移住者(山本さん)

更新日:2023年02月01日

非日常の愉~夢を夢で終わらせなかったもうひとつの物語~

 

山本さん(会社員)

Uターン

 

山本さん写真

 

「湖が生活の中にある暮らしは、癒されるし、都会にいた時よりも心にゆとりができました。」と穏やかに話すのは、妻と6歳と3歳の子どもと暮らすソロキャンパー「山本亮介」さん。東京から松江にUターンした。

 

一日一日があっという間に過ぎていき、毎日賑やかな生活を送っている。

 

休日を宍道湖で過ごすのが家族の楽しみだ。移住によって手に入れた新しい時間。

 

山本さん写真

 

そんな山本さんにはもう一つの独りだけの愉しみがある。それは「ソロキャンプ」。

 

「ソロキャンプは、究極の無駄な時間、そこに立ち止まっているようで、精神的は前に進み続けている時間。」

 

ソロキャンプは、自由であること。何事にも束縛されず、精神を解放させること。自然という非日常に身を置くことだ。非日常とは「特別」とも言えるだろう。しかし、それは、本当に「特別」なのだろうか。

 

山本さん画像

 

この街には海があり、山があり、自分だけの空間でお酒を飲みながらばーっと星空を見上げる場所が、すぐそこにある。まさに、それは私たちの日常である。

 

私たちの日常を、誰かは「特別」と名付けました。

 

特別が日常にある街。

 

山本さん画像

 

山本さんにとって「自然がすぐそこにある街、まつえ」とは?

 

「自分自身を写しているようです。普段は穏やかですが、風が強い日もある。そして翌日は穏やかで、街の中心にある宍道湖の水面が鏡のような日もある。そんな水面のように自分も穏やかに物事を受け入れたいし、時には太陽の光を反射して光の道を照らしたいですね。」

 

それは大自然の中に身を置き、敢えて孤独を選ぶ、ソロキャンプをしている山本さんの姿を映し出しているようだ。そして暗闇の中でも、ぼんやりと照らすランタンの明かりのように、家族を暖かく見守る強い意志をその眼差しから強く感じた。

(2021年取材)

 

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