市長定例記者会見議事録(全文)

更新日:2023年02月01日

令和4年11月議会補正予算

今回の補正予算の総額といたしましては33億4,051万円、第7号の補正予算となります。この33億円のうちの19億2,338万というのが財務調整に係る補正としておりますが、例年9月の決算認定を踏まえましてこの11月補正で毎年実施している補正ということになります。これが20億弱でございますので、残りの13億というのが今回の補正の中身ということになり、そのうちの3億3,172万円というのが新型コロナウイルス感染症対策、そして電力・ガス・食料品等の価格高騰対策となります。一番金額が大きいのがこの地域の事業者を支援するという項目で4億2,637万円、それに次いで感染症の拡大防止、医療体制の整備で7,736万円、物価高騰・感染症対策のための各種事業ということで4,490万円。こちらの事業費の確定に伴う減額というのは、コロナ交付金による支援金を計上しておりました。これが確定して、この2億1,691万円円がその見込額よりも少なくて済んだということで減額させていただいております。

その他の政策的事業として10億8,541万円ございます。このうち大きいものとしてその他とございますが、今回コロナの対応で必要が生じた職員の人件費の増額、そして燃料高騰等に伴う公共施設の電気・ガス料金の増額などで4億5,800万円、災害復旧に係る事業が4億1,004万円、「どだいづくり」として健康・医療、安心・安全、社会資本整備の項目で2億1,737万円となっております。これらについて、詳細を主なものを説明させていただきます。

まず、最初が新型コロナウイルスワクチンの接種に係る体制整備です。今回補正予算に計上させていただきますのは、生後6か月から4歳までの乳幼児を対象とするコロナワクチンの接種についてです。対象は今申し上げたとおりで、努力義務が課されております。専用の乳幼児用ファイザー製のワクチンを使用し、接種間隔が3回のうちの1回目と2回目の間は3週間、2回目と3回目の間は8週間となっております。集団接種会場が市立病院のがんセンターで、11月19日から接種を開始しているというところです。そのほか引き続き接種を実施しておりますので、こちらもご参照いただいて接種の検討をお願いできればと考えております。こちらに7,736万円という補正予算を計上しております。

次が、肥料価格の高騰の影響を受ける販売農家を支援するものです。これは国、県の9月補正予算に対応しての予算計上ということになります。肥料価格の高騰による農業経営への影響を緩和するために、国、県と協調して化学肥料の低減に取り組む販売農家に対して経費の一部を支援するというものです。対象経費としては、今年6月から10月に購入した秋用の肥料と、11月から来年の5月に購入する予定である春用の肥料の購入経費ということになります。国がその購入経費の前年からの増加分についての70%、県が15%を支援する形になり、残りの部分15%を市ということで、この追加の高騰分については100%が補助を受けられる制度になっています。

続きまして、「MATSUE起業エコシステム」による創業支援です。これは島根県の信用保証協会と連携させていただき、借入れを民間事業者が立てられるとき、具体的には創業5年未満の事業者が融資を受ける際に支払っております信用保証料につきまして、保証協会と松江市で負担をすることで保証料ゼロという形で資金調達を支援し、結果として創業、起業を支援するというものです。通常、保証料率というのは0.91%となっておりますが、このうちの0.46%を保証協会が、市が0.45%を持ちます。今回初めての取り組みでして、1月から3月にまずは試行してみて、ニーズを把握していきたいと思っておりますが、大体年間で50件の見込みを立て、そのうちの今回は3か月ですので、4分の1程度ということで100万円を計上しています。

続いて、保育園等での栄養バランスの取れたおいしい給食の安定的な提供のための予算です。9月補正予算で幼稚園、小学校、中学校の給食費の増加分についての手当てを行いました。それと同様の取り組みで、物価高騰に伴って保護者の皆さんの負担分が増えないように手当てをするものとなります。対象施設が76、対象となる園児の概数が6,242人分となり、事業費が910万円となっております。

次に、市民生活に必要な公共交通の支援です。2つに大きく分けており、一畑バス、松江市交通局に対し、それぞれ2億円ずつということで事業費は4億427万円となっております。コロナの状況の中で、利用者が減少している市内路線バス事業者に対する援助を行い、間接的に市民生活に必要な公共交通を確保するといった狙いです。

次が電力・ガス・食料品等価格高騰対策、感染症対策に係る経費で、まず前者のほうは2,285万円を計上しております。具体的な事業の例としては、農業用ハウス整備の補助、ハウス関連の資材購入補助というところです。感染症対策経費については、保健所の事務用品などの消耗品購入、市内の専門学校への感染症対策経費の支援、消防本部の庁舎における感染予防に関する施設改修のための支援といったところを予定しています。

