質疑応答

更新日:2023年08月04日

(NHK)発注準備業務ということですが、民間事業者に委託して、例えば建設会社に設計施工をやってもらうとか、完成後の施設内の運営業務をどの業者にやってもらうのかといった民間事業者を選定するためのお金ということですか。

(上定市長)具体的に最終的なその設計業務だとか、あるいはこの建設、改修業務の発注をするときには、恐らくプロポーザル方式、入札方式等の市が主体となって業務を発注する形になると思います。その前段階としてどういうやり方で今回の設計、改修、運営業務の委託を進めていくのがいいのかというのを今回、民間事業者の方にお願いして検討してもらうということになります。その検討した結果、内容によって、次のステップが決まるという段取りを想定しています。

(NHK)どういう方式でやるかどうかの検討は市の内部でするのではなく、どこかに委託するものですか。

(上定市長)両方のケースがあります。今回考えているのは、できるだけ民間事業者の柔軟なアイデアを取り入れた上で効率的、効果的に進めたいと思っていまして、通常の何か箱を造ります、建物を造りますということでは、あまり工夫の余地はないと思います。今回は既存の施設の改修であること、そこで難易度が大分上がっている部分があります。さらに、その体育館自体をどう活用していくか運営のところも関わってきますので、市だけで考えるというのではなく、むしろ最初から民間事業者の皆さまのお知恵を借りて、具体的なつくりつけをより実現可能性が高い形で進めていきたいと考えているところです。

(NHK)財源の部分ですが、ふるさと納税とのことですが、バンダイナムコさんからのものではないというのは、例えば「さとふる」などの松江市に向けてのふるさと納税によって納税されたものが財源ということですか。

(上定市長)その通りです。ふるさと納税でいただいたものを積み立てていまして、それを使わせていただきます。まさに松江市が今後未来に向けて取り組みを進めていく、ふるさと納税をしていただいた方の意義に応えられる使い道だということで、今回この繰入金を使わせていただこうと考えています。

(NHK)着工は令和6年度の初めぐらいということですか。

(上定市長)着工時期が正式に決まっているわけではないですが、設計業務には令和6年度の初めに入りたいと思っています。その設計で出来上がった設計図面に基づいて着工ということになります。まずは発注業務の委託について公募し、発注準備の業務をやっていただきます。それが整えばまずは設計から入り、着工して改修工事を進めていくといった段取りになります。

(中国新聞)新B1入会基準の5,000席以上、スイート・ラウンジ250席、トイレ数を50個増加の150個、これはその新B1基準に当てはめたときの数字であって、実際にそれ以上の数になる可能性はありますか。

(上定市長)この数字を満たす必要があるので、これ以上のものを確保していく必要があります。レイアウトの都合や、利便性の観点からさらに増やしていくこともあり得ると思います。

(中国新聞)発注準備業務に関してですが、体育館の改修や改修後の施設運営を、まず公募発注するために民間事業者にこの発注に関する支援業務を委託するということですか。

(上定市長)その通りです。今後いわゆる公募型のプロポーザルというのを想定しておりまして、そのやり方を含めて今回の発注先に準備を進めてもらうということになります。

(読売新聞)5,000席をどう達成するかというところで、現状だと3,003席だと思います。移動式観客席の増改築と2階固定席の改修ということですが、常設の席で5,000席ではなく、立ち見席込みで5,000席ということですか。

(上定市長)そのとおりでして、メインアリーナの観覧席が固定席で今3,003席、1階が1,136席、2階が1,845席、その他、車椅子席などになります。いろいろな増設の試みをして、多くの方が特にチャンピオンシップのときには来ていただきました。そのときの経験なども踏まえて、今の躯体部分はいじらずにどれだけ広げられるかを検討していまして、その中で1階フロアの移動式の観客席と2階の固定席の増改築で、ある程度、席数が確保できるのではないかと考えているところですが、今後検討を進めていくことにしております。

(読売新聞)3,003席は、改修後は何席ぐらいになる見込みですか。

(上定市長)今のところで、明確な数字があるわけではないです。3,003席を、実際は4,500席弱まで広げて使うことはできていますので、あとはいかに観戦にも支障がなく、利便性を損なわない形で5,000席に広げるために、既存の3,003席についても改修を施す可能性があります。

(読売新聞)移動式観客席の増改築とはどういうことですか。

(上定市長)今、1階部分にご案内のとおり席が確保されていますが、それ自体をしつらえて横に持ってくるような形にしており、その席をスペースはあまり使わない形で席数を増やしていく工夫を考えています。

