市立病院・病床の効率的運営
市立病院では、現在、診療所との連携を進めており、これを病診連携と言っております。病院を紹介する紹介率が、平成26年度の58.7%から令和3年の78.7%と20ポイント上がっています。逆に紹介していただく、逆紹介率も77.9%から89.1%と10ポイント以上上昇しています。令和元年には、総合支援センター「入退院支援室」を開設し、地域の医療機関や介護施設等との連携を強化しています。入院前から退院後の療養まで、安心して入院等生活が送れるように支援に力を入れてきたところです。
また、高度医療を推進しています。内視鏡手術などの安全、安心な低侵襲手術を実践しています。傷が目立たなく、痛みが少なく、術後の回復が早いということで、在院日数が短くなっています。さらに、ロボット支援手術を導入し、鉗子を自在に細密に動かして手術をすることが可能となり、平均の在院日数が平成26年の14.4日が、令和3年は12.4日と2日短縮されている状況です。
これらの病診連携、高度医療の推進、在院日数の短縮化により、病床利用率が低下している状況です。平成26年度8割弱だったのが、現状7割の状況を捉え、病床を効率的に運用していくために、4月1日からスタッフを手厚く配置して重点的な医療を提供するために、病棟を減らし、病床も減らします。ただ、これは患者さんの受入れ体制が小さくなるというものではなく、診療自体はこれまでどおり行うとともに、より充実した看護体制を構築・確保してまいります。
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更新日:2023年02月27日