次に「どだいづくり」で、子供たちを感染症から守り、健やかな成長を支援するための事業費として5,919万円を計上しております。日本脳炎と子宮頸がんの予防ワクチン、これは定期的な接種あるいはキャッチアップ接種と呼ばれる接種を行うための予算で、当初予算にも計上しておりましたが、不足が発生しておりますので追加で今回補正をするものとなります。また、子宮頸がん予防ワクチンの接種費用の払戻しですが、国の方針で接種費用を既に自分で払っている方に対して、その払戻しをするということで、準備を進めておりまして、それを手当てするものです。いずれについても接種費用を賄うというものになりますので、ぜひ該当する方はご確認いただければと思います。

次が「どだいづくり」の新庁舎建設に係る資材価格上昇等への対応ですが、これは次の項目で詳細について説明をしますが、もともと150億円でしたが、補正額が5億7,500万円で、そのうちの1億5,818万円を今回の補正予算として盛り込むこととしています。後ほど詳しくご説明します。

最後が災害復旧に係る事業です。令和3年の7月、8月に発生した大雨によって被災した箇所の復旧を今も続けております。今回の補正予算では、公共土木施設、林地崩壊防止、農林水産施設について4億1,004万円を事業費として計上しております。

新庁舎建設にかかる建設資材価格の上昇等への対応

新庁舎の建設に係ります建設資材価格の高騰と上昇による対応について、ご説明します。

今回1億5,818万円を補正予算として計上します。全体で150億円に補正として令和4年度から7年度に5億7,500万円を追加して、新庁舎の建設としては155億7,500万円で実行していくという方針を立てております。それぞれ建築、電気、機械と分けておりますが、この金額については変動の可能性があるものですが、この金額を上回って変動するということは想定されておりません。

今回の背景についてご説明します。まず、主要な建設資材物価の動向について、グラフにまとめております。今回の新庁舎の工事に着手したのが2020年の12月で今年の9月までの推移になっております。主要資材の物価がどう変動しているかということで、2019年からスタートしておりますが、2011年を100として指数で見たときの推移でして、2019年から21年あたりを見ていくと、大体その各資材種目、合板・木材・鉄・鋼管・石・砂利・電線・生コン・ガラス等ですが、横ばいで推移しておりました。この鋼材は逆に少し安くなっていたという状況でしたが、2020年12月の着工以降、右肩上がりに、主要資材の価格が上昇している状況になっています。2020年の12月と2022年の9月を比べてみたときに、例えばこの建設工事の中で一番使っている鉄というのがこの鋼材となりますけども、この価格は1.7倍になっていますし、一番高いところで見ますと合板が2倍以上になっており、それぞれの資材がいずれも高くなっている、価格が上昇している状況です。

そういった資材価格の高騰を受けモデルとなる工事費がどのように上がっているかということで、鉄骨造りの非住宅の場合の動向を追ったものとなります。これは2015年を100として捉え、2020年の12月、今回の工事に着工した時点からこの2022年の8月に1.09倍に上昇している形になります。これは建設資材物価の上昇に伴うものということで捉えています。

一方で、松江市が手がけております公共工事については、スライド条項という契約上の条項が入っております。これは松江市に限らず、国、地方自治体また政府関係機関が発注する場合に、その工事の中に入れることが基本となっているものです。具体的に申し上げますと公共工事標準請負契約約款というものがあり、昭和25年に策定して以来これを用いて契約の締結をしております。建設工事における請負契約関係の片務性、片方に負いがあるような形にならないよう片務性を排除するということ、不明確性を是正するということが明文化されたのに伴いまして、この契約約款の中に物価が変動した場合には請負代金を変更する、いわゆるスライド条項というのが盛り込まれております。現行の契約約款においては、第26条にスライド条項が規定されております。松江市においては、最初に申し上げましたように全ての建設工事においてこの約款を採用して、スライド条項を組み入れています。

今回のこのインフレスライド条項、契約約款の第26条の第6項になりますが、工事費の変更の考え方となります。既に施工している部分については、材料の調達も終わっていますので変更の余地はないですが、まだ着手していない工事について、ここを基準日として考えたときに、これは工事の進捗として、土の工事、くいの工事、地下から始めて免震、鉄骨の躯体の工事をやっていきます。屋根と外装をやっていきます。建具、金属というふうに工事が流れていくわけですね。今回、鉄骨の躯体以降というのはまだ未着手の部分がございます。当初工事費として想定してたのがこの青い部分でして、それに今回の資材高騰等を受けて増額になった変更になった部分というのが、この少し薄いオレンジの部分ということになります。多いのが鉄骨の躯体、地下の躯体、金属ということで、特に鋼材の値上がりの影響を受けまして工事費が増額になってきているということが見てとれるかと思います。

そして変更額を算出するに当たっては、これも国土交通省が出しておりますマニュアルがございまして、それに準拠する形で計算をしております。未着手部分の工事費の増額の合計からその1%分というのは事業者が負担することになっておりまして、それを差し引いたものが変更額ということになっております。1%分を差し引いた変更額に若干の余裕を持たせた数字というのが5億7,500万という数字になります。

