「SDGs未来都市」に選定されました!

更新日:2023年06月19日

松江市がめでたく、SDGs未来都市に選定されました。また、モデル事業としても同時に採択されたことのご報告になります。

まず、SDGsとは持続可能な開発目標ということで、国連で合意がなされ、世界共通の目標として定められているものですが、日本では内閣府がSDGs未来都市という認定制度を設けており、SDGsに対して先導的な取り組みを行っている都市を選定しています。外部委員会による審査を経て内閣府が選定する流れになり、2018年から始まり、2024年までの7年間で210都市の選定を目標にしています。毎年、概ね30都市、そのうちの10事業程度がモデル事業に選定されています。

SDGs未来都市に選定されるメリットですが、地方創生推進交付金というのが普通は7枠ですが、その枠が1つ追加されたり、モデル事業として選定されると新たな補助金メニューが使えます。それに加え、SDGsに関連する施策を実施するに当たり関係省庁から力添え、助言等の支援が得られます。SDGs未来都市計画を策定し、それを実行していくことによってSDGsの達成に近づいていくわけですが、関係省庁や有識者からの助言や、これに関する情報発信等も中央官庁に担っていただけます。

これまでの選定状況です。2018年からの6年間で182都市が指定されていまして、今年の応募総数はまだ公表されていませんが、28都市が選ばれています。モデル事業については、毎年10事業選定されており、松江市も選ばれました。島根県では松江市が初ということになり、今年度、中国・四国地方で唯一モデル事業に選定されています。

これまでの経過ですが、今年の2月27日にSDGs未来都市の提案書を国に提出し、3月27日に国の外部委員会で書面審査と、その審査に基づくヒアリングの対象団体に決定しました。4月21日にオンラインで調査検討会、審査委員会の皆さんのヒアリングがあり、私が直接プレゼンをしました。結果、SDGs未来都市として選定され5月22日には授与式が開催され、岡田内閣府特命担当大臣から選定証の授与を受けました。これがゴールではなく、SDGsの取り組みをこれから進めていく推進力であり、スタートと言って過言でないと考えています。

松江市から今回提案した一つ一つの施策については松江市のホームページに掲載していますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、「国際文化観光都市 松江」の豊かさの創出、水の都、城下町の持続可能な発展をめざして、多くの政策を織り込んでいます。モデル事業に選定された事業も、水の都ということに一つ大きな旗印を掲げ、持続可能な社会をつくっていくというものです。

今後の進め方として、オール松江市でSDGsを進めていきたいと考えており、まずは推進本部を来月1日に設置する予定です。市長直轄のアドバイザー会議で既にSDGsアドバイザーの島根大学、法政大学の先生方、広報企画官などで構成してまいります。そして推進本部は本部長が私、構成員として副市長ほか部長級以上、それを実際に実行に移していく、推進チームとして次・課長級と若手職員、事務局はSDGs推進課のほうで担当するということで進めてまいります。

未来都市計画を策定して国に提出、SDGsモデル事業の推進、また、市民の皆さんとSDGsの歩みを共に進めていくということで、地域、団体、学校などと協力してSDGs出前講座というのもスタートしますし、ロゴデザインの作成、そしてシンポジウムの開催も予定しています。松江ならではの水の都を生かした形でのSDGs未来都市松江というのを今後育んでいきたいと考えています。

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