市長定例記者会見(令和3年6月2日)
令和3年6月2日(水曜日)
(共同通信社)まず市長のほうから何かありましたらよろしくお願いします。
(上定市長)皆さん、おはようございます。
6月に入りまして、節電・省エネの観点からクールビズを既に市全体として進めておりまして、私もクールビズの格好で臨ませていただきました。皆さんもジャケットなど取っていただいて構いませんので、室温は28度設定ということにしておりますので、少し暑いかもしれませんがよろしくお願いします。
では、最初に、私から、新型コロナウイルス感染症に関連して幾つかお話をさせていただきます。市民の皆様の努力とご尽力が功を奏す形で、この松江市におけるコロナウイルス感染者の状況というのは、ほかの地域と比べて相対的に低位で安定している状況です。また、感染者の感染ルートや濃厚接触者などの特定ができておりますので、関係者へのPCR検査を徹底することで感染の蔓延というのが予防できている状況にあります。市民の皆様には、これまでどおりマスクの着用であったり、社会的距離の確保であったり、そういった基本的な感染防止対策を続けていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
ワクチンの接種に関しまして、これから3点お知らせをさせていただきます。
1つ目が高齢者の方のワクチン接種の状況です。5月10日からくにびきメッセなどでの集団接種を、5月31日からかかりつけ医での個別接種を開始しております。さらには、昨日6月1日から市立病院での集団接種も開始しました。5月末時点でワクチン接種の対象となる高齢者約6万人のうちの8割に当たる4万8,000人の方が予約を完了された、あるいは接種自体を完了されております。当初の計画では全体の75%の方の接種ということでしたので、それを上回る方が接種済み、あるいは予約済みということで、望ましいことだと思っております。
ワクチン接種の実績について、先般政府から発表がありました。島根県は、1回目の接種を完了した人が13.4%と発表されており、松江市は現時点で10.0%となっています。島根県の数値を下回っていますが、政府の接種計画どおり、医療従事者の接種を優先的に進めている状況でして、大きな遅れはないものと理解をしております。
また、先ほど申し上げたとおり、5月31日からかかりつけ医での個別接種も始めております。昨日6月1日からは市立病院での集団接種も始まりました。こういった状況の中で進捗が期待できるものと捉えているところです。
次、2つ目ですが、64歳以下の方に対するワクチンの接種についてです。今のところ、7月中旬に12歳から64歳の方を対象として接種券を発送するという方向で調整を図っているところです。基礎疾患のある方、60歳以上の方を優先して受け付ける予定でおります。詳細については、また改めてお知らせしますので、よろしくお願いします。
そして最後、3つ目でございます。接種予約にキャンセルが生じた場合の対応についてお知らせいたします。これまでも事前予約にキャンセルが生じた場合につきましては、その代替措置ということで、接種会場で従事されている医療関係の方などに接種をしておりましたが、先般、小規模の集団接種会場で1件、キャンセル時の代替者がいなくて廃棄せざるを得ないという事例がありました。今後、ワクチンの無駄が生ずることがないように、一定のルールを設けた上で対応したいと考えています。具体的には、検討中ではありますが、接種会場に近いところに勤務していらっしゃる未接種の医療従事者の方、高齢者施設にお勤めの方をあらかじめリストアップし、キャンセルが出た場合にはご連絡を差し上げて、その方に来ていただくという案で、関係者と調整を図っているところです。
もう一つそれとは別に、接種会場においてワクチンを希釈して使うわけですが、その希釈の方法を間違えてしまうという事例が発生しました。それによって、いわゆるバイアルの瓶を2瓶、これは12人分のワクチンということになりますが、これを廃棄せざるを得なくなったという事例が生じております。これは、もう真摯に反省いたしまして、今後、マニュアルに基づいた使用方法を徹底してこういった事案が生じないように対処してまいりたいと考えているところです。
私からは以上です。
(読売新聞)ワクチンの廃棄の件ですが、大きく分けて2件あったと思いますが、それぞれいつ、どういった経緯でそういうことが起こったのかということを詳しくお聞かせください。
(上定市長)先週発生した事案になります。個別にはどこの会場でも生じ得るものですので、ここで申し上げる必要はないものと理解しているところです。個別の事情は、今、申し上げたとおりですが、いずれにしても再発の防止と、ワクチンが有効に活用されるようにワクチンを打つときの手順の確認、そしてキャンセルが発生した際は代替者を確保し、できるだけたくさんの方に早く接種していただける体を追及していきたいと思っており、今回の事案を踏まえて反省をして取り組んでいきたいと思っています。