ただ、この変更に当たっては単純に物価が高くなった部分を織り込んでいるのみならず、契約者、受注をしていただいた方との間での調整をしております。受注者側でも相当な工夫をしていただいておりまして、我々からも新しいアイデアも出しながら、できるだけ工事費の削減、縮減のための努力をしているところでございます。スライド条項の適用による工事費の変更に合わせまして建物の機能性を落とさずコストを下げられる努力、工夫というのを幾つか実行しております。例えば1階の床裏の断熱材の仕様の変更、執務室の天井仕上げの工法の工夫、外部メンテナンス用の建材等の仕様を変更するといった努力をしておりまして、その結果、今回この補正の金額になっております。

150億に対して今回の4年度から7年度の補正というのが5億7,500万、補正後が155億7,500万という数字になる見込みで、今年度につきましては、1億5,818万円の補正予算を計上させていただいているところでございます。

田和山史跡公園の改修工事

田和山史跡公園の改修工事についてです。田和山史跡公園は2005年のオープンから17年が経過し、現在様々な課題が出てきています。1つ目は木製の橋が老朽化し、安全上の問題が出てきています。2つ目は公園に照明を備えていないことから特に夜が暗く、階段が多い場所もございますので安全面から利用しづらい面があるのと、当然防犯上の問題もあります。3つ目として、山頂から乃木の町並みや宍道湖が一望できる場所になっていますが、木がちょっと成長し過ぎて視界を遮り眺望が台なしになっている状況もございます。

今回、再整備をする目的は、この史跡公園を継続して安心安全に利用できる施設とするということです。具体的には危険箇所の補修や老朽化した設備の改修、また機能強化、長寿命化のための改修というのを行います。

再整備の内容ですが、事業期間は令和4年度から9年度までの6年間という長い工事となります。主な工事内容は老朽化した木製の橋、手すりなどの改修、夜間照明の設置とライトアップ、眺望を妨げている樹木の伐採、またAR、VRを活用した映像展示を予定しています。

基本方針として、工事に取りかかるに当たり、できるだけ利用者の皆様が今と変わらず利用できる形というのを念頭に置いています。利用者が少ない冬場の工事と史跡公園をブロックごとに分け順次工事を行うことで、工事期間中もできるだけ山頂までの立ち入りを可能としたいと思っております。また、いつからここは使えないというような周知についても徹底していきたいと考えています。

令和4年度以降の工事計画です。この黄色い部分が立入りを制限するエリアで、赤い部分が工事をするエリアということになります。11月24日から来年の3月30日まで最初の工事を行いますので、園内の全域の立入りができなくなります。ただし、年末年始は初日の出を見る会というのも毎年開催されておりまして、このときは工事を一部止め西側の進入路から入ることを可能とします。よって、元旦に恒例で行われている初日の出を見る会も開催し、初日の出、御来光を見ていただくことが可能になります。

令和5年、6年は、黄色い部分が立入りの制限エリアとなり、この青の動線を通って山頂部に立ち入っていただくことができます。7年度、8年度は工事箇所がちょっと変わってまいります。この青の動線を使っていただいて山頂部までの立入りはできる状況になります。8年度は山頂部の整備を行う予定ですので山頂部に立入りができない状況になることをお含みおきください。9年度において最終的に多目的広場、駐車場等の整備を行います。

AR、VRの映像展示についても並行して整備を進めてまいります。これは同志社大学と現在共同研究をしておりますAR、VRの技術を用いたものでして、松江歴史館において松江城への登閣をVRで実施し、実際にこの夏休みから一般の皆様にも体験いただいております。それを今回この田和山にも広げ、現在の田和山の山頂から見た宍道湖側を見た時に、恐らく昔はこういった地形であっただろうと。これはちょっと絵を描いてみたものですが、これをリアルに文献による研究等をした上で、弥生時代がどういうふうになっていたかということが見えるようにVR、ARを活用してまいります。例えば弥生時代の松江はこうだったよと。今住んでるところって湖だったんだね、あるいは海だったんだねということが見えるような、またそういった仕組みを考えていきたいと思っています。

もう一つは竪穴住居についても復元映像の展示をしていくことを考えています。こちらは令和5年度、令和6年度に実施する予定です。遺構にタブレットをかざすと、当時の住居の姿や構造が見られるという工夫を施していきたいと考えておりまして、弥生時代の人が実際出てきてどういった生活をしていたのかということも分かるような仕組みを整えていきたいと考えております。こうした取り組みを通じて、特に子供たちの学習効果を上げる、今タブレット端末も配付をしていますので、そういった技術を活用してできるだけ学習効果があるような形の映像展示というのを検討してまいります。

最後に、完成後のこの田和山の史跡公園のイメージです。現状、外から見ますと樹木に覆い隠されて何があるのか分からない状態なんですが、完成後の昼のイメージと夜のイメージということで、ライトアップ等も行うことを予定しています。「たわやまん」というキャラクターがございますので、皆様もぜひお見知りおきください。ご理解、ご協力のほど、何とぞよろしくお願いいたします。

「松江市の歌」でエクササイズ(体操)!

