市長就任記者会見(令和3年4月26日)

更新日:2023年02月01日

(上定市長)皆様、お集まりいただきましてありがとうございます。松江市長に就任いたしました上定昭仁でございます。よろしくお願いいたします。これからの市政運営において、私が大切にしていきたいこと、5点これから触れさせていただきます。
まず、1点目が市民の皆さんに寄り添う市政を実行してまいりたいということです。そのために、市長、市役所からの情報発信機能の強化、そして市民の皆さんと対話のできる仕組みを構築していきたいと考えています。
2点目がコロナ対策、そしてコロナ禍における地域経済、市民生活の立て直しです。目下影響が深刻化している観光、宿泊、飲食、こういった業種を中心に支援策を検討するとともに、ワクチンの速やかで円滑な接種の促進を実現してまいります。
3点目が、松江の伝統や歴史に育まれた良いものに磨きをかけるということです。今ある誇れるものを守りつないで発展させることにより、例えば中心市街地にある商店街の活性化あるいは観光資源の掘り起こし、また地域の団結力の強化などを実行してまいります。
4点目が、県との連携そして中海・宍道湖・大山圏域、また産・官・学・金など異業種間の連携の推進です。これにより、広域的な観光振興や産業を生み育てる仕組みの構築、また地元の企業の新分野での活躍などを導いてまいります。
最後、5点目が市の中心部のみならず旧郡部にも目を向けるということです。地域の実態に即した地域のニーズにマッチしたまちづくりであったり、子育て、教育、医療、福祉の充実、そしてまた農業、漁業の振興などを行い、市域内のバランスの取れた発展を実現してまいります。
いずれに関しましても松江にある旧くてよいものを大切にしながら、前例にとらわれず先進的な取組やアイデアを投入して新しい風を吹かせてまいります。市民の皆様と対話をしながら市政の歩みを着実に進めてまいりますので、皆様のご支援、ご協力、ご理解、何とぞよろしくお願いいたします。
(NKT)質問のある社があればよろしくお願いします。
(山陰中央新報)市長就任おめでとうございます。初登庁されたお気持ちを伺ってもよろしいでしょうか。
(上定市長)たくさんの職員の方に迎えていただきまして、市長に就任したなという実感も込み上げてまいりましたし、またたくさんの市民の皆さんの負託に応えていくということで身の引き締まる思いを持っております。
(山陰中央新報)先ほどコロナ対策等政策をおっしゃっていましたが、まずは何から最優先で取り組みたいですか。
(上定市長)最優先ではコロナ対策に取り組んでいきたいと思っております。まさにワクチン接種がこれから始まろうとしておりますので、そのワクチンの接種の速やかでかつ円滑な実施に最大限力を入れていきたいと思っています。
(山陰中央新報)選挙戦では、数多くの政策を訴えられました。財源が限られている中で、どのように実行していきたいか教えてください。
(上定市長)もとより財源自体に限りがある中で、優先的な課題の取り組み方というのを考えていかなければならないという自覚を持っています。今後、一つ一つ私の思っている政策、そして今まさに市の担当部局からのレクチャーも始まろうとしていますので、そこのすり合わせを行って優先順位をつけて、優先順位の高いものから対応を進めていきたいと思っています。
(山陰中央新報)上定市長のカラーが出るのは6月補正予算だと思いますが、そこで先ほど言われたことを考えながら重点配分する施策を決めていきたいとお考えでしょうか。
(上定市長)そうですね、まずコロナ対策は喫緊の課題ですぐに取り組んでいきたいと思っていますし、その後予算の配分を通じて優先的に取り組むべき分野をある程度見据えながら取り組んでいきたいと思っています。
(山陰中央新報)コロナ対策で言うと、先ほど言われたような観光、宿泊、飲食、この立て直しを中心にそしてワクチンの円滑な接種推進ということでしょうか。
(上定市長)そのとおりです。これからその影響度についても精査していく必要があると思いますが、ただ時間をかけてのんびりやるという類いのことではないので、できるだけ早く精査も進めていきたいと思っています。
(山陰中央新報)選挙戦で約140団体の推薦を受けられました。しがらみのない市政が求められると思いますが、どのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。
