「松江市住生活基本計画」の策定

更新日:2023年05月12日

「松江市住生活基本計画」をこの3月に策定いたしました。松江市の住環境、住生活について基本的な方針をまとめたものとなります。

この計画の基本理念は「だれもが安心して暮らし続けられる住まいづくり」としておりまして、目標を達成するための4つの目標を、居住者、住宅ストック、居住環境、情報共有の4つの視点でとらえ基本理念の実現をめざしています。その目標1、居住者の視点で誰もが安心して暮らし続けることができる住環境を実現。目標2、良質な住宅ストックの形成と既存住宅の適正管理・有効活用の推進。目標3、安全で住みやすい住環境の形成。目標4、だれにも伝わる情報発信の推進のための施策を展開してまいります。

代表的な施策として、居住者の視点で身体障がい者向けの住宅供給支援補助金。現在、身体障がい者向けの住戸が公営住宅で30戸程度と限られています。民間の住宅所有者が既存住宅を身体障がい者向けの住戸に改修する際の費用の補助制度を新設しました。補助率は改修費用の2分の1で、1戸当たり100万円を上限としています。次に、居住環境の視点で、Uターン者が新たに三世代同居・近居する際の引越し費用を補助します。近居というのは同一公民館区内か直線距離で5キロ以内としており、引っ越し移転費用の2分の1、上限額は1件当たり9万円としています。住宅ストックの視点で、気候などの特徴を考慮した住宅の建て方などのパンフレットを作成したいと考えています。情報共有の視点で、様々なメディアを活用してこういった情報の周知をしてまいります。市のホームページ、市報、SNSなどを通じて、例えば先ほどの補助金などの支援策を分かりやすく伝える動画の配信や、ライフステージに応じた住宅選び、住まい方に関する情報の発信、空き家の利活用、住宅施策に関する出前講座の開設等もいたします。

こういった取り組みを通じて、松江市民の方が住生活を安定的なものにし、穏やかに安心して安全に暮らせる住環境というのを実現してまいりたいと考えております。

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