質疑応答

更新日:2023年07月18日

(NHK)学校給食の値上げについて、今後も厳しい切迫した状況ということでしょうか。

(上定市長)存じのとおり物価がどんどん上がっていく中で、給食費については9年間据え置きの状況でした。当然、量や質といったところを工夫もしてきましたが、質を落とすことは教育現場でも好んでいません。一定の質と量を満たした形で栄養バランスも取れ、おいしい給食を提供することが食育の観点も含めて教育の中で施すべきと判断しています。その中で、今回保護者の皆さまにご負担いただくのは非常に心苦しいですが、早い段階から説明をしておりまして、おおむねご理解もいただいていると考えています。一方で、急な値上げは影響が出てくる可能性もありますので、そこが緩和されるような形で措置をするものです。

(NHK)一畑百貨店の閉店の件で、新しいチームをつくり具体的な対応策も検討されていくとのことですが、現状どういったことを作業チームで進められていますか。

(上定市長)作業チームでの集まりと、一畑グループが個別にやっておられることもありまして、そういったことの情報の共有を今後やっていく、事務方でのチームの立ち上げも予定しています。一畑グループのほうで従業員の皆さんに個別に面談し希望等を伺うプロセスに入られると聞いておりますし、国の機関において、再就職先、就業のニーズについての取りまとめを想定しています。個別に動いていることの情報共有をきちんと行い、今後オール松江、オール島根で取り組んでいけるプラットフォームをつくっているところですので、今後それをうまく稼働させていかなければならないと考えています。

(NHK)いつまでに、雇用についての話合いを終わらせたいとかの、スケジュール感がありますか。

(上定市長)具体的にどうこうということはないですが、従業員の皆さんの不安が払拭されるような取り組みは進めたいです。何月何日までということではないですが、次の職が見つかるまでは将来的な不安の完全な払拭はできないと思います。オール松江として汗をかいてるところはしっかりと共有させていただき、それを積み重ねていくことで最終的に安心していただけるような再就職の機会や、地域経済が沈んでいかないように、あらかじめいろいろな施策を検討し松江市全体でやっていく形で進めていければと考えています。

(山陰中央新報)水道料金の減免は昨秋に発表されたものに続いてということですが、ほかの自治体でこういった水道料金の減免をやっているかを把握されていればお願いします。

(上定市長)他でも実施している自治体はありますが、県内では聞いておらず、逆に問合せを結構受けております。市民の皆さまからも好意的に受け止めていただきました。例えばクーポン券の配付だとか何か申請をしていただくとか、そういった手間が生じない形で水道料金についてはやりやすかったというところもあります。全体を把握しているわけではないですが、水道料金の減免をやっているところは総体的に多くなってきているのではという見方をしています。

(山陰中央新報)私立保育園の給食用の食材費ですが、414円が月にかかる食材費の上昇分ということですか。

(上定市長)そうです。1人当たりで年間約5,000円の補助を行います。

(山陰中央新報)省エネの取り組みに対する助成ですが、県の単独事業に沿ったものということですか。

(上定市長)そうですね。県の補助事業がありまして、それに市も相乗りになっている部分と、あと市の単独事業の部分もあります。

(読売新聞)給食費の件ですが、2学期から値上げを予定してるということは、1学期は令和4年度までと同じ価格ということですか。

(上定市長) 1学期についても当然コストは上がっていますので、1学期分の値上げ相当分についても計上した7,949万円に入っています。

(読売新聞)値上げの検討の経緯をお願いします。

(上定市長)多額の負担をお願いするのは本意ではありませんので、必要な金額について算定した上で、市の負担分と振り分けています。物価高騰の状況を反映した上で、食材等の調達の状況を見ながら今回の値上げ幅を決めています。

(読売新聞)教育委員会の決定ですか。

(上定市長)教育委員会が主体となって決めています。

(読売新聞)給食費の検討委員会のようなものを設置したわけではなく、教育委員会内部で決定されてということですか。

(上定市長)何か公の組織をつくって、専門家を入れて協議したという形ではありません。

(読売新聞)9年ぶりの値上げということですが、前回の理由が分かりますか。

(上定市長)消費税の上がるタイミングでの措置が、平成26年の2学期からになります。

(NKT) 水道料金の減免のことで、昨年が好評につき2回目ということですが、前回と全く同じなのか、変わっているところがあれば教えてください。

(上定市長)制度のつくりつけとしては、同じです。今回はちょっと早めに実施することができましたので、対象となる水の使用が始まる前の段階でアナウンスができました。前回は直前のお知らせとなり、批判ではないですが急だねという声をいただいたことはありました。今回は前もって、皆さんに周知することができています。

(NHK)一畑百貨店の件ですが、従業員の雇用や取引先の影響というところが優先で、まちづくりというはその後に話し合いたいというお考えですか。

(上定市長)何か順番が完全に決まっているというものではないですが、喫緊のところで取り組むべきは従業員の雇用問題であり、一畑百貨店と取引されている地元の業者といったところが経営不安にならないような組み立て方をしていかなければならないと考えています。当然松江のまちづくりにとって一畑百貨店の閉店はとてもインパクトのある話ですので、喫緊の課題をクリアしながら、将来的なまちづくりの姿というのをもちろん検討していかなければならないと認識しています。

(NHK)やはり雇用というのは、ほかの例えば民間企業などに勤めてもらうことが前提になってくるということですと、その後のまちづくりに向けた雇用を支援するというよりは、今あるほかの地域の民間企業での就職を考えていますか。

(上定市長)例えば、一畑百貨店があるビルを今後有効に活用してというようなことですと、もともと一畑グループのほうで多くの事業者に当たられていて、今もそういった可能性はあるにはあると思います。何か新しいことがあのビルでできるようなご提案等があれば、雇用自体の場所が変わらずというのも、希望的な観測として可能性としてはあるかと思います。ただ、一畑グループのほうでこれまでもかなり努力されてきたという事実もありますので、今の段階ではなかなか楽観しづらいですし、その可能性を待って何もせず時間が過ぎていくと、いろいろなことが非常に難しくなりますので、積極的に動くべきと考えています。

(読売新聞)島根スサノオマジックのホームアリーナ問題ですが、何かしら先方とは協議などありましたか。

(上定市長)何か進展があって皆さんにお話しできるようになれば、イの一番にご連絡させていただきます。

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