(上定市長)もとより特定の団体、政党に属す形でスタートしたわけではなく、政策を訴える中でたくさんの市民の皆さん、あるいは政党、団体の皆さんからも支持を得たものと理解しています。
私自身も、市民の皆様との対話を通じて、その方向性についても定めていきたいと思っており、何かしがらみがあってそれが足かせになって進められないということはないものと認識していますし、そういうことがあってはならないと自覚もしております。
(山陰中央新報)選挙戦で女性候補が見直しを訴えられた市役所の庁舎問題についてはどのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。
(上定市長)これからその計画の内容についてしっかりと見ていきたいですし、工夫の余地もあると思っています。市役所に来庁された市民の皆さんが元気になっていただけるようなものを目指していきたいと思いますので、そのために私も知恵を絞りたいと思っていますし、これまで日本政策投資銀行においてそういった経験もありますので、できるだけ創意工夫をして今の時代にマッチした市庁舎建設を進めていきたいと思っています。
(山陰中央新報)現計画を進めながらというお考えでしょうか。
(上定市長)そうですね、現計画を前提として、その中で工夫を加えていくべきところ、あるいは時代のニーズにマッチしたもの、柔軟性の高いもの、そういった観点での見直しを図っていきたいと思っています。
(NHK)先ほど職員の方と就任式で正式に対面されたと思いますが、トップのやり方というものも間違いなく変わると思います。その点どのように職員の方とコミュニケーションを図っていきたいとお考えでしょうか。
(上定市長)先ほど職員の皆さんとお話しさせていただきましたが、風通しのよいオール市役所としてこの市政を引っ張っていく形を定着させていきたいと思っています。もちろん私からのトップダウンといいますかリーダーシップというのも発揮したいと思っていますが、職員の皆さんからの意見あるいはアイデアも私自身がしっかりとそれを聞いて、判断していきたいと思っています。まさに市役所の職員のその先には市民の皆さんがいらっしゃるわけで、職員も私も松江市民ですので、その代表として職員の皆さんとの協議、議論を通じて新しい市政を実行していきたいと思っています。

(NHK)先ほど大切にしたいことの4点目に県との連携とありましたが、例えば現在、丸山知事であるとか県の方とのやりとりはすでにあるのでしょうか。
(上定市長)今日ご挨拶に行くことになっております。これまでももちろん丸山知事や副知事などとも松江事務所長時代を含めて当然存じ上げておりますので、改めて市長になったということでのご挨拶、そしてまた今後どういった連携をしていけるかといった話をしたいと思っています。
(TSK)ご就任おめでとうございます。就任式で明るく楽しい市役所にということを二度繰り返しおっしゃっていましたが、具体的にどうやっていこうかという展望がありますでしょうか。
(上定市長)一言で言うと、先ほどの風通しということですね。市民の皆さんの意見を職員が受け取り、そしてまた市長に対してそれを伝えていくということもそうですし、職員の中で新しいアイデアが出てきたときにそれをみんなで考えていくような、そういう市役所にしていく必要があると思います。風通しよく、若い職員もそしてマネジメントする部長や次長なども自分の考えをしっかりと持って、その上でそれを実行していくということが、先ほど私が申し上げていたような明るく、職員自体も楽しみながら仕事をして、それでいい結果、市民のために成果を上げていくような市役所になればいいと考えています。
(TSK)選挙中にですけれども、大橋川の改修事業についても触れていらっしゃいましたが、現時点で感じておられる問題点ですとか任期中に力を入れていきたいことについて教えてください。
(上定市長)大橋川自体は治水目的の拡幅ということで今後実行されていくわけですが、その治水目的だけではなく、大橋川の拡幅工事を基点とするようなまちづくりを考えていきたいと思っています。これは川べりだけではなく、松江駅から殿町に至る中心市街地の活性化策を考えるのと一体で、この水辺空間の整備を選挙期間中から訴えさせていただいていますけども、一体的で面的な開発をどのように進めていけばよいのか、少し大きな絵を描きながら進めていきたいと思っています。
