ふるさと寄附金活用事業の報告(令和2年度)
令和2年度は、多くの皆さまから総額84,006,000円(3,970件)ものご寄附をいただきました。心からお礼申し上げます。
寄附金は、市民が誇れる活力と魅力あるふるさとづくりのために大切に使わせていただきます。
これからも『ふるさと松江』を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
寄附金活用事業の一部をご紹介します
令和2年度は総額50,050,609円の寄附金を市の事業に活用(松江市歴史まちづくり基金・スポーツ振興基金への積立含む)させていただき、残額については、ふるさと松江だんだん基金に積立てました。
令和2年度にいただいた寄附金を活用した事業およびふるさと松江だんだん基金に積み立てていた寄附金を取崩して活用した事業のうち主なものをご紹介します。
水辺の利活用推進事業
【寄附金活用額】1,227,796円
具体的な取組・寄附金の活用方法など
- 「水辺の保全・保安」「水辺の利用・活用」「資源や取組の広報」の3つの柱に基づき、官民協働による『ミズベリング松江協議会』が設立され、その運営費及び利活用検討費支援のための補助金に活用させていただきました。
【寄附金活用額:732,796円】- 水辺の公共空間の利活用促進のために、水辺の公園を活用し、キッチンカーによる飲食の提供を行う社会実験を実施しました。
「ヒトツソラノシタ・プロジェクト」【期間:令和2年6月27日から11月29日、参加店舗:7店舗】 - 水辺の賑わい創出のための恒例イベント「ミズベリングぷち縁日」を開催しました。【参加者:500名】
- 公共空間の利活用社会実験として「ヒトツソラノシタ・水辺の屋台」を実施しました。【参加店舗:3店舗】
- 水辺の公共空間の利活用促進のために、水辺の公園を活用し、キッチンカーによる飲食の提供を行う社会実験を実施しました。

(ヒトツソラノシタ・プロジェクトの様子)
- 宍道湖畔にある白潟公園で、水辺の賑わいイベントや、公共空間の利活用検証の社会実験に必要な電源設備設置費として活用させていただきました。キッチンカーなどに必要な電源が確保できるようになり、事業者負担の軽減や、発電機の騒音が解消され、水辺の活用がし易くなり雰囲気向上にも繋がりました。
【寄附金活用額:495,000円】- 白潟公園出店用電源設備工事費【設置場所:白潟公園内1か所(コンセント数6個)】

(出店用電源設備)
宍道湖水環境改善協議会の取組
宍道湖でボランティアによるヨシの刈り取りを行い、刈ったヨシの一部でヨシ紙や手すき用パルプを製作しました。また、「将来、こんな宍道湖になったらいいな」をテーマに、小学生を対象としたはがき絵コンクールを開催しました。
【寄附金活用額:1,328,783円】
「宍道湖水環境改善協議会」は、宍道湖とその流域の住民・企業・団体・行政が一体となって水環境の改善に挑戦すること、恵まれたこの自然環境と湖を愛する気持ちを後世に残し伝えることを目的として設立された、松江市・出雲市・島根県環境生活部・中国地方整備局出雲河川事務所の4団体で構成される協議会です。
詳しくは「宍道湖水環境改善協議会ホームページ」(外部サイト)をご覧ください。
具体的な取組・寄附金の活用方法など
- ヨシの刈り取りボランティア【参加人数:133人、刈取面積:約2,000平方メートル】
- 刈り取ったヨシを活用したヨシ紙などの製作【A3厚口紙:12,530枚、菊判厚口紙:500枚、菊判中厚口紙:750枚、手すき用パルプ:10キログラム】
- 宍道湖はがき絵コンクール【応募作品数:59点】

(ヨシ刈りボランティアの様子)

