松江の夜景について語るワークショップなど
  • その他
    • 各団体実施事業への協力、Facebook等での情報発信、水辺利活用アンケート実施、協議会パンフレットイメージ作成ほか
暮れなずむ松江湖畔公園の湖岸を照らす、水燈路の行燈群の写真
夕日に照らされる中で開店する、宍道湖サンセットカフェの店舗外観の写真

宍道湖水環境改善協議会の取組

宍道湖水環境改善協議会において、中海・宍道湖一斉清掃、ヨシ刈り取りボランティアや刈ったヨシの利活用、松江市・出雲市民を対象とした環境啓発事業、斐伊川水系の上下流交流事業、専門家を招いての勉強会などを開催しました。

【松江市負担金:2,002,000円/寄附金活用額:2,000,000円】

宍道湖水環境改善協議会とは

「宍道湖水環境改善協議会」は、宍道湖とその流域の住民・企業・団体・行政が一体となって水環境の改善に挑戦すること、恵まれたこの自然環境と湖を愛する気持ちを後世に残し伝えることを目的として設立された、松江市・出雲市・島根県環境生活部・中国地方整備局出雲河川事務所の4団体で構成される協議会です。

(注意)詳しくは「宍道湖水環境改善協議会ホームページ」(外部サイト)をご覧ください。

具体的な取組・寄附金の活用方法など

  • 中海・宍道湖一斉清掃宍道湖側の参加者4,065人ゴミ収集量8.06トン
  • ヨシ刈り取りボランティア〔参加者296人/刈取面積約6,190平方メートル〕
  • 刈り取ったヨシを活用してヨシ紙の製作〔A3厚口14,900枚〕
  • 手長エビ採り体験〔参加者12名〕
  • シジミ採り体験〔参加者54名〕
  • ヨシ紙すき体験〔参加者30名〕
  • 斐伊川水系上流の雲南市・奥出雲町の方に宍道湖を知っていただく取り組みとして、宍道湖でクルーズ船に乗って水質調査などを実施〔参加者35名〕
  • 上流を知る取り組みとして、下流の松江市・出雲市の方を対象に、尾原ダム見学など実施〔参加者30名〕
白潟公園付近における宍道湖湖岸の清掃活動風景の写真
ボランティアによるヨシの刈り取り風景の写真

宍道湖の漁業資源維持再生の取組

水産資源の維持と増殖を目指して、宍道湖への稚魚・稚貝の放流や魚礁の造成への支援、浅くなった船溜まりに堆積する土砂の撤去費用への支援を行いました。

【(中海への支援を含めた)全体事業費:6,599,000円/寄附金活用額:3,000,000円】

具体的な成果・購入品など

  • シジミが生存できない宍道湖の中心部(概ね水深4メートル以上の水域)で生まれたシジミ幼生を採集・育成し、生存可能な浅場へ放流〔放流数:約91.6万粒〕
  • 種苗の放流〔放流数:フナ稚魚2,000キログラム・ウナギ稚魚683キログラム・スジエビ200キログラム〕
  • シジミや稚魚の育成場としての機能を持つ竹林魚礁の補充〔補充数:竹250本〕
  • 船溜まりに土砂が堆積したことにより水深が浅くなり、船舶の航行に支障が生じたため、水底の土砂をすくい取り、運搬処分を行った〔浚渫土量:299平方メートル〕
ウナギ稚魚の放流の様子を捉えた写真
バットいっぱいのスジエビを、湖へ放流する様子を捉えた写真

石垣修理事業

崩落して形が失われる可能性が高い松江城の石垣について、本来の姿を取り戻すため、石垣の解体修理工事を行いました。

【全体事業費:26,670,000円/寄附金活用額:1,699,000円】

具体的な成果・購入品など

  • 平成30年度は、月見櫓下石垣の約40平方メートルについて、元に形状に戻せるように1石1石記録しながら取り外しました。(注意)令和2年度中に積み直す予定
  • 修理工事に伴って行った発掘調査では、埋もれていた築城期の貴重な石垣が発見されました。
松江城・御月見櫓跡付近の石垣修理現場と、石垣の修理作業風景の写真
松江城御月見櫓跡付近の修理工事に伴って発見された、築城当時の石垣の写真

ICT活用教育推進事業

新学習指導要領全面実施に向け、プログラミング教育や外国語活動等の授業で、デジタル資料等を有効に活用するため、ICT3点セット(プロジェクター、書画カメラ、スクリーン)を市内全ての5・6年全学級に配備しました。

【全体事業費:6,823,000円/寄附金活用額:2,900,000円】

具体的な成果・購入品など

  • 平成30年度ICT3点セット52セットを、小学校と義務教育学校に配備しました。
  • 子どもたちは実際に映像や状況の説明を視覚によって学習内容の理解が容易となり、また先生方も、ICT機器を活用することで例えば実物の動きを見せたり、外国語活動で単語の発音や活動への指示等が容易になったり、授業を効果的に行うことが可能になりました。
教室の黒板前に設置された、大型スクリーンや投影機等のICT機器群の写真
ICT機器を活用して行われた授業風景の写真

その他

教育・福祉・消防分野をはじめ、様々な分野で活用させていただきました。

ふるさと松江だんだん基金の残高及び運用状況

平成30年度におけるふるさと松江だんだん基金の残高及び運用状況
基金の収支 金額(円)
平成29年度末残高(A) 73,706,227
平成30年度積立額(B) 49,859,128
利息(C) 115,000
平成30年度取崩額(D) 44,357,020
平成30年度末残高(A+B+C-D) 79,323,335

いただいております寄附金は、今後趣旨に沿う事業に活用させていただきます。

たくさんの皆様からの心温まるご寄附、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

産業経済部 商工企画課
電話:0852-55-5208(企画振興係)、0852-55-5978(特産振興係)
ファックス:0852-55-5553(企画振興係・特産振興係)
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