(読売新聞)2件とも、集団接種会場で起きたという認識でよろしいですか。
(上定市長)そうですね、集団接種会場ということになります。
(読売新聞)両方とも時期としては5月末でしょうか。
(上定市長)先週の事案ということになります。
(読売新聞)2件あるうちの1件は2瓶、12人分を廃棄せざるを得なかったということですけども、先に言ったほうの事案では何人分になるのでしょうか。
(上定市長)1名分ですね。
(読売新聞)ということは、今のところ13人分ということでしょうか。
(上定市長)そうです。医療従事者の方には相当努力していただいておりまして、ワクチンの接種というのが国策としてできるだけ早く、そして円滑に講じていかなければいけない中で、皆さん身を粉にして汗かいていただいております。その中で松江市としても、もちろん円滑に速やかにワクチン接種が浸透するように医療従事者の皆さまや医師会の皆さまと調整を図りながら進めておりますので、この点は市民の皆さまにもぜひご理解、ご協力をいただければと思っております。
(読売新聞)松江市としてワクチン接種を始めてからは、こういうことが起きるのは今回が初ということでしょうか。
(上定市長)そうです。
(読売新聞)希釈という作業がどういう作業かというのを聞いてもよろしいでしょうか。
(上定市長)もともとバイアルという瓶に入ったものを生理食塩水で薄めて1人分を割り当てるという専門的な作業です。
(山陰中央新報)廃棄のことですが、2つとも集団接種会場ということでしたが場所は非公表ということでしょうか。
(上定市長)そうです。
(山陰中央新報)別々の場所でしょうか。
(上定市長)それも、今のところは言及しないということにしております。
(山陰中央新報)集団接種の会場で、事案としては2件廃棄が発生したということですか。
(上定市長)はい、そうです。
(山陰中央新報)65歳以上を対象にしている集団接種の中で起こったという認識でよろしいでしょうか。
(上定市長)そうですね。先ほど説明はしませんでしたけれども、医療従事者の方に対するワクチン接種というのは、相当進捗しておりまして、1回目はもう終えた状態で、2回目はまだ完全には終えていないですが、接種の割合はかなり高くなっています。現在は、松江市としては65歳以上の高齢者の方に対するワクチン接種にひたすら注力しているということになります。
(山陰中央新報)1人分の廃棄があった最初の件ですが、急遽予約がキャンセルされて、その会場の医療従事者の方も全員接種済みでということでしょうか。
(上定市長)そういうことです。少しだけ詳しくお話しすると、そのとき、複数のキャンセルが生じており代替の方を探して接種をしましたが、1人分については代替者がおらず廃棄せざるを得なくなったということです。
(山陰中央新報)例えばその予約をされている方の前倒しみたいなところの調整もされたのでしょうか。
(上定市長)今はそこで従事している医療従事者を中心として、未接種の方に声をかけている状態なので、今後はもう少し体系的にルール化し無駄が生じない形にできないかと考えているところです。
(山陰中央新報)複数キャンセルが出て、会場内の医療従事者の方で代替を探したけれど、1人分だけ会場の中で都合がつかなかったということですか。
(上定市長)そういうことです。
(山陰中央新報)2件目の希釈のミスについてですが、原因はどういったものでしょうか。
(上定市長)ワクチンを接種する手順については、当然統一したマニュアルに沿って行っているわけですが、今後、接種回数も増えればより効率的になり無駄も省けていくと思います。ただ最初の段階だったものですから、慣れない中で速やかに円滑に行っていかなければならない状況で、どうしてもミスが生じる可能性はあると認識しておりまして、もちろんあってならないことですので、この経験を踏まえて、再発のないように取り組んでまいりたいと思っています。
(山陰中央新報)ワクチンを打たれる方というのは医師の方になるんでしょうか。
(上定市長)医師も看護師も打っております。
(山陰中央新報)今回ミスしたのはどちらですか。
(上定市長)それを今、ここで言う必要はないという認識です。
(山陰中央新報)わかりました。希釈される医療従事者の方の確認不足が原因でしょうか。
(上定市長)どこでもかしこでも起こっているということではありませんので、市民の皆さまにはぜひ安心していただきたいですが、希釈をする際のマニュアルを徹底していかなければならないと思っています。
(山陰中央新報)希釈の方法として、本来しなければならないことをしなかったという感じでしょうか。
(上定市長)定められた希釈の方法ではなかったということです。
(山陰中央新報)例えば生理食塩水で希釈すると思いますがその量が多過ぎたとか逆に少な過ぎたとかその辺はいかがでしょうか。
(上定市長)ミスとしてそういったことは考えられると思います。
