松江駅前のまちづくり

更新日:2023年12月22日

来年1月14日に松江駅前にある一畑百貨店が閉店します。それを一つの契機とし、松江駅前のまちづくりの在り方についての議論を開始したいと考えています。会議の名称を、「松江駅前デザイン会議」とし、松江市と松江商工会議所が共同で設置し、第1回の会議を12月26日に開催する予定です。

これまで市民の皆さま、また民間事業者の皆さま方からもいろいろなご指摘をいただき、松江市としても、問題意識を持っています。現在の駅前が、松江らしさを感じにくい、バスの乗り場が分からない、地下駐車場やテルサの老朽化、人に優しい駅前、広場が欲しいといった声をいただいています。こういった声を踏まえ、また、整備から20年が経過し、コロナ禍を経て、我々の生活環境、ライフスタイルが大きく変化したことを踏まえ、駅前周辺のまちづくりについて、スピード感を持って考えるということで、今般、松江駅前デザイン会議を立ち上げることとなりました。

これまで既に松江市として出しているプランの中に、松江駅前をどういった形にしていくかを標榜しています。1つが松江市総合計画「MATSUE DREAMS 2030」の松江のチャレンジとして、JR松江駅前に人々が集う「松江の顔」となる広場を整備していくとしています。この計画は2030年を目標年次としており、この2030年に市民の皆さんに、松江には歩きたくなるまちなみがあると実感していただける松江にしたいと考えています。また、中心市街地エリアビジョンの中で、松江市周辺ゾーンについて、多くの来訪者が憩い集う松江の玄関にしていくと標榜しております。具体的には、南北駅前広場の機能を再配置すること、駅から歩きたくなる空間・店舗のつながりの創出、伊勢宮に夜間の歩行者専用道路を造る、市民が集う松江の食の台所といったことを掲げています。

こうした既存のビジョン、計画と整合を図る形で、松江駅前デザインを作成していくことがこの会議の役割です。例えば、松江駅前に必要な機能の配置、「松江らしさ」の演出、回遊性を高め、にぎわいにつながる仕掛けづくりといった内容をこのデザイン会議において話し合い、松江駅前に特化したビジョンの策定を念頭に置いています。

松江駅前デザイン会議のメンバーとしては、松江のまちづくりを担っていただいている皆様、松江市、まちづくりの専門家、地域エコノミストの日本総研の藻谷主任研究員にアドバイザーとして入っていただく予定です。

作成スケジュールは、第1回会議を12月26日、松江市役所で行い、その後も会議を重ね、課題・価値観の共有を図り、デザインのイメージを共有し、具体的な素案をつくり、それをデザインという形に昇華し、令和6年秋頃を目途に松江駅前デザインの完成をめざしています。 この間、市民の皆さまからのアンケートや、作成したデザイン案はパブリックコメントを実施し、皆さまからのご意見をいただき、新たな松江駅前の形を皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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