現在、松江市は健康の増進に向けまして「第2次健康まつえ21基本計画」というのを設けております。しかしながら、市民アンケートをしますと運動、スポーツを通じた健康づくりに取り組んでいらっしゃる松江市民の方の割合というのが2021年度で41%、4割の方しか取り組んでいないという低い状況にあります。より松江市民が健康になって健康寿命も延ばしていくということを念頭に置き、「松江市の歌」、これは皆さん耳なじみがおありになると思います。これによるエクササイズ、体操のことですね、これを考案いたしました。日常生活の中で気軽に、そして楽しみながら健康づくりに励んでいくための仕組みというのを整えていきたいと考えております。

具体的には、「松江市の歌」でエクササイズを佐藤弘道お兄さんにつくっていただきました。NHKの「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんでして、医学博士も持っていらっしゃいます。全国で親子体操教室や指導、実技研修会などを開催されている著名な方でいらっしゃいます。

これの、お披露目をしたいと思っておりまして、来月14日の夕方からある、島根スサノオノマジックと大阪エヴェッサとのBリーグの一戦においてハーフタイムのときに「松江市の歌でエクササイズ」を披露する予定です。ひろみちお兄さんと皆美が丘女子高のバスケットボール部、そしてダンス部が共演するような形で体操を初披露させていただきますので、皆様ぜひお楽しみにしていただきたいです。

今後、動画のリリース等を含めて検討しておりまして、「松江市の歌」、あの歌が流れたら、自然と体が踊り出すというような1年後、2年後をつくってまいりたいと考えているところでございます。

新型コロナウイルス感染の状況

新型コロナウイルスの感染状況について、目下のところをご説明します。令和2年4月からの月別の感染者数です。8月の1か月の累計の感染者数が9,720名でした。そこから大きく9月に減りまして10月にも減りましたが、11月は9月に迫る勢いで現在2,675人となっているところです。1日当たりの感染数で見てみますと、8月が313人だったのが9月には111人、10月には46人と少なくなってきましたが、11月には現時点で133人になっています。

感染者数の推移について、1週間の移動平均を取ったものとなります。前週と比べたときにどれぐらい増えているか減っているかということです。赤線が引いてありますが、この線が1倍のところでして、前の週と比べたときに増えていれば上のほうに、減っていれば下のほうになり、10月のあたりまでは前週に比べて半分になっているという形で減っていました。それが10月の半ばから反転するような形で2倍近くになっておりまして、それが少しずつ、11月中旬になって落ち着いてきたという状況です。直近で見ると1.12、1.07、1.04といった数字で、前週よりは多くなっておりますが、極端には多くなってはいないという状況です。

世代別の感染者数を見てまいりますと、10歳から19歳の割合が非常に高くなっていることが見てとれます。それに続くのがゼロ歳から9歳ということで、今までご説明してきた傾向と変わっているものではなく、19歳以下の方の感染が多くなっているという状況です。

そうした中で、何か抜本的な新しい感染対策があるということではございません。基本的な感染症防止対策を今後も引き続き行っていくということが最も有効であると捉えております。ここに4つ掲げさせていただいており、あえてもう一度繰り返させていただきます。

まず、1つ目は冬場になってまいりました。換気がおろそかになりがちと指摘をされております。防寒をしつつ暖房器具の使用時も定期的に換気に心がけてまいりましょう。2方向の窓を開けて、空気の流れをつくることが大切です。そして、手洗いなどの手指消毒を継続してまいりましょう。また、場面に応じてマスクを着用していくということと、少しでも体調不良を感じたときには仕事や学校を休みましょう。かかりつけ医に相談し受診をしましょう。積極的に検査を受けましょうということで、皆様にはいま一度周知をさせていただきます。

また、コロナの感染状況につきましては、今後の状況に応じた形でこうして情報提供させていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

質疑応答

(山陰中央新報)「松江市の歌」でエクササイズを考案されたということですが、なぜこの「松江市の歌」にスポットを当てて、なぜ、ひろみちお兄さんにお願いしたかというところを教えていただけますでしょうか。

(上定市長)まず、「松江市の歌」は合併を機に松江市のまとまり、団結力というのを強めていこうということでつくられ、それが随分浸透してきた感はあるかと思います。今回、松江市民全体の健康づくりを考えたときに、何らかのリズムに乗せて松江市ならではの体操ができればという発案が昨年度に職員からありました。そこでいろいろ話していく中で、新たに何か曲をつくってというよりは、なじみのあるこの「松江市の歌」をうまく活用して健康づくりにつなげていくのがよいのではないか。それがそもそもの「松江市の歌」の制定の目的でもある松江市としてのまとまり、団結力というのをさらに増進させることが期待できるのではないかということで取り組んでまいったところです。そうした中で、どういった方にそれをつくっていただいたり、あるいは指導していただいたらいいかということを検討していく中で、知名度があって皆さんが親しみやすくてといったところで何人かの候補を挙げていましたが、その中で金額的なところも含めてオファーするなかで、ちょうどマッチしたというのが佐藤弘道さんでした。いつのタイミングでお披露目をするかといったことまで含めていろいろ調整した、結果として12月14日にお披露目ができる形になったということです。