(宍道湖はがき絵コンクール特選作品「にじ色に輝く宍道湖」)
宍道湖・中海漁業資源維持再生事業
宍道湖でスジエビ・フナ・ウナギの稚魚(魚の子ども)の放流を行いました。また、宍道湖でシジミ資源の増大とシジミ漁場の拡大のため、竹林漁礁(湖底にマダケを差し込むことで魚が集まって漁場を形成している箇所)を設置しました。
【寄附金活用額:2,214,000円】
具体的な成果・購入品など
- 【放流事業】宍道湖内にフナ2000キログラムを5か所、ウナギ650キログラムを10か所、スジエビ200キログラムを9か所に放流
- 【竹林漁礁事業】竹を250本購入し宍道湖内(宍道・来待・湯町)の3か所に漁礁を設置。
(スジエビ放流の様子)
(竹林漁礁設置の様子)
ジオパーク推進事業
- 松江市島根町にある松江ビジターセンターにおいて、島根半島・宍道湖中海ジオパークを普及するため来場者に案内や説明を行いました。
- 松江市・出雲市の小学校の課外授業「流れる水のはたらき」「大地のつくり」のバスの借上料に対して補助金を交付しました。
- 松江市・出雲市の団体・企業が主催する研修会、講演会の開催等、ジオパークの機運醸成や知識の向上につながる事業に対して補助金を交付しました。
- 島根半島・宍道湖中海ジオパークのガイド養成講座(はじめの一歩コース、認定ジオガイドコース)及び認定ジオガイド試験を実施し、島根半島・宍道湖中海ジオパークの魅力を伝えるガイドを増やしました。
【寄附金活用額:4,290,000円】
具体的な成果・購入品など
- 令和2年度松江ビジターセンター来場者数:3,754人
- 令和2年度補助金を活用した学校数・生徒数:16校・1,094人
- 令和2年度補助金を活用した団体・企業数:7団体・1企業
- ガイド養成講座参加者数:はじめの一歩コース29名、認定ジオガイドコース12名、認定ジオガイド試験合格者数:10名認定ジオガイド数45名(令和2年度末時点)

(松江ビジターセンターでスタッフが来場者に案内する様子)

(認定ジオガイドが市民にガイドをする様子)
大山隠岐国立公園満喫プロジェクト推進事業
本市の豊かな自然環境を活用し、観光振興と地域の活性化を図るため、官民で組織する大山隠岐国立公園満喫プロジェクト島根半島東部協議会で情報発信や体験メニューの開発を行いました。
【寄附金活用額:6,000,000円】
具体的な成果・購入品など
- 体験プログラム開発事業2本実施(トレッキング体験の開発など)
- モニターツアー事業3本実施(自然を活用した体験のモニターツアーなど)
- 圏域の周遊促進・PR事業6本実施(四十二浦巡りバスツアー、サイクリングスタンプラリーなど)
- インバウンド対策事業1本実施(外国人向けPR動画の作成)
- 情報発信PR事業6本実施(タウン誌、旅行情報アプリでの情報発信など)
(モニターツアー事業の様子1)
(モニターツアー事業の様子2)
地域とすすめる「松江てらこや」事業
学習の習慣づけや学習意欲の喚起を図ることにより学力向上につなげていくことを目的として、放課後や休日に公民館等の施設を活用し、地域住民や保護者、学生などの参画を得て、子どもたちに学習の機会を提供しました。
【寄附金活用額:1,627,895円】
具体的な成果・購入品など
- 実施個所:9公民館区
- 延べ参加人数:3,153人(実施地区合計)実施回数:260回(実施地区合計)
その他
教育・文化・医療分野をはじめ、様々な分野で活用させていただきました。
ふるさと松江だんだん基金の残高及び運用状況
基金の収支 | 金額(円) |
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令和元年度末残高(A) | 110,649,086 |
令和2年度積立額(B) | 70,043,000 |
利息(C) | 115,000 |
令和2年度取崩額(D) | 36,087,609 |
令和2年度末残高(A+B+C-D) | 144,719,477 |
いただいております寄附金は、今後趣旨に沿う事業に活用させていただきます。
たくさんの皆様からの心温まるご寄附、ありがとうございました。
この記事に関するお問い合わせ先
産業経済部 商工企画課
電話:0852-55-5208(企画振興係)、0852-55-5978(特産振興係)
ファックス:0852-55-5553(企画振興係・特産振興係)
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更新日:2023年02月01日