(TSK)特に大橋の南詰めの拡幅工事は竣工までの期間が10年を要し、空き地のままになっていますが、その間の活性策などについて考えていらっしゃることはありますか。
(上定市長)有効利用を考えていかなければならないと思っていますし、できるだけ早くにぎわいを取り戻すような工夫ができないかという観点で進めてまいりたいと考えています。
(TSK)日本政策投資銀行の時代から使っていらっしゃった何か仕事道具や仕事のやり方で、松江市長として生かしたいことがありましたらお聞かせください。
(上定市長)日本政策投資銀行で、私がやってきたのは行政と民間、大学や金融機関などの間に立って調整をするような仕事でした。そういった全体をつなぐような仕事を今までしてきましたので、その中で培ってきた行政のセンスと民間企業としてのセンス、これをうまく融合させていくことが必要かなと思っています。例えば行政サービスを民間のセンスでより良いサービスを安くという観点で仕事をしてきました。職員の皆さんにもそういったセンスを持ってもらいたいと思っていますし、自由で柔軟な発想を逆に行政の中で発揮していくということも必要なので、その枠組みは維持しつつ、どこまで機動的に柔軟にやっていくかというところは私の腕の見せどころかなと思っているところです。
(読売新聞)ご就任おめでとうございます。本日から初登庁ということでしたが、初登庁した時点での市役所の中の雰囲気をどのように感じられましたか。
(上定市長)今、庁内の挨拶回りを始めたところでして、まだ全体の雰囲気がつかめているわけではないですが、私からも率先して市民の皆さんにも職員にも挨拶をしていきたいと思っていますし、明るい声が飛び交うような、明るい市庁舎を目指していきたいと思います。市民の皆さんがいらしたときにまた来たいと思える市役所、市民の皆さんに開けた市役所というのを目指していきたいと思っています。そのためにも今回市庁舎の建て替えの計画を考えていく際にもまさに市民の皆さんの市庁舎という観点で、できるだけ市民の皆さんに近い市役所になるような工夫というのを今後考えていきたいと思っています。
(読売新聞)先日、松浦前市長との引継ぎ等もありましたが、その際に前市長から言われたことで印象的だったことは何かありますでしょうか。
(上定市長)松浦市長からは、自分が得意としている分野について最初に取り組んでいくのがいいのではないかというお話をいただきました。民間と行政との連携ですとか、産業分野というのは私が今まで手がけてきた分野ですので、そういったところからスタートするといいのかなという感覚を持っているところでして、貴重なアドバイスをいただいたと思っております。
(読売新聞)ご自身の政治姿勢としてこれから大切にしていきたいこと、何かありますでしょうか。
(上定市長)先ほど5点上げさせていただきましたが、市民の皆さんとの対話の姿勢というものをしっかり持ち、これから実際に市政を預かる身として皆さんの声にきちんと耳を傾けながら、そしてまたリーダーシップを発揮していくということが私の政治信念だと思っています。
(読売新聞)市民への情報発信ということについてですが、情報発信手段もいろいろありますが、上定市長としてどのような具体的な手段でこれからやっていきたいとお考えでしょうか。
(上定市長)まず、情報を発信するときに、市民の皆さんの耳に届かなければ情報を発信していないのと同じになってしまうと思いますので、多様なメディア、媒体を通じて、特に若い世代はテレビ、新聞よりはSNS、インターネットというところもありますので、そういった多様な媒体を活用したいと思っていますし、ぜひ皆様にもご協力いただき情報の発信の頻度や深みのある内容となるようご支援いただければと思っています。
(読売新聞)先ほど市役所の記者室のほうにお越しいただいてご挨拶していただきましたが、今後報道機関とどのように接していかれたいとお考えですか。
(上定市長)今までと何か変わるつもりもないので、皆様ともいろいろ情報交換させていただければと思いますし、私自身も記者室に寄らせていただくようなこともできればと思います。
(読売新聞)本日初登庁ということですが、あまり緊張していらっしゃるような様子はございませんが、実際はどうでしょうか。