(山陰中央新報)お披露目をして、その後、動画の公開などもあると思いますが、例えばひろみちお兄さんが実際指導したりといった機会はあるんでしょうか。

(上定市長)まだいつお願いするというのが決まっているわけではないですけれども、そういったこともお願いしたいという意向は伝えさせていただいています。

実際皆さんに踊っていただいて、例えば「恋するフォーチュンクッキー」のダンスを皆さんでつなげていくようなことが一時期、地域おこしの一環も兼ねてやられていたところもあると思いますが、そういった取り組みにつなげていけるといいなと思っていまして、そのために動画でひろみちお兄さんが踊っていらっしゃるのを配信するとともに、できれば、ひろみちお兄さんあるいはほかの指導者の方に来ていただいて、例えば運動会の機会であるとか何かイベントの機会であるとか、そういったところでみんなが踊れるような体操になっていけばいいなという思いは持っています。今後もそういった調整を進めてまいりたいと考えております。

(山陰中央新報)非常にゆったりとした音楽だと思うんですが、どういった感じの体操になるんでしょうか。

(上定市長)ポップな感じになっておりまして、原曲はとどめておりますので、聞いてもらったら「松江市の歌」だと分かると思います。そんな激しいロックな感じではなくて、お子さんから年配の方まで踊れるというような、椅子に座ってもできるような、そういった内容で構成していただいております。

(山陰中央新報)新庁舎建設のことに関して確認と質問ですが、総事業費は当初150億円と見込でいたものが、建築資材の価格高騰などを受けて5億7,500万円増えて155億7,500万円になるという認識でよろしいですか。

(上定市長)はい、結構です。

(山陰中央新報)この金額に関して、市長はどう評価していらっしゃいますか。

(上定市長)これは私が市長に就任する際の選挙戦においても、一つの議論になったものだったと認識しています。まず、工事費自体が増加している状況については、松江市も財政に余裕があってその中でたくさん新規の箱物をどんどん取得できるという状況ではございませんので、工事費を抑える努力は欠かせないものと考えていますし、一方で物価の高騰ということ自体がコントロールできない面もあります。このスライド条項というのは契約内容に折り込まれていたものですので、それを反故にすることは当然できないという状況です。その中で、漫然と物価が上昇しました、じゃあたくさんの金額払わなきゃいけない、税金を投入しなければとやるのではなく、建設工事業者あるいは電気・機械設備等を請け負っている業者の方にも知恵をいろいろ出していただき、公共施設ですので一定の性能は保ちつつも、実際に造り込んでいく過程においてある程度工夫の余地もありましたので、そういった意見をたくさん出していただき、できるだけ工事費を節減していく努力は行っております。その中で、長い時間をかけ調整した結果として今回出てきた数字でして、これはある種市民の皆様に対する今後の行政サービスを円滑に提供していくためには現時点で必要な予算と考えておりまして、そのご理解をいただくべく今回も11月議会で議員の皆様と議論してまいりたいと考えております。

(山陰中央新報)その総事業費というのは市民の関心がいまだに高いと感じておりますが、説明についてはどのようにしていかれますか。

(上定市長)そうですね、議員の皆様からのご質問もいただけると思っておりますし、私も議会に予算を上程しますので当然説明は尽くそうと思っています。もう一つ申し上げておきたいのは、市庁舎を建てることが目的ではなく、来年の5月に1期工事が完了して一部が供用開始しますが、どのように市民の皆様に使っていただけるか、親しみを持って、単なるオフィススペースではなくて市民の皆さんのための庁舎ですし、市民の皆さんに来ていただいてそこで行政サービスも受けていただき、それだけではなくてにぎわいや憩いや集いの場にしていくということを考えています。そのためのワークショップ、市民の皆さんと対話をしながらどういった活用がいいかの検討に今後取り組んでまいります。今回一気に竣工するわけではなく少しずつ、これはコストの削減も含めてなんですが、現状私たちいるところは古いままですが、今新築工事が進んでいます。そちらが完成した来年5月以降にまた取り壊してだんだん造っていくということで段階的に竣工していきますので、できたものを実際に使いながら、またそこで運用の改善を図っていきたいと思っておりまして、そういった取り組みを今検討しております。ですので、モデルケース的にできるだけ市民の皆さん、あるいは民間企業の皆さんを募って手を挙げていただいて、具体的にこう活用できるよっていう展開にできないかなと思っています。市の職員のみで考えるのではなくて市民の皆さんにも自分たちの活用したい方法を提案していただいたり、できることできないことというのをそこでまたいろいろ協議するというプロセスを経て、市民の皆さんが利用する、活用できる市役所。費用対効果ということかもしれませんが、お金をしっかりかけた上でしっかりと使っていくといったところまで循環できるような新庁舎にしていきたいと考えています。