(山陰中央新報)市としては把握をしておられますか。
(上定市長)把握しています。
(山陰中央新報)非公表ということですか。
(上定市長)はい、そうです。
(山陰中央新報)その、理由は何ですか。
(上定市長)希釈の方法について色々な形のミスがあり得ると思います。今回は1つの方法だけ再発防止をするというわけではなく、ワクチン接種をするプロセス全体について徹底をし、再発を防止したいと考えています。市民の皆さまの体に実際に入るものですので、そこで安心安全が損なわれるようなことがあってはならないことですので、全体のプロセスについて再発防止というのをしていかなければならないと考えています。
(山陰中央新報)ちょっと厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、詳しい内容を公表できないというのが少し腑に落ちなくて、間違った事実はあって原因も把握されている中で、詳細を公表されないのは、例えば詳細に公表し過ぎると市民の方の不安を逆にあおってしまうということでしょうか。
(上定市長)そういうことではないです。例えばどなたがどういう形でいつという話をするのは、先ほど申し上げたように医療従事者の方が本当に献身的に働いていただいている中で、市としてもその方々、そしてワクチン接種の体制というのをしっかり構築してバックアップしていかなければならないと思っており、その中で極端に言えば犯人捜しになるのは全く本意ではありませんので、そういった事態は避けなければならないと思っています。今日はつけていませんがシトラスリボンをよくつけていまして、それはまさに感染された方だとか、医療従事者に対する誹謗中傷を防ぐためのもので、個別の事案について掘り下げることは、逆に社会にとってよくないという認識を持っておりますので、今回は詳細については差し控えさせていただいているということです。
(山陰中央新報)分かりました。ミスはどのようにして発覚したのでしょうか。
(上定市長)すぐに使えない形の希釈になってしまったという報告があり発覚したということになります。
(山陰中央新報)打つ前に希釈方法が間違ってしまったことを本人が気づかれたということですか。
(上定市長)もちろんそうです。希釈し損ねたものを使って接種したということでは全くありませんので、そこは重々ご承知ください。
(NHK)確認ですがワクチンの廃棄が2件あって、1件が12人分と1件が1人分で、合わせて13件分っていうことですか。
(上定市長)はい。
(NHK)1つの瓶に対して希釈を行うと、何人分かが取れるということですか。
(上定市長)6人分ということになっています。
(NHK)この1件というのは、どういうことですか。
(上定市長)1件というのは、1つの瓶で6人接種できますが、実際にいらっしゃった方が5人だったので、その余った1人分というのをどなたかに打てればよかったのですが、打つ対象者がいなかったので、時間がたてば廃棄せざるを得ないものなので、1人分が廃棄になったという事情です。
(NHK)では、12件と1件は別の種類ということですか。
(上定市長)そうですね。事案としては全く別です。普通に打てる状態だったんですけど、打つ対象者が現れなかったので残念ながら無駄になったという事案になります。
(NHK)昨日、毎週金曜日にホームページでキャンセル情報を掲載しますというお話がありましたけれども、例えば今後ワクチンを余ることなく打っていくための情報発信の方法というのはどのようにお考えですか。
(上定市長)先ほど申し上げたように、無駄が出ない形でのルールづくりというのをまずやっていこうと思っています。あとはできるだけたくさんの方に早くワクチン接種が浸透するように、ホームページのほうでも集団接種会場と個別医療機関の予約の空き状況を公表するようにしました。例えば集団接種の予約はしているけれども近くの個別医療機関が空いているのであれば、そちらで早く受けてしまおうかということにも対応できる形になっています。空いているところが分からないと、予約ができないのでそのマッチングがきちんと図れるように周知していきたいと思っています。
(NHK)今のところいわゆる個別接種の医療機関はまだ載ってないと思いますが、今後は載せていくということでしょうか。
(上定市長)個別のところも載せております。
(NHK)2件だけ載っていますが。
(上定市長)今、大きなところも含めて6つの個別医療機関については載せています。今後も情報が入り次第、掲載を増やしていくつもりでいます。
(日日新聞)こういう廃棄のようなヒューマンエラーはどうしても出てくるものだと思いますが、それを想定してワクチンの予備の数の確保はどのような形になっていますか。
(上定市長)予約者に対応できるだけの数は確保しています。ただ、ヒューマンエラーが相応数起こるということは想定していませんので、そこはきちんと認識を高めて、今回のような事例が再発することがないようにやっていかなければならないと思っています。
