職人商店街創出に向けた取組み

更新日:2023年02月02日

  松江の中心市街地に活気を取り戻し、また、仕事づくり、働く場所の創出という観点から、そしてまた、観光需要に応えていくといったところも含めて、職人商店街の構想というのを、選挙の公約時、また、昨年の3月に策定しました松江市の総合計画「MATSUE DREAMS 2030」でも掲げております。それに向けて「既存店舗のリノベーション支援」という制度を設け、この8月から取り組んでおります。職人商店街創出支援事業補助金というものでございまして、上限額500万円、補助率2分の1となりますが、施設の改修費、備品購入費、あと広報費、印刷費等を助成する制度です。
  この制度を利用いただき、今回、老舗の和菓子屋さん2店が手を挙げてくださいました。一つが風流堂さんです。明治23年の創業で、寺町の本店となります。3月上旬に完成予定で、職人の方が実演を想定されています。職人商店街の店舗では、職人の方が実際に物づくりをしている姿が見える、その職人の技を実際に体験できるということをコンセプトにしています。もう一つが彩雲堂さんで、明治7年の創業で、天神町の本店で、こちらも同じように完成は3月上旬の予定で、職人の方に実演いただけるとのことです。
  この2つの店舗も併せた職人商店街の現状ですが、職人商店街という構想を出してから新たなチャレンジをしているお店について明記しています。星のところがそういった新しい店舗、リニューアルを図り、職人の技が見える、また、観光客、市民の方が実際にそれを体験できる場です。つむぎやというのは既にオープンしている複合施設になります。荒木文之助商店については、現在リニューアル工事中で、ビールのブルワリー、醸造設備なども導入され、ビールのカフェ、物販もされる予定です。先ほど申し上げた彩雲堂さんと風流堂さんの2つの老舗の和菓子店、それから山本漆器店さんは、もともと3階で作業されていたのを、1階のガラス張りで道路から漆の絵付けをしているところが分かり、また、実際に漆器に絵付けができます。カラコロ工房、これは旧日銀松江支店ですが、今、リニューアル工事中で、物づくりの拠点性も持たせる予定です。来年の10月にリニューアルオープンしますので、こういった店舗の点が線になり、面的に色々なサービスも導入されるということで、職人商店街が動き出している状況について、皆さんに分かっていただけるかと思っています。
  さらに、この職人商店街にエントリーしていただいた方についての情報発信をしてまいります。15秒の広告動画を作成し、それを公式SNSに投稿したり、SNSの広告を活用していくということも考えています。新しいホームページにも掲載させていただきます。
  この創出支援事業補助金は、年度内の事業完了を目途として、現在も募集していますので、ぜひご相談をいただければと思います。来年度の予算にも皆さんのニーズに応じた形で反映をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 

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