(山陰中央新報)市民への説明としては、議会でもされるとは思いますが、議会を全て市民が見ているわけではないと思いますが、その辺の説明に関してはどのようにしていかれるお考えですか。

(上定市長)今までの新庁舎を造っていきましたという流れ、そこから具体的にどういうふうに使っていきましょうという話になりますので、先ほど申し上げたワークショップなどにおいてはこれまでの経緯だとか、市として考えていること、百五十数億をかけていいものを造り、それをどう活用したいと考えているかといったところが伝わるような形でのコミュニケーションを図ってまいりたいと考えています。

(山陰中央新報)増額分に関しても今後市民にもしっかり説明していかれますし、利活用の部分もしっかり市民の意見を聞いて、使ってもらえる市役所を目指すということですか。

(上定市長)おっしゃるとおりです。

(NHK)以前の会見で、増額の見込みだという話をされていましたが、今回5億7,500万円の増額という額が初めて出てきたというところで、市長ご自身でこの増額分の額に対する認識ですとか受け止めをお願いします。

(上定市長)その増加した金額で量るというよりは、全体の金額155億7,500万という金額がどうかと判断すべきだ感じておりまして、しっかりお金をかけている部分についてどういった形で運用がなされているかというのはすごく重要だと思っています。今回の増額が重要でないということでは全くないですけども、今回の増額分だけを見るのではなくて新庁舎全体として見たときの予算規模に対して、それでしっかりと市民の皆さんに対するサービス提供ができている状況をつくり出すのが私の使命だと思っておりますので、今後市民の皆さんと利活用方策についての意見交換をした上で、実際にその活用に当たってもそれだけの費用をかけたことに市民の皆さんが納得していただけるような、そういった拠点にしていきたいと思っています。

(NHK)先ほどスライドの説明の中で建設資材の高騰を折れ線グラフでご説明いただき、今回の増額というのは資材価格の高騰というところによるものが大きいという印象を受けましたが、市長ご自身もそういう認識でいらっしゃるのかというところと、かなり外的な社会的な要因の中での影響だと思いますが、その辺りの部分を市民の方にはどういうメッセージでお伝えしていきたいとお考えですか。

(上定市長)資材価格が高騰する要因はいろいろあると思います。それがコロナ禍の影響、あるいはロシアによるウクライナ侵攻、それも含んでですけど円安の影響があったり色々なところが複合的に絡んでいるところであります。エネルギー価格、燃料価格の上昇というのも資材価格の高騰につながっている面があり、製造過程で当然エネルギーを使いますのでそういった複合的な要因があるので、コントロールするのがなかなか難しいというところが実際はあります。実際コントロールするのが難しいので、一方的に不利益となることがないようにスライド条項というのができているというのも事実としてあります。今回そういった複合的な要因の中ではありますが予想よりも随分速い速度で物価が高騰しているというところもありますので、今後の経済動向、地域経済についての在り方というのをまず注視し、それに必要な対策を打っていかなければと考えているところでして、新庁舎の建設に当たっても外的要因が多く、かつご指摘のとおり資材価格の高騰によるところが大きいというのは事実と受け止めております。

(NHK)工事内容等の見直しでコストを圧縮をしてこられたということですが、引き続きのコストダウンへの努力というか取り組みに対する市長の認識を教えてください。

(上定市長)現状当然設計図面があって、それをもとに建設工事を進めているわけですが、ベストのもので取り組んでいるという認識を持っています。ただ、実際に工事していく過程において、もともと予想していなかったような例えば工法が使えるような状況だと分かったり、やってみるとこことここの部分、効率的につないで工事をしていくことができるとかいうことも実際あるんですね。そこは実際施工されている専門家の皆さんと引き続き協議をしながら、そういった工夫できる部分についてはどこまでやって終わりということがございませんので、緊密に連携を図りながらできるだけ工事費の縮減はしつつ、かといってそこで工事費をあえて下げて適当なものを造るということはあり得ませんので、お互い知恵を出し合ってよりよいものをよりコストをかけずに造っていくという努力は今後とも引き続き取り組んでいきたいと思っております。

(朝日新聞)先日の定例会見でもこの追加になるという話は聞きましたが、関心が高い事業だけに丁寧な説明をなさるというお答えだったと思いますが、その気持ちに変わりはないですねということと、市民への理解を求める上でどのような方向で具体的になさるんでしょうか。

