台北市との交流促進

更新日:2023年02月02日

  1月12日から15日に私も含め台北市を訪問してまいりました。旧正月前の建国花市という花市でフラワーフェスティバルがあり、ブースを出展しました。松江市としてボタンの花を輸出し、またそのPRを行いました。松江市のブースの開幕式に就任されたばかりの蒋台北市長にお越しいただきました。わざわざ開幕式に来ていただき、ボタンを寄贈し、先方からもコチョウランを頂き、すぐにその日に台湾の新聞に載せていただきました。英語でお話になるので、今後ぜひ松江市と台北市と友好関係を深めていきたいといった話も直接させていただきました。
  また、大根島のボタンは大変好評でした。市の職員が台北市の皆さんにボタンのフラワーアレンジメントについて実演をしながら紹介したところ、黒山の人だかりで非常に人気を博しておりました。
  また、経済団体へも訪問しました。これは松江市のみならず、米子市、境港市の市長、この3つの商工会議所の会頭も一緒に行ってまいりました。中海・宍道湖・大山圏域市長会とブロック経済協議会での訪問ということになります。台日産業連携推進オフィスという日台の連携を促進していくために設けられている政府の機関、台湾貿易センター、日本台湾交流協会、これは通常の国の大使館に当たるところを訪問しております。
  皆さまから色々なお話を聞く中で、台北市あるいは台湾の政府は、今、DXやカーボンニュートラルに力を入れているということでしたので、私のほうから、圏域としてこの分野にも力を入れており、連携する余地、シナジーがあるというような話をさせていただきました。例えばDXであれば、プログラミング言語のRubyを使ったスタートアップのエコシステムもつくりつつあるといったこと、カーボンニュートラルについては、境港はカーボンニュートラルポートという指定を受けています。また、この地域で脱炭素のための取り組みも進んでいますので、そういったこともPRしました。2025年の大阪万博の台湾のブースにボタン展示の協力の依頼も得ております。早速大阪万博の事務局にも伝え、目下のところコラボができるものと期待をしているところです。
  そしてもう一つ、台湾の市場調査を、これは民間企業と一緒に行いました。山陰に本拠を置きます食品の関連企業5社、松江から3社、米子から2社にご参加いただきました。各社の業務開拓の担当者や社長さんが実際に台湾企業を訪問し意見交換等をさせていただいて、先方からもそういったコラボレーションについて非常に高い関心を寄せていただきましたし、山陰の企業側においても、今後、台湾市場をさらに調査したいというご意向をいただいております。今後の展開として、「Food Taipei」という展示会が、6月に台北で開催され、そこでの出展を検討されていると聞いております。こういった民間ベースの交流・連携についても応援をしてまいりたいと考えています。
  今後、官民が、そして中海・宍道湖・大山圏域が一体となって台湾との経済交流を推進していきたいと考えています。2月5日から9日にもう一度台湾に行く予定です。その際には市内の宿泊業者、観光施設業者と共に訪台し、現地の旅行会社への訪問、商談会の開催、また、スポーツツーリズムに着目して現地の関係する団体との意見交換を行うことにしておりますので、またその結果については皆さまに共有させていただければと思っております。

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