(読売新聞)2階固定席の改修は、移動式観客席が増改築とされているのに対して、こちらは改修だけで、増やさないということですか。

(上定市長)ピッチを狭くするような改修を考えていきます。2階の固定席を増やそうと思ったときにはピッチを狭くするなり、横に広げられるかどうかというような検討を行い、それらを合わせて5,000席を確保していく方針です。

(読売新聞)スイート・ラウンジは横づけするということですか。

(上定市長)はい、別棟を横づけして、結節させるということを考えています。

(朝日新聞)計画がいつ頃に仕上がり、幾らぐらいかかるかといった、全容が明らかにになるのはいつ頃ですか。(上定市長)プロポーザルを行い、その内容と費用についての判断をしますので、令和6年度の当初ということになります。今、そのやり方も含めて、概算がどれぐらいかかるのかといった事については、発注業務の中で詰めていくことになります。例えばその入札価格等にも跳ね返ってきますので、公に幾らぐらいで、どのような内容ということをはっきり言えることではなく、具体的な性能など、まず必要条件としてあって、そこに対してプロポーザルで金額を提案いただくのが、5年度の終わりから6年度の頭にかけてということで考えています。

(日経新聞)今回企業版のふるさと納税を使うことにした理由を教えてください。ネーミングライツを使ったほうが企業側にとってもメリットが大きいと思いますが、いかがですか。

(上定市長)ネーミングライツの可能性も検討してまいります。企業版ふるさと納税はバンダイナムコエンターテインメントからお話をいただきましたので、それをお受けする方向で合意に至っているということになります。

(時事通信)バンダイナムコエンターテインメントからの企業版ふるさと納税を使うのは来年度以降の予算ということですか。

(上定市長)そうですね。実際に設計、改修等に必要な費用をバンダイナムコエンターテインメントからのふるさと納税の寄附を充当していくということで話を進めているところです。

(時事通信)設計と改修にかかる費用を計上するのは来年度当初予算以降ということですか。

(上定市長)令和6年度以降の執行になりますので、それに付随してかかる費用を今年度中に補正予算として計上することはあり得るとは思いますが、実際の一番大きな予算という意味では6年度以降の支出を今のところ検討していますので、合わせる形での予算計上となろうかと思います。

(朝日新聞)負担割合の話で、バンダイナムコさんが幾らで松江市が幾らというのは出てないというお話でしたが、これはいつぐらいまでに明らかにさせたいというところですか。

(上定市長)まさに準備業務の中で、どういったつくりつけにしていくのか、今後の管理運営をどうしていくのかという提案が出てくると思います。それを踏まえた上で、バンダイナムコエンターテインメントさんとまたお話ししていくことになろうかと思っています。

(朝日新聞)最速でいつぐらいになりますか。

(上定市長)具体的にその数字が出てくるのは、令和6年度の頭のあたりというのが想定されます。

(朝日新聞)2月議会には間に合いますか。

(上定市長)当初予算は2月議会に諮る必要がありますので、そのタイミングでどこまで話が詰められているかということによってくると思います。場合によっては、補正予算でお願いするということも考えていかなければいけないかと思います。

(朝日新聞)その上で、住民説明を行われるというような流れになりますか。

(上定市長)例えば競技団体等への説明は、改修の方針が固まり、議会でこの補正予算を承認していただければ、早めの段階から始めたいと考えています。

(NHK)この事業の財源の関係で、ふるさと納税を積み立てていたものを使うというところですが、財政調整基金を取り崩したりとか、何か交付金があったりというところではなく、なぜふるさと納税にしようと思ったのかお聞かせください。

(上定市長)今回使わせていただく、ふるさと納税については、用途が厳密に縛られているものではなく、総合計画(MATSUE DREAMS 2030)で、「夢を実現できるまち、誇れるまち 松江」の創造を目指しており、その中でも島根スサノオマジックのホームアリーナを改修し、新B1基準を満たす形でスサノオマジックに持続的に活躍してもらえる環境を整えるということ自体が、地域の活性化を図っていく、住民の皆さんの誇り、愛着となっている島根スサノオマジックを応援していくということと、ふるさと納税の趣旨が大いに合致していると判断し、ふるさと納税で今まで積み立てていたところから取り崩すことを提案をさせていただくことにしております。

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