(日日新聞)予備として、予約者に対して余裕をもった数を準備しているというわけではないということですか。
(上定市長)その当日に打つことができるだけの、余裕のある数は用意していますし、予約の時間もあるので必要に応じて希釈の準備などを進めているということです。予約していただいている方が何か事情があって打てないということは、今までも生じてないですし、今後もそういったことにはならないように対処してまいります。
(日日新聞)接種者6万人に対しての予備というのは設定されていますか。
(上定市長)ワクチンが徐々に入ってきて、予約枠をあてがっていくという状況になりますので、予約している方が打てないという状況にはならないようにしております。
(日日新聞)順次入ってくるということですか。
(上定市長)そうです。
(毎日新聞)ワクチンの廃棄の件ですが、5月10日に集団接種始まって以降、廃棄が発生したのは初めてということですか。
(上定市長)今まで発生していません。
(毎日新聞)他県では冷蔵庫の電源が抜けていたとか、そういったミスで廃棄が発生しておりますけれども、そういったことはないということですか。
(上定市長)ないです。
(朝日新聞)13件のまとめですが、5月21日からの週に発生した事案が2件あって、1人分というのが余ったワクチンを打つ対象がたまたまいなかった。12人分というのは、希釈のミスによって打つことができなかったということでしょうか。
(上定市長)はい、そうです。
(朝日新聞)高齢者向けの集団接種でキャンセルが出て浮いてしまったということですか。
(上定市長)12人分のほうはキャンセルと直接関係するものではないですね。
(朝日新聞)キャンセル出た場合の対応策については考えていらっしゃるし、希釈のミスについては再発防止策につとめるということでよろしかったですか。
(上定市長)おっしゃるとおりです。
(朝日新聞)12歳から64歳向けの接種については、7月中旬から接種券を配るということでしょうか。
(上定市長)そのとおりです。接種券の送付を7月中旬から予定しています。
(朝日新聞)対象者はかなり広くなりますが、まずは基礎疾患のある方からということでしょうか。
(上定市長)対象としては12歳から64歳の方に対して発送する予定ですが、その中で優先順位をつけて、基礎疾患のある方と60歳以上の方が先に予約を入れていただくことを検討していまして、詳細は改めて周知をさせていただきます。
(TSK)今回、13人分廃棄のうち1件はキャンセルということすが、今のところ、集団接種において何人の方が受けられて、どれぐらいのキャンセルが出たかということを把握されていますでしょうか。
(上定市長)数字はありますが、キャンセルについては、これは非常に真面目な市民性なのかもしれませんが、それほど多くはありません。キャンセルのときの登録制度のようなことをやっておられる自治体もあるとは聞いていますが、そこまでする必要なない程度のキャンセルということになります。
(TSK)先ほど説明の中で1回目の接種が終わった高齢者の方が10%とありましたが、対象者が6万人であると6,000人という認識でよろしいですか。
(上定市長)国のほうで把握して公表している数字が島根県でいうと13.4%で松江市では10.0%になるということになりますので、詳細については健康部のほうに聞いていただければと思います。
(TSK)13人分の廃棄が出たということに対して、多くの市民の方が接種を待っている状況の中で、市長としてどのような影響があると思われますか。
(上定市長)今後、松江市としても速やかに円滑にワクチン接種を進めていくということが、今回のコロナ対策の最たるものだと思っており、ワクチン自体に無駄が出るようなことがあってはなりませんし、今後、再発防止を徹底してできるだけたくさんの市民の皆さまにできるだけ早くワクチンが行き届くようにしてまいりたいと思っております。
(TSK)いま、周辺の施設の方や医療従事者の方のリストをつくるということが進められているかと思いますが、一方でワクチンのキャンセルバンクをもう既につくられている自治体があり、これは仮にですけれども、そのようなキャンセル対応を自治体として設けていれば、この1件分の廃棄は防げたんではないかという見方もあるかと思いますがそれに対してはどのように捉えておられますか。
(上定市長)今、実際にキャンセルが出て廃棄してしまった事案が1件発生しているわけですが、高齢者の方を中心にまだ打ててない方がいらっしゃいますので、そういったバンクのようなものをつくることを全く否定するものではないですが、ただ登録いただいても、すぐにその順番が回ってくるというものでもありませんので、もう少し進捗して、実際キャンセルも、ひょっとしたら若い方のほうが出る確率が高いかもしれないので状況を見て必要に応じて検討してまいります。
(TSK)会場のスタッフの方に打ち手がいないという状況もまた考えられる中で、そういったリストはいつ頃までに作成されますか。
