ふるさと寄附金活用事業の報告(令和元年度)

更新日:2023年02月01日

令和元年度は、多くの皆さまから総額80,582,856円(2,257件)ものご寄附をいただきました。心からお礼申し上げます。

寄附金は、市民が誇れる活力と魅力あるふるさとづくりのために大切に使わせていただきます。

これからも『ふるさと松江』を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

寄附金の状況(令和元年度)

寄附金の状況(単位:件,円)
ご寄附いただいた分野 件数 金額
1.宍道湖・中海などの自然景観、自然環境の保全やこれを活かした観光、産業の振興 531 14,848,000
2.松江城を中心とした城下町のまち並みなどの歴史的景観の保全、文化伝統の継承やこれらを活かした観光、産業の振興 394 24,219,005
3.上記1,2のほか魅力あるふるさとづくりに資する事業
(スポーツ振興、文化の継承と創造、次代を支える人づくり)
696 25,815,851
4.使い道は指定しない
(高齢者クラブ助成、防災資機材整備事業など)
636 15,700,000
合計 2,257 80,582,856

寄附金活用事業の一部をご紹介します

令和元年度は総額49,354,105円の寄附金を市の事業に活用(松江市歴史まちづくり基金・スポーツ振興基金への積立含む)させていただき、残額については、ふるさと松江だんだん基金に積立てました。

活用事業のうち主なものをご紹介します。

高齢者クラブ助成

松江市高齢者クラブ連合会が行う高齢者同士の仲間づくりを通し、介護予防などの健康増進に向けた各種の活動を支援しました。

【寄附金活用額:5,500,000円】

具体的な取組・寄附金の活用方法など

令和元年度の主な事業
  • 健康を進める活動
    • ニュースポーツ大会(グランド・ゴルフ、ペタンク)【参加者:約420名】
    • 高齢者スポーツ大会【参加者:約1,200名】
      この他にも、健康づくり教室の開催、松江市主催の健康福祉フェスティバルへの参加等、自らの健康づくりや地域への協力を行いました。
  • 在宅福祉を支える友愛活動
    • 各地区の高齢者クラブを中心に、会員はもとより非会員の一人暮らしの高齢者や高齢者夫婦世帯に対しての安否確認活動や、家事支援など地域に密着した活動を行いました。その他、各公民館での「なごやか寄り合い事業」への参画や、施設への訪問活動等を行いました。
  • 社会奉仕活動
    • 水郷祭後の清掃活動【参加者:約30名】
    • 松江城山公園清掃奉仕活動【参加者:約120名】
      この他、各地区での清掃奉仕活動の実施や、児童・生徒の登下校見守り活動、花壇造り等、様々な活動をしました。
松江城天守付近における清掃活動風景の写真

松江城山公園の清掃活動

ニュースポーツ大会の一環として開催された、グランドゴルフの競技風景の写真

ニュースポーツ大会の開催

宍道湖水環境改善協議会の取組

宍道湖水環境改善協議会において、中海・宍道湖一斉清掃、ヨシ刈り取りボランティアや刈ったヨシの利活用、市民を対象とした環境啓発事業、斐伊川水系の上下流交流事業、専門家を招いての勉強会などを開催しました。

【寄附金活用額:2,002,000円】

宍道湖水環境改善協議会とは

「宍道湖水環境改善協議会」は、宍道湖とその流域の住民・企業・団体・行政が一体となって水環境の改善に挑戦すること、恵まれたこの自然環境と湖を愛する気持ちを後世に残し伝えることを目的として設立された、松江市・出雲市・島根県環境生活部・中国地方整備局出雲河川事務所の4団体で構成される協議会です。

