質疑応答

更新日:2023年11月24日

(共同通信)スマホでらくらく保育所等入所申込について、すてきなサービスだと思いますが、実際に市民の方からスマホで申し込みできたらいいという声は従来からありましたか。

(上定市長)子育て世代の方は、スマホもパソコンもお持ちで、ふだんからそういったデジタル機器を使うのに抵抗が少ないですので、そういった方が子育てをできるだけやりやすい環境ということで、まつえの子育てAIコンシェルジュ等いろいろなアプリケーションを導入しています。そういった中で、保育所の入所手続についても簡便にならないかということは、常々問題意識として持っておりましたし、そういった声もいただいておりました。それを受けて、今回、できるだけ入所の申込手続自体を分かりやすく簡便に、24時間できる形に整えています。

(共同通信)入力画面について、第1希望が通った場合のその先の手続についても、オンライン上で全て整う形ですか。

(上定市長)その後は行政側の手続になりますので、そのときはAIを用いて、希望と空いている保育所のマッチングできるだけ簡便に図っていきます。サービス水準の向上というのと、非常に効率的に行政手続ができるようになるといったところもメリットとして上げられるかと思います。

(共同通信)細田さんの関係で、以前の会見で、松江市としても様々なお願いとか希望というのはしてきたというお話がありましたが、細田さんとどのような交流があったのか、何か印象に残っている出来事などお願いします。

(上定市長)一番最近やり取りをしたのは、7月に河川関係の要望のときでしたが、そのときに限らず、何度か議長の公邸も訪問しており、本当に丁寧にご対応いただいたり、公邸の中をご案内いただいたり、非常に丁寧に手厚い対応をしていただいておりました。

その少し前ですが、今年6月から白潟本町通りを中心に、土曜夜市が三十数年ぶりに復活していまして、その1回目の6月24日に来てくださいまして、私も歩いてご案内しながら、お話しさせていただきました。全体で5回開催し、合計で8万人集まりましたが、その日は2万人と一番多く、それを一緒に見させていただいて、細田先生もびっくりされ、松江にこうやってにぎわいが戻ってくるのが非常にうれしいというお話をされ、それがとても印象的でした。

(山陰中央新報)スマホでの保育所の入所の申込みは、どのぐらい前から検討されていましたか。

(上定市長)子育て支援策については、デジタル技術を活用した形でできるだけ早く導入ができないかということは常々検討は進めており、いつからというのが明確ではないです。現在も、いろいろ要望をいただいた上で検討を進めているものがありますので、でき次第、導入していくということを考えています。子育てAIコンシェルジュを導入したのが2年半ぐらい前で、その辺りから市民の皆さんにご意見をいただきながら検討を継続的に進めています。

(山陰中央新報)これを導入することで、マッチングをしやすくなるだとか、そういった効果が期待されていますか。

(上定市長)行政側が希望を受け付け、マッチングしていくということになりますが、そもそも電子データでいただけますので、データ入力する作業の必要がなくなります。マッチングにもデジタル技術を利用してやっていきますので、元となるデータがデジタル化、電子化されるということは、我々が行政手続を進めていくに当たっても大きな助けになると考えています。

(山陰中央新報)11月下旬になると議会が始まります。9月議会でガス局の民営化が継続審査になっていますが、9月議会が終わって以降、意見交換会や公民館単位での説明会をやっておられると思います。事業者側や市民の理解は、市長も直接対峙して意見交換をされ、どのように見ておられますか。

(上定市長)必要な説明を果たしていくということで、私も2回ほど出席しお話をしております。公民館ベースでの説明会も順次開催しており、契約者の皆さまが不安を感じられないように説明は尽くしていきたいと思っておりますし、前回の議会で継続審査となっていますが、そういった必要な説明を果たすことで、議会の理解も得られるように努めていきたいと考えています。

(山陰中央新報)これまで事業者の方については2回されていますが、今後もご予定がありますか。

(上定市長) 必要があれば行います。前回、いろいろお話しさせていただき、ご理解いただけた部分もあったのではないかという期待もありますし、また、それ以外に何か不明な点等があれば、私に限らず、お尋ねいただいて、回答することで、さらに理解していただけるように努めていきたいと思います。

(山陰中央新報)理解をまだしていただけていない部分もあると見ておられますか。

(上定市長)こちらからはもう必要な説明は尽くしており、さらに必要であれば尽くすという思いですので、理解をしていただけてるかどうかというのは、こちらの主観として押しつけるものでもありませんので、相互の理解を深めていくということが重要といった認識を持っております。

(山陰中央新報)9月議会の決算報告で、福祉施設のBCPの作成が来年の春から義務化されるということで、松江市は2割程度とあまり進んでないように感じますが、市長としてどのようにお考えですか。

(上定市長) 先日、原子力防災訓練もございましたが、やはりまずは計画をつくった上で、その実効性を高めるための訓練等をしていくということが何においても必要だと思います。今の福祉施設のBCPについても、計画が定まっていないと万が一のときになかなか迅速な対応ができないということも考えられますので、策定の割合が高まるように努めていく必要があると考えています。その上で、行政としてどういった支援が必要なのかといったことについて、事業者の意見もいただきつつ、必要に応じて検討していきたいと考えています。

(山陰中央新報)今、2割程度ということで、国の目標値とは開きがある状況ですが、呼びかけの度合いを強められたり、新しいことに取り組まれたりという考えがありますか。

(上定市長)現状をしっかり把握した上で、必要な施策について取り組んでまいります。

(NHK)インドに出張に行かれたということで、これからの産業連携を進めていくというお話ありましたが、実際に出張に行かれて、どのような手応えを持たれましたか。

(上定市長) 私自身がインドに行ったのは5年ぶりで、前回は日本政策投資銀行の松江事務所長として山陰インド協会で出かけました。最初デリーに着きましたが、5年前と比べてきれいになっていますし、発展してるさまが本当に見てとれました。後でお聞きしたところ、G20があり、それに向けて町並みを整備したとのことでした。新しいオブジェなども建っていましたし、ごみが落ちていないんです。インドの人口がどんどん増え、多くの人口を抱える最新鋭の都市が増えていくことによって、結果的に中国の人口を上回っており、そういった目覚ましい経済発展を見ることが実際できました。

そういった中で、インド、特にケララ州と山陰との交流が、細々とは続いていましたが、対面でお話ができておらず、実際、私も5年ぶりにお会いした人も何人もいました。そういった方の熱が冷めておらず、向こうも日本のこと、山陰のことを見てくれていて、待っていたよと声をかけていただきました。具体的な連携も圏域の企業で進んでいましたが、それがストップしていましたので、それをもう1回復活させることができる兆しを感じることができたのが非常によかったと思います。あちらから、来年来るという話もいただき、それまでにどういった具体的な連携策が進捗できるのかといった観点で検討を進めていきたいと思います。継続は力なりの部分がありますので、今回、久しぶりに復活したということに甘んじずに、さらに次の展開を圏域の5市、行政だけでなくて、財界も一緒になって検討を進めていきたいと考えています。

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