移住者(講武さん)
松江は時間がゆっくり流れるまち
講武さん(洋菓子店オーナー)
Uターン
松江駅近くに2019年4月オープンした洋菓子店「Ciistand(シースタンド)」。切り盛りするのはオーナーシェフの講武千晶さん。
2018年9月に神戸からUターンした。講武さんは市内の高校を卒業後、大阪の専門学校へ進学。製菓技術を学び、大阪と神戸市内の洋菓子店で修業を重ねた。
「子どもの頃、参観日のあとにケーキを買ってもらうのがとても楽しみでした。ショーケース越しのワクワクする景色を多くの人に伝えたくてケーキ屋さんになりたいと思いました。」
幼いころからの夢の実現のため、厳しい修業も乗り越えることができた。
いつの間にか、しっかりと基礎も身に付き、店長と一緒に考えた商品も生まれた。
その自信を胸にいつしか故郷の松江で独立したいと考えるようになった。
「チャレンジに不安はありませんでした。住み慣れた場所ですし。」
そう語る講武さんだが、開店までの準備は苦労の連続だった。
「いろいろな業者さんとのつながりを最初からつくることが大変でした。材料やフルーツなど、どこで仕入れたらいいのか、全くわかりませんでした。でも、いろいろな人が私のペースに合わせて支えてくれました。保健所に出す図面は改装業者さんが手伝ってくれたんですよ。」と振り返る。
だが、本当につらかった時、それを支えたのは両親の存在だという。「やっぱり親が近くにいると何でも相談できる安心感があります。」
自慢の商品は店の名前にもなっている「シーロール」。
「シー」の由来は千晶さんのイニシャル「C」と「シー」と発音することで口角が上がり、笑顔になるから。コンセプトは「大切な人への贈り物 大切な自分へのご褒美」。
講武さんは支えてくれる人への感謝と多くの人を笑顔にするため、今日も心を込めてケーキを作っている。
(2019年取材)
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更新日:2023年02月01日