(注意)詳しくは「宍道湖水環境改善協議会ホームページ」(外部サイト)をご覧ください。

具体的な取組・寄附金の活用方法など

  • 中海・宍道湖一斉清掃【参加者6,665人、ゴミ収集量12.07トン】
  • ヨシ刈り取りボランティア【参加者47人、刈取面積約1,000平方メートル】
  • 刈り取ったヨシを活用してヨシ紙の製作【メモ帳2,000冊、折り紙セット300セット】
  • 手長エビ採り体験【参加者98名】
  • シジミ採り体験【参加者53名】
  • 宍道湖絵画コンクール【応募作品数57点】
  • 斐伊川水系上流地域(奥出雲町横田)でのオオサンショウウオ観察、水質調査など【参加者24名】
  • 斐伊川水系の治水施設である尾原ダムの見学、水質調査など【参加者30名】
白潟公園付近における宍道湖湖岸の清掃活動風景の写真

中海・宍道湖一斉清掃

ボランティアによるヨシの刈り取り風景の写真

ヨシ刈り取りボランティア

宍道湖・中海漁業資源維持再生事業

水産資源の維持と増殖を目指して、宍道湖への稚魚・稚貝の放流や魚礁の造成への支援、浅くなった港の船着場に堆積する土砂の撤去費用への支援を行いました。

【寄附金活用額:2,700,000円】

具体的な成果・購入品など

  • シジミが生存できない宍道湖の中心部(概ね水深4メートル以上の水域)で生まれたシジミ幼生を採集・育成し、生存可能な浅場へ放流【放流数:約8.2万粒】
  • 種苗の放流【放流数:フナ稚魚2,000キログラム(約80,000尾)、ウナギ稚魚530キログラム(約18,000尾)、スジエビ200キログラム(約200,000尾)】
  • シジミや稚魚の育成場としての機能を持つ竹林魚礁の補充【補充数:竹250本】
  • 船溜まりに土砂が堆積したことにより水深が浅くなり、船舶の航行に支障が生じたため、水底の土砂を除去【浚渫土量:213.6立法メートル】
湖畔におけるウナギ稚魚の放流の様子を捉えた写真

ウナギ稚魚の放流

網の中で放流を控えたフナ稚魚の写真

フナ稚魚の放流

国宝松江城天守耐震対策事業

国宝松江城天守の耐震補強に活用しました。

【寄附金活用額:3,944,000円】

具体的な成果・購入品など

  • 大地震時に天守が倒壊しないよう、文化財の価値に配慮しながら補強部材を要所に取り付けました。
松江城天守内部・3階の大きな柱の間に設置された木格子壁の写真

松江城3階に設置した木格子壁

防災資機材整備事業

大規模災害時等による被災者や避難者への食料や生活物資などを購入し、備蓄しました。

【寄附金活用額:2,612,284円】

具体的な成果・購入品など

  • 5年保存アルファ化米【8,000食】
  • 7年保存クッキー【2,400食】
  • 保存飲料水【200箱】
  • 簡易ベッド【45台】
  • ポータブルトイレ【10基】
  • ビブス【25枚】
施設内で展開された簡易ベッド等の防災資機材と、それを点検する市職員たちの写真

簡易ベッド

中央図書館運営事業

松江市立中央図書館の図書を購入しました。

【寄附金活用額:260,000円】

具体的な成果・購入品など

  • 約150冊相当の図書を購入
松江市立中央図書館館内に設けられたこども読書コーナーと、コーナーを紹介する女性職員の写真

松江市立中央図書館のこども読書コーナー

その他

教育・文化・医療分野をはじめ、様々な分野で活用させていただきました。

ふるさと松江だんだん基金の残高及び運用状況

令和元年度におけるふるさと松江だんだん基金の残高及び運用状況
基金の収支 金額(円)
平成30年度末残高(A) 79,323,335
令和元年度積立額(B) 56,091,335
利息(C) 97,000
令和元年度取崩額(D) 24,862,584
令和元年度末残高(A+B+C-D) 110,649,086

いただいております寄附金は、今後趣旨に沿う事業に活用させていただきます。

たくさんの皆様からの心温まるご寄附、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

産業経済部 商工企画課
電話:0852-55-5208(企画振興係)、0852-55-5978(特産振興係)
ファックス:0852-55-5553(企画振興係・特産振興係)
お問い合わせフォーム