(上定市長)できるだけ早くやりたいと思っていまして、今、関係者と調整中です。
(TSK)12歳から64歳までの方の接種券を7月中旬に配付するというお話がありましたが、先日、田村厚労相から基礎疾患のある人と一般の方を併用して始めてもいいという話もありましたが、松江市としては従来どおり基礎疾患のある方を優先して一般の方を進めるということでしょうか。
(上定市長)そうです。従来どおり基礎疾患のある方と60歳以上の方について優先して予約を受け付けるということを考えているところです。
(TSK)接種率を高めるために同時進行ということも大臣が言われている中で、やはり優先順位をつけると判断された理由は何でしょうか。
(上定市長)明確に線引きをするというよりは、基礎疾患のある方というのは市民の方の申出に基づくものとなってくるので、個人の判断に委ねる部分もありますが、医療従事者、そして高齢者、そしてまた64歳以下の基礎疾患持った方というのは、接種の優先順位を考えたときに、非常に理解しやすい形だと思っておりまして、特に違和感は感じていないので、そのように進めていくということを考えています。
(TSK)先日、河野ワクチン担当大臣が7月末までに接種が終わるのであれば、自治体の中で独自に優先順位をつけてもよいというような発言をされていますが、これに対して何かお考えがありますか。
(上定市長)高齢者については政府から言われていることでもあり予定どおり7月末を目指して進めてまいります。できるだけ速やかに高齢者の接種が終わり、そして64歳以下を進めていきたいと思っています。
(TSK)現状では8割の予約状況ということですが、7月末までに対象の高齢者が終わる見込みはありますか。
(上定市長)とにかく7月末を目指していきたいと思っており、何か大きく変更があって終わらない見込みになっていればもちろんここで申し上げておりますので、予定どおり7月末を目指していくということでしっかりやっていくつもりです。
(日経新聞)優先順位の順番が緩められたことによって、介護職員とか教職員とか、そういうところを優先する自治体が相次いでいますが、そうしたお考えはありますか。
(上定市長)今、基本的な考え方を整理して、64歳以下の皆様に7月の中旬を目途に発送していくというところまで決めています。具体的にその中で、先ほどのワクチンのキャンセル待ちのルールもそうですけど、どういった方を対象にしていくかというところは、もう一段詰める必要があると思っており、他の自治体のまねをするつもりはないですが参考にしながら、どういった取り組みにしていくのが一番ワクチン接種を広めていくのに効果的かということは、今後も考えていき皆さまにお知らせしたいと思っています。
(日経新聞)集団接種会場でトヨタの看板方式を採用して時間を短縮するとか、そういう工夫をしている自治体もありますが、何か工夫を考えられていますか。
(上定市長)看板方式に限らず、できるだけ効率的に行うにはある程度経験で補っていく部分もあると思うので、今後、医師会などともそういった話をさせていただきながら、できるだけ速やかに円滑にワクチンの浸透を図っていくということになります。
(日経新聞)独自の方式というのは、今のところ考えておられますか。
(上定市長)何かもしアイデアがあれば、ぜひいただければと思います。
(時事通信)ワクチンのキャンセル待ちのリストの件で、未接種の医療従事者ですとか高齢者施設の従事者以外に、例えば教職員の方ですとか保育士の方とか、障害者支援施設の従事者ですとか、そういった方々を入れられるというお考えはありますでしょうか。
(上定市長)検討していきたいと思っています。
(日日新聞)質問ではありませんが、集団接種の会場で早く来られ過ぎて人が滞留する問題がありました。会場内でワクチンが不足することはないので時間どおり来てくださいということを、改めて市長のほうからコメントいただけますでしょうか。
(上定市長)おっしゃるとおりです。ありがとうございます。ワクチンについては、予約に対しての必要量というのは確実に確保しております。指定のお時間にお越しいただければ確実にワクチン接種ができる環境を整えておりますので、皆さん、御理解のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
(NKT)高齢者接種は7月末までを目指すということですけど、1回目それとも2回目終了までですか。
(上定市長)2回目の接種が完了するのを7月末ということで目指しております。
(NKT)それは集団でも個別でも変わりなく7月末ということですか。
(上定市長)おっしゃるとおりです。
(共同通信)他に質問がないようなので、以上で会見終了させていただきます。ありがとうございます。
(上定市長)ありがとうございました。
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更新日:2023年02月01日