(上定市長)正式には24日から市長には就任させていただき、いくつかコロナ感染状況などの連絡も受けておりますので、今までとは違う日常が始まったなという感覚もあり、非常に身の引き締まる思いですね。これから自分のスタイル、どういうふうに順序立てて事柄を進めていけばいいのかということの整理をできるだけ早めにしていきたいと思っています。

(山陰中央新報)市議会の会派が増える予定ということで、いろいろ政策を実行していきたいと考えたときに市議会の理解というところが重要になってくると思います。市議会との向き合い方についてはどのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。
(上定市長)私が立候補するに当たって市議会議員の皆さんとも意見交換をさせていただき、その中で特定の政党、会派からはご推薦もいただいたような形でした。今後具体的に政策を実行に移していくに当たっても真摯に向き合いながら、その議会との連携、牽制関係の下で進めていきたいと思っています。
 会派が今回、前議会までの形と変わってきていることは認識していますが、また議会の方のお話も聞きながら、今後の向き合い方についても検討していきたいと思っています。
(朝日新聞)先ほど5つの中にコロナ対策で地元経済ということ、観光・宿泊業、飲食業への支援をしたいとおっしゃいましたが、4都府県で非常事態宣言が発令された中、松浦市政の場合はまず5か条を設けて市民も一緒になってやりましょうということでしたが、一方で業者の人たちは直接的な支援というのを非常に求めておられました。今後支援策としてどのようなことをお考えなのかお聞かせください。
(上定市長)これから検討を始めるところでして、いの一番の課題と捉えていますので、速やかに具体的な策を検討していきたいと思っています
(NKT)就任おめでとうございます。島根原発についてですが、最終的な判断が近づいておりますが、その原発についてのお考えをお聞かせください。
(上定市長)まずは市民の皆さんの安心安全が最優先というところは揺るぎないものとしてあります。その中でエネルギーの安定的な供給という観点と、それから再生可能エネルギーの開発がどこまで進んでいくのか、あるいはその開発を支援していく方向性、こういったところも見定めていく必要があると考えています。
 東日本大震災の東京電力の事故以降、原子力発電については縮小していく方向性がある一方で、産業あるいは民生用の電力の安定的な供給といった観点に立つときに、原子力発電所の当面の必要性についても着眼せざるを得ないという考えを持っています。
 その中で、国の原子力規制委員会の審査が今おっしゃったように進んでいる状況にありますので、その内容を精査しながらまた市民の皆さん、関係者の皆さん、事業者の方にも話を聞いた上で慎重に判断をしていきたいというスタンスであります。
(NKT)1期4年がスタートしました。改めてこの4年をどうしていきたいか、決意をお聞かせください。
(上定市長)選挙戦で一貫して訴えさせていただいたのが、夢が実現できる松江にしていきたいということです。特に若い世代がこの地でできないことがあるという偏見、先入観があるというところを打破したいと言ってまいりました。一朝一夕にできるものではないと思っていますが、市民の皆さんがこの地に長くいたい、あるいはこの地で生まれてよかった、この地に住んでよかったと思える松江をつくっていきたいと思っています。時間はかかると思いますが、この4年で何を優先的に進めていくのかについてもまずタイムスケジュールをつくった上で私なりに着実に歩みを進めて実行に移していきたいと思っています。
(毎日新聞)就任おめでとうございます。上定市長にとっての4年間が始まりますが、市民にとってどういう市長でありたいというイメージがあれば教えてください。
(上定市長)市民の皆さんに近い市長、親しみやすい市長、今回私以外の候補者に投票した方含めて、上定が市長でよかったと言っていただけるような市長になりたいと思っています。メディアなどを通じての発信はもちろん、実際お会いし、対話をする機会も増やしていくことによって市民の皆さんの声がより届きやすい市長になりたいと思っています。
(毎日新聞)全国たくさんの首長の方いらっしゃいますけど、誰かこの人が見本だとか理想だとかいう市長がいらしたら教えてください。