(上定市長)新庁舎の建設だけではないですが、新たな予算項目を立てる。これは国からのお金ももちろんありますが、当然市民の皆様からいただいている税金を執行していくという過程ですので、新庁舎建設にかかわらず丁寧な分かりやすい説明に努めるということは当然のことと受け止めております。その上で、まさにご指摘いただいたとおり資材価格の高騰は新庁舎の話だけではなくて、市民の皆様の生活に大きく影を落としていることだと思います。当然物価が上がるのに合わせて景気がよくなって、インフレが進んでいくというのは物価が上がるだけではなくて経済がよくなっていって、出る側だけじゃなくて当然入ってくるほう、収入が増えなきゃいけないんですが、これも民間企業の皆さんにいろいろお話を聞いているんですが、資材価格の高騰、エネルギー価格が上がったというのを販売価格のほうに転嫁していくことまではできていないという状況があります。ですので、今後実際経済を回していって収入を増やしていくことで地域経済を回復から成長に結びつけていかなきゃいけないという思いを持っております。例えば給食費のところで、今回は手当てをし上がらないようにするつもりですが、実際それが市民の皆さん一人一人の負担になってくるという状況になりますので、全体を考えたときに非常に速いスピードで色々なことが変わろうとしているので、そこについていくためには一定の予算措置というのはやっぱり必要だと思います。競争原理の中で市場に合わせて早く価格転嫁しなさいということがなかなか今このスピードの中では求めづらい状況にあると認識していますので、ある程度の財政出動も含めて、今回の補正予算もそうですけども必要な手当てをしていかなければいけないと考えています。

(朝日新聞)議会で説明されるということですが、市民へはこういう会見の場を活用される、あと市報などでということでしょうか。

(上定市長)そうですね、新庁舎の建設にかかわらないですが、今までSNSなども活用しながら情報提供についてはきめ細かくやってきているつもりではありますが、ぜひ皆様からも例えばこういう形でやったらもっと分かりやすいのではということがあればご提案もいただければと思いますし、市民の皆様により的確に分かりやすく説明を色々な媒体でしていくということは今後も心がけてまいりたいと考えています。

(中国新聞)この増額分に関しての内容に特化した何か説明会みたいなものは特に設ける予定はないということでよろしいですか。

(上定市長)はい、特化したものを設ける予定はありません。ただ、ワークショップのような、市民の皆さんと今後の利活用について考える機会というのは積極的に設けていきたいと思っておりますので、その際にこれまでの経緯として触れさせていただくと思っているところです。

(中国新聞)工事内容等の見直しはスライド条項適用による工事変更に併せてということなので、こういった額の変更に合わせて見直しをしたものだと思いますが、新庁舎建設の工事が始まってからこういった恒常的な見直しをしていたのか、今回の物価高だったりこういった影響を受けて見直しをされたのか、どちらでしょうか。

(上定市長)実際はさきのスライド条項に引っかからなければ、あるい1%までのところにとどまっていれば建設工事費あるいは機械設備等の工事費を見直す必要はないんですね。今回は見直すことになったことの一つの大きな理由ではあります。ただ、実際にその工事を進めるに当たって、先ほど申し上げた最初に予想していないような事象が出てくることがあり得ますので、そのときに双方の同意に基づいて変更するということはあり得ます。今回は、スライド条項もヒットし、その見直しをしていく上で基本的に減額できるものと、増額しなくてはいけないものも出てきています。その差引きで減額になるような努力をしているということになりますが、必要な見直しを重ねていくことは今後も取り組んでまいりたいと考えています。

(中国新聞)ここに上げていただいている断熱材の仕様だったり、執務室天井仕上げの工法の変更だったりということも全て含めた上で変更額が算出されているという理解でよろしいですか。

(上定市長)そのとおりです。

(読売新聞)コロナワクチンについて、乳幼児について補正予算に計上ということですけど、いつから開始予定ですか。

(上定市長)11月日から開始をしております。

(読売新聞)努力義務ということですけれども、市長としては乳幼児接種についてどう考えていただけたらと思っておられますか。

(上定市長)最終的な判断はその保護者の方と考えておりますが、最初から実際努力義務が課されていたわけではなく、色々な研究の成果として結果的に努力義務というのが課されたものという認識を持っておりまして、努力義務が課されているということを市民の皆さんが受け取っていただいた上での検討が図られるべきと考えています。

(読売新聞)できる限り接種してほしいのか、個々人の判断かというとどっちですか。

(上定市長)接種については予防の効果があるということが、これは乳幼児も含めて認められていますので、ただそれに対する抵抗感がある人に無理強いするということは全く考えておりませんので最終的には個々の判断になると思います。ワクチン接種をすることで実際の罹患の可能性や、重症化リスクが低減されるということを考慮した上での検討を図っていただきたいと考えています。