(上定市長)手本とされるような市長になりたいと思います。
(毎日新聞)対話を重視した市政をということを意識されていらっしゃると思いますが、何か具体的な施策がありましたら教えてください。
(上定市長)私からの情報発信の頻度や内容については、検討を始めたところでございます。また市民と対話をしていきたいと思っていますので、それをどういう形でやるのが市民の皆さんにとって一番快適なのかというところをこれから考えていきたいと思っています。
(時事通信)就任おめでとうございます。先ほど得意分野のところで産業の分野を上げていらっしゃいましたが、具体的に力を入れていきたいことがございましたらお願いします。
(上定市長)連携ということを一つのキーワードにしております。産業分野においても、第1次産業から3次産業までいろいろあるわけですが、例えば、観光について考えたときに今インバウンドがなかなか難しい状況ではありますが、広域的な連携ですね。今、観光資源が点でしかなく線でつながっていない中で、松江における観光客の滞留時間が非常に短く消費する金額も高くないという状況がありますので、それを広域的な連携を果たすことによって観光産業の振興につなげていくというものです。あとは新しい事業を生み出す仕組み、これも地元の企業だけでは難しいので、そこに行政、大学や金融機関が連携をすることによって新しい価値を生み出していくことが必要だと思います。
島根大学がたたらの新しい拠点をつくるなど色々な動きがある中で、それを捉えて松江市として協力する、あるいはリーダーシップを取っていくなど、その連携を盛り立てていきたいと思っています。
(日経新聞)就任おめでとうございます。島根県と松江市はRubyの開発者が松江市の出身ということで、ソフト産業の育成に力を入れておられますが、今後もまたソフト産業とそれ以外に重点産業としてどのようなものをお考えでしょうか。
(上定市長)Rubyは私も非常に潜在性が高いと思っていまして、松江市としてどういった形でそのRubyを基点とした産業振興というのが支援できるかということも考えていきたいと思っています。私が実際にアメリカでスタンフォード大学の先生とやり取りをする中で、Rubyについても意見交換をさせていただいていました。私の持っているネットワークも有効に活用しつつ、今後どういった展開が見据えられ、どんな可能性があるのかといったことを追求していきたいと思っています。
Rubyにかかわらず、ソフト産業の集積という観点でもソフトビジネスパークを中心とした発展の可能性があると思っていますので、特に地元企業の皆さんや、ベンチャーキャピタルなどとのネットワークも生かしながら今後のことを考えていきたいと思っています。
(日経新聞)今、SDGsの視点というのが市役所でも重要視されていますが、SDGsの視点というのをどのように取り入れていくかということについてのお考えはありますか。
(上定市長)今も松江市の総合計画の中でもSDGsで少し分けていますが、17項目でどういった取組があるのかを整理していきたいと思っています。そして職員の皆さんと共有しながら、その17項目のうちどういったところに力を注ぐのが松江市のスタイルなのかといったところを考えていきたいと思っています。私がいました日本政策投資銀行でもそうでしたが、どういった取組をやっているのかということを、今後は世界的にも公開が求められていくことになると思います。その取組の足りているところ、足りていないところ、進んでいるところ、そうでないところを整理しつつ、バランスよく進めていきたいと思っているところです。
(日経新聞)松浦前市長がやり残したことについてガス事業の民営化について触れられていましたけれども、それについて何かお考えがございますか。
(上定市長)ガス事業に限らず市民の皆さんに直接関係してくる公共事業、公共サービスについて、利便性を損なわない形で、安定的にそして低廉にそのサービスが受けられるというのが、理想的だと思いますので、市民の皆さんの目線に立ち一番いいやり方を検討していく必要があるという認識を持っています。
(NKT)ほか、各社よろしいでしょうか。それでは、ありがとうございました。

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