(共同通信)12月5日に市民団体が新庁舎の差し止めを訴えている裁判の判決があります。それについて市長はご存じですか。

(上定市長)もちろんです。

(共同通信)その判決を受けて、市としての判断が何か変わるところであったりしますか。

(上定市長)司法の判断というのがあった上で検討していくことになろうかと思います。今の段階で何か予断をもってこうしたいということはありません。

(日経新聞)市庁舎の額について、これを上回って変動する可能性は想定していないとおっしゃっていましたが、これ以上増えることはないということですか。

(上定市長)今後、長期的なところでは増えることが可能性としてないわけではないです。「変更契約額については、受注者との協議結果により金額が変わることがあります」となっています。順番としては、最初に工事業者から請求をいただく形になり、その上で調整をするので、その請求の金額を上回る変更というのはないです。これはその請求の金額を加味した上で今回補正しておりまして、この電気設備と機械設備についてはまだ最終的に数字が決着しているものではありませんが、これよりも増えるということは見込まれていない。建築工事のほうはこの金額でもう決まっているということでして、今回の補正予算の金額を上回ることはないということが言えます。

(日経新聞)この建設資材、物価の動向で根拠として示されたのがありますが、合板と木製品とホットコイルがすごく上がっていますが、これを単費スライドと全体スライドと組み合わせたほうが市の負担は減ったと思いますがいかがですか。

(新庁舎整備課長)スライド条項を幾つか組み合わせてというご質問だと思いますが、3つの条項のいずれかをその状況において適用するということになっておりまして、今回インフレスライドを適用したのは、この2月、3月のところで国が非常に急激な物価の高騰があるから条件が合うものについてはインフレスライドを適用して請求があったら対応しなさいという過程がありますので、このたびはインフレスライドのみで調整したということです。

(日経新聞)国のそういう方針があったからということですか。

(新庁舎整備課長)その通りです。

(山陰放送)新庁舎の今回の補正の予算としては、1億5,818万円ということで、令和5年から7年にかけて残りの額を計上していかれると思います。これは年度内の予算の配分を見てなだらかに全ての年度で計上していくという感じなのか、今回のこの額になった理由がありますか。

(上定市長)工事の進捗が支払いのところにも関わってきますので、その年度のスケジュールの中で支払いの金額というのを年度ごとに設定している状況で、今年度の支払いに当たる数字ということで計上しています。

(山陰放送)工事のスケジュールに合わせてその年度に支出するであろう追加の差を計上されていくという。

(上定市長)そうですね、工事の進捗に合わせて支払いのスケジュールが立てられていますので、それに合わせた形での年度予算を計上していくということになります。

(山陰中央新報)今後も物価が上昇し続ければ必然的に工事費も上がってくるとい予測がつきますが、今後これよりも増える可能性というのはありますか。

(上定市長)可能性があるかないかといえば、あると思います。このスライド条項というのはいわゆる1回きりということではありませんので、今後のまた物価の見通しというのは当然見ながら、ほかの経済対策ももちろん含めてですが考えていかなければいけませんし、そのときにはこの新庁舎の話だけではないですが、市民の皆さんへ十分な説明をした上で検討していきたいと思っております。

(共同通信)松江地裁の判決について、それを受けて市長のコメントを出す予定がありますか。

(上定市長)内容にもよりますね。メディアの皆様からのお求めがあればというところもあります。

(共同通信)今のところで出す出さないは。

(上定市長)そうですね、出すということを決めているわけでもありません。

(NHK)新型コロナ関連で、第八波などと言われているような状況が昨今ある中で、一方では旅行支援の影響でかなり宿泊客戻ってきている、かなり人が戻ってきている印象です。感染拡大の一方で人流を促す施策。2つの状況が走っている状態だと思いますが、市長としては今の状況をどう捉えていらっしゃいますか。

(上定市長)今後も一進一退は繰り返していくイメージは持っていて、例えば、前の週と比べたときに11月の上旬のように2倍でずっと増え続けているような状況があれば、経済の動きをある程度止めるということも含めて検討せざるを得ないケースが想定されたと思いますが、今一番高かったところからは下がってきている状況が見てとれるんですね。コロナの対応していく際に防戦一方で、守りに回っているという形だけではなかなか今後の我々の生活のイメージも前向きなものが掲げていきにくいと思います。ですので、いかに工夫してうまく両立を図っていくか、感染予防の面とその経済を回していく、市民の生活を確保していくという面については常に両立が必要だと思っています。ただ例えばまた変異株が出てきて重症化リスクが高まるとか死亡率が高まるとか、そういったことがあったときにはこれは経済のほうのブレーキを踏んでいかざるを得ないと思うので、そこら辺はかなり注視して見ているところではあります。経済活動との両立をうまく図っていくべく市民の皆様には現在の状況を的確にお伝えして的確な対策も取っていただきたいですし、一方で経済を回していくための努力というのも補正予算で手当てできるところについてはできるだけ速やかに手当てをすることで経済の回復を促していきたいという考えに変わりはありません。

(山陰中央新報)新庁舎建設に関して、これは市議会で補正予算が通ればその後に受注者と契約変更の手続を行うというイメージでよろしいですか。

(上定